私の踵は亀の甲羅のように固くなってしまう。
皮膚科の医師は角化症と言った。
治療は保湿だとか。
ワセリンや保湿クリームが処方されて塗っていたが、ワセリンを塗るとベタベタになるので、専用の靴下が必須。
地道に塗っていたが、直ぐに亀の甲羅になってしまう。
これは数ある私のコンプレックスの中でもトップ3!
ひどくなると皮膚科で踵を削ってもらっていたが、通うのが面倒。
そこでカッターを買って自分で処理するようになった。
結構切れるカッターなので力加減が難しいが、慣れれば楽。
身体を屈めて厳しい体勢で踵を削る。
一説には削っては悪化する。と言われているが…この亀の甲羅を放置できない。
結局皮膚科に行っても足湯の後削られるのだもの!同じことさ!
と半ばヤケバチで自己処理している。
いつぞや旅先のプールサイドでその場で施術するマッサージや角質落としのおばさんに声を掛けられた。
2、3人がグループになってそれぞれ、あちこちでプールサイドにいるゲストの声をかけて営業しいるホテルのスタッフ。
私はフットマッサージをお願いした。心地よい刺激と長旅の疲れが飛ぶように楽になった。
するとおばさんに踵の亀の甲羅を指摘され、「是非角質落としを試して!」と勧められた。
拙い英語しか話せない私おばさんのごり押しに負けて角質落としすることになった。
何か冷たい液体を足裏にかけて、カッターで削る。
削ったカスがソーダ鰹の節のようにタオルの上に積もっていく。
私には悟られないように「こんな踵は滅多にないよ〜」とおばさん現地の言葉で話して笑っている。
うーん。残念。私…少しだけ現地の言葉が分かるんだ…^^;
「wait a few minutes 」と言って私の元を離れた。
それを見ていた夫。
「お前の角質のカスを捨てに行ったよ。」と笑っている。
他のゲストが見ていたらどうしよう??顔から火が出る思いがした。
が、その仕上がりにびっくり‼️
まさに文字通り一皮向けたツルッツルな仕上がり。
皮膚科の処理など比べものにならない。最上級の極上な仕上がり。
私も夫もツルッツルになった踵に感動した。
お陰で旅の間気分上々。
あれを日本でもできないものか?と色々探して行ってみたが、あれ以上にはならない…^^;
そして費用も結構かかる。これは馬鹿にならない。
なので今日も私は地道に踵を削っている。苦笑。