公正証書遺言は、作成されたかどうか、全国の公証役場で検索ができます。
遺言者の生存中は遺言者が、遺言者が亡くなった後は相続人などの利害関係人で
あれば検索できます。
ただ、その遺言書の謄本を取るのには、その役場に行かなければいけないんです。
例えば、遺言書があるかどうか大阪の公証役場で検索してもらったら
北海道の公証役場で作っているのが分かった場合、謄本は北海道の役場まで
取りにいかなくてはいけません。
委任状を書いて誰かに行ってもらうことはできますが、頼める人がいない場合は‥‥
昨日、「公正証書としての『遺言』をデジタル保存する取り組み開始」というニュースが出ました。
東日本大震災の教訓から、遺言書原本が地震等でなくなってしまっても大丈夫なように、
原本を電子データとして保存しておくということです。
(今も遺言書原本は公証役場に保存されていますが、紙で保存されているのです。)
今月から、全国の公証役場で、遺言をスキャナーで読み取りデジタル保存する取り組みが
はじまったとのことです。(今更って感もありますが・・・・)
近いうちに、全国どこの公証役場でも遺言書の謄本が取れるようになるのかもしれませんね。
遺言書作成についてのお問い合わせは
橋本総合司法書士事務所
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