一昨年、その友人から秋になると悩んだり不眠になると相談されました。
何もかも幸せが揃っていて、何が悩みなのか問ってみると「何が何か分からないが気持ちが落ち込み、動けなくなる」との事。
気分転換に我が家にお招きしたり、お弁当を届けたりしましたが簡単にはいきません。
お子様は海外勤務と遠隔地に住んでおられ、簡単には会えません。
昨年、思い切って心療内科に行く事をお勧めし、受診されました。やはり心だけの問題ではなく、脳内のホルモンやたんぱく質等々様々な要因から発病されたそうで、薬も出ました。そして回復して安心していました。
一昨日、電話でまた悩んだり不調の波が来たとの事。まずは病院に行く事をお勧めして、またお弁当を届けるお約束をしました。
先日、お風邪を拗らせていた為、お弁当を届けた友人はすっかりお元気になりました。
心の風邪はなかなか思うようにいきません。
友人に新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」の話をして、皆幸せそうに見えてもその殻の中には様々な悲しみや悩みを抱えている。人間も皆それぞれ悩みや苦しみは有りますよと言ってみました。
この本は美智子様も読書についての講演で話され、ご存知の方も多いと思います。
友人の全てを知っている訳ではないので、簡単にはいかないと思いますが、私のお弁当やサンドイッチで少しでも元気になってくれるならと下手ですが腕を奮ってみます。