今日は9月29日に京都をご案内したご夫妻、スティーブンさんとジェーンさんを大阪のスイスホテルに迎えに行った。今日もタクシーで回りたいとおっしゃった。昨日と違って今日は大阪全日ツアーなので、新世界やあべのハルカスが加わる。
大阪城までタクシーで。ジェーンさんは動物や小さな子供が大好きで、よく声をかけておられた。大阪城公園を散歩中のコーギーちゃんに、こんにちは。
ジェーンさんはとても質問の多い方。お堀で「あの白いものは何?」多分ゴミだと思ったが、そばにいた大きなカメラをお持ちのおじさんに確かめてもらった。カメラでズームしてくれた。レジ袋だった。
戦いのためのお堀や櫓も、平和の時代には観光資源。
蛸石の前で。スティーブンさんが手を広げた姿をジェーンさんがパチリ。
大阪城は姫路城などと違って、オリジナルでは無いので、気に入ってもらえるか気がかり。お二人は石垣の大きさや天守閣の均整の取れた姿に驚かれていた。
今日も8階まで階段で上がった。70代2人と69歳なので、途中で休憩した。赤線で囲んだのは造幣局。
天守閣内のミュージアムはとても丁寧にご覧になった。今日のゲストも大阪夏の陣を描いた屏風に感心されていた。今は複製が展示されている。六曲一双の屏風、2つにびっしり戦いの様子が描かれている。人物だけで5071人、描かれている。ジェーンさん「とても細い筆を使ったのでしょうね」左側の屏風には落城して逃げる人たちの姿も描かれている。すごい屏風だ。またゲストに教えてもらった。
天守閣を出て、お城の裏側から見てみよう。
写真には写っていないが、お堀巡りをする金色の御座船は満員だった。
今年は遅咲きの彼岸花。
行程では道頓堀だったが、道頓堀はスキップしたいとおっしゃるので、タクシーで新世界に向かった。車からあべのハルカスが見えた。
通天閣のHITACHIに反応された。「フグのレストランは閉業したんです」
たこ焼き予算がついているツアーだったので、生まれて初めての『たこ焼き』体験。スティーブンさんは醤油味、ジェーンさんはとろけるチーズが乗ったたこ焼きを選ばれた。ジェーンさんのお口には合わなかったようだったが、スティーブさんは美味しそうに召し上がられた。新世界の街の雰囲気、スティーブンさん、気に入られた。確かにこの雰囲気は大阪にしかないかもしれない。日本では昼食にはアルコールをあまり飲まないが、ここはお昼から酔っ払うところ。
新世界からあべのハルカスが見えたので、ソフトクリームを食べながら歩いてハルカスに行った。60階の展望台から大阪城天守閣が見えた。
スティーブンさんは、神戸がどこか知りたがった。お仕事で行かれたことがある。かろうじて明石海峡大橋が見えた。
移動はタクシーだし、道頓堀に行かなかったので、時間が余った。まだ2時だった。地下鉄に乗って『大阪くらしの今昔館』にお連れした。200年前の大阪の町がかなり正確に複製されているミュージアム。
とても気に入られたようで、ジェーンさんはたくさん写真をお撮りになった。
私はこの机と椅子が懐かしくて、思わず座ってしまった。
ガスアイロンは記憶にない。1950年製だった。
ここに連れてきたことをお二人から感謝された。タクシーでホテルまでお送りして、ツアーは終了した。先日京都で案内したゲストだったし、年齢も近いので、お友達を案内しているような気がした。ジェーンさんが面白いもの探して先に歩いて行く。スティーブンさんが冗談を言いながらついて行く。そんな微笑ましいご夫妻だった。楽しい時間をありがとう。
咳が出そうになったら、のど飴を舐めたが、だんだん抑えきれなくなったので、マスクをした。ゲストさんに心配をかけてしまった。
ご近所さんの彼岸花も咲いていた。