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The Goal Is Soul

~りずむ♪でくるくる日記~

MY FAVORITE GEAR VOL.23 ~G&L INVADER~

2010-03-07 09:51:10 | 楽器



 80年代中旬ごろのG&L INVADERです。
 このINVADERですが、80年代のハードロック・ヘビーメタル全盛時代の中で誕生したギターです。
 
 このINVADERは、SUPERHAWK、RAMPAGEと同時期に発表されています。
 3機種の同じ仕様としては、シャーラー製のオープンタイプのダブルコイルハムバッカーPUを搭載しているというものです。

 このINVADERについては、写真のとおりでSSHの構成、フロント・ミドルにはMFDのシングルコイルPUが搭載されいます。
 ちなみに、SUPERHAWKについては、2H。RAMPAGEについては、リアにHB1基のみの構成です。
 
 ブリッジは、ケーラートレモロ、コントロールは、ボリュームとトーン。
 トーンは、G&Lの特徴でもあるPTB(トレブルカット&ベースカット)ではなく、トレブルカットオンリーとなっています。
 ミニスイッチは、各PUのON⇔OFFスイッチ。スイッチ操作で7種類の音が出せるようになっています。

 ナット上部には、ストリングロックがあります。
 これはパテントナンバー4517874として特許がとられているものです。

 色はレッドですが、当時の資料を見てみるとRAMPAGE REDという名前の色のようです。

 重量は、約3.8㎏。
 塗りつぶしのソリッドカラーについては、G&Lではソフト・メイプルが使われる例が多いことから、この機種もソフト・メイプルが使われているのではないかと思います。

 ネックについては、ハードロックメイプルで、G&Lお馴染のバイカットネック製法にて作られたもの。
 ネックの塗装については、RAMPAGEとは違い、クリア塗装されたもので、当然ながら、音には微妙な影響を与えているものと思われます。
 
 ヘッドは、80年代のG&Lに多く見られるマッチングヘッド。
 塗りつぶしの塗装の為かロゴは金色のものとなっています。

 指板については、80年代G&Lに多く見られるエボニーです。
 ネックの幅は、広く、指板のアールもフラットで、やはりハードロック寄りな感じの仕様です。

 このINVADERですが、RAMPAGEがジェリー・カントレルの使用で人気があるのに対して、上位機種でありながら、あまり人気がないような気がします。
 現在のG&LでもINVADERという名のモデルは存在するのですが、まったく違うモデルになったようです。

 確かにRAMPAGEは、1PUで潔くかっこいいと個人的には思うのですが、このINAVDERもRAMPAGEの感覚で、さらに応用の利くギターだと思うと、面白いギターなんだと思います。

 そして、その時代の中でベストなギターを作り続けてきたレオの意思が、
このギターにも宿っていると感じさせてくれるのです。


 


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