夢とは知らず、夢の中で、わたしはこんぶと一緒に海水を煮詰めていました。
手でつかめるほどに塩が結晶化したので、
塩を昆布で包んで持ち上げたところ、手に塩水がたまります。
どんなものかとその水をすこし口に入れたところ、
ものすごいしょっぱさに飲み込めもしなかったので、
あわててハンカチを口にあて、そこに塩水を吐き出しました。
……と。首筋がぞわっとして目が覚めました。
夢の中でつばと一緒に塩水を吐き出した動きを、
寝ている体が一緒にやっていて、首までたれてきたのです。
あわててタオルで首と口の周りを拭きましたが、
ものすごくいやな目覚めでした。