誤解の無いように申し上げておくが、これが私の手や踵ではない。
こんな風になれたらどんなに良いだろう…
私の指は変形したばち指。
踵に至っては亀の甲羅みたいな分厚い角質に覆われて、岩石みたいな形状。
現在夫が皮膚科に通い、背中のイボを液体窒素で焼き切る処置を続けている。
とにかくコンプレクス以外の何者でもない踵をなんとかして欲しくて一緒に皮膚科へ行く事にした。
と言ってもこの皮膚科、めちゃくちゃ人気で混む。
全て予約制なのだが、予約のシステムが当日の朝8時からの一斉予約なのだ。
しかもこのコロナ禍。予約人数を制限しているから尚更大変。
夫に予約の操作を任せて、祈るように順番が取れるかを祈るように夫を見つめる。
27番目、28番目。で予約は取れた。やった〜〜!!
しかし朝8時丁度のアクションでこの番号。
1番を引ける人ってどんなスピードで処理しているのだろう??
スマホで現在の診察番号等、状況が見えるので、家の掃除を済ませてから良きタイミングで家を出た。
病院へ到着すると24番の方が呼ばれていた。
おお!良い感じ。
ものの5分と待たないうちに「27番、28番、の〇〇さん一緒にお入りください」
と看護師さんに呼ばれた。
ん?一緒に入るの??聞き間違いではないか??
そう思ったが、一緒に診察室へ。
こんな事なんて滅多ないな…^^;
はじめに夫が背中のイボを液体窒素で焼き。処置修終。
次に私が踵を見せると、医師は「おお、かなりの酷いですね…」と若干引き気味。
以前別の事でかかったことがあるので、私が膠原病(強皮症)である事も記録に残っていた。
どうやら膠原病の患者は血管障害を起こしやすいそうだ。
そして角質化しやすいのも特徴にあると言う。
医師が夫に「お時間ありますか?」と尋ねる。
夫は「はい、大丈夫ですが、何か?」と。
このまま放っておくのもいけないので今から私の踵の角質を削ると言う。
そのためには30分足湯しないといけないようで…
夫は「お願いします」と言って待合室へ戻った。
それから私は処置室へ移動して、デニムを膝まで上げてバケツで足湯。
おお、良い湯加減。気持ち良い。
私はスマホを片手に足湯を楽しんでいた。
足がほぐれるようで血行も良くなっている。
身体も温まり、うっすら汗が。
なんだか極楽。
が!!
そんな極楽気分から急転直下。
急にお腹がギュルギュル言い出した…^^;
マズイ。これは来る…
スマホに集中して気を散らそうとするが、お腹のギュルギュルはヒートアップ。
差し込みまでしてきて、もはや限界…
「何かあったら声かけてください」と、看護師さんが言っていた。
今がその「何かあった」事態だ!!
「すみません」恥ずかしいが声を出した。
「どうしました?」と看護師さんは直ぐきてくれた。
「実はお腹が痛くて…トイレに行きたいのですが…」あ〜あっ。情け無い。
「それは大変ですね。今タオル持ってきますから」と看護師さんがタオルを持ってきてくれて足を拭いてくれた。
膝までデニムをまくりあげたまま、私は待合室を通りトイレへ。
皆さんの視線、夫の視線が痛い…^^;
スッキリした私は再び足湯に戻った。
タイマーが鳴って、足湯終了。
その後ベッドのうつ伏せになり、看護師さんが何やら器具を使って角質を削り始めた。
痛みはない。
ちょっとくすぐったい気持ちだが、どんだけ角質が取れているのか??
何時ぞや旅先のプールサイドで角質取りをしてもらった事がある。
その時のセラピストが呆気に取られるほど取れた角質に笑いが起こった程。
あの「悪夢」が蘇る。
20分くらいだったと思うが、「終わりました」と看護師さん。
医師が確認してOK。
待合室で待ち草臥れた夫に「ごめんごめん」と声をかけて会計を終えた。
隣の薬局で薬を貰って帰宅。
しかし今日は暖かい。
夫がテレビを独占している。
全く興味ない動画を見てご満悦。
こんな時はポタリングにでも出ようか??
そうだ!
ルーティーンのコンビニでカフェラテ飲んでこよう〜♪