テレビ欄を眺めていたら、
四十過ぎても職を転々としていた人が、
六十歳で花開いてどうたら、みたいな文字を目にしました。
その後ネットを見ていたら、六十年か百二十年かに
一度くらい咲くという竹が最近花をつけている
という文を目にしました。
ああ……テレビ欄の人は竹のような人なんだなあと
なんとなく思いました。
そして思ったのは、わたしも意外と竹のようなものなのかもしれないと。
わたしも120年くらい生きていたら、
120年目にとちくるって花でも咲く人生なのかもしれません。
まあ無理ですけど。
でも、思うと、たとえ60年で花咲いたとして、
それでどうにかなるものなのでしょうか。
いわゆる普通の人だったら、それまでに基盤を作り、
就職して地位を固めて、恋愛もして結婚もして家庭を作り、
自分たちの子も持って。
人生の楽しいところを楽しく過ごしてあとはロスタイム、
みたいな状況になっているところに、
それまで何にもなくて苦労だけした人が、
地位もお金もやっと手に入れて、そこからどうするのでしょうか。
正直なところ、そんなもの何の意味もないと思います。
適当に一花咲いたら即座に枯れてなくなるような人生なら
楽でよかったんですけどねえ。
四十過ぎても職を転々としていた人が、
六十歳で花開いてどうたら、みたいな文字を目にしました。
その後ネットを見ていたら、六十年か百二十年かに
一度くらい咲くという竹が最近花をつけている
という文を目にしました。
ああ……テレビ欄の人は竹のような人なんだなあと
なんとなく思いました。
そして思ったのは、わたしも意外と竹のようなものなのかもしれないと。
わたしも120年くらい生きていたら、
120年目にとちくるって花でも咲く人生なのかもしれません。
まあ無理ですけど。
でも、思うと、たとえ60年で花咲いたとして、
それでどうにかなるものなのでしょうか。
いわゆる普通の人だったら、それまでに基盤を作り、
就職して地位を固めて、恋愛もして結婚もして家庭を作り、
自分たちの子も持って。
人生の楽しいところを楽しく過ごしてあとはロスタイム、
みたいな状況になっているところに、
それまで何にもなくて苦労だけした人が、
地位もお金もやっと手に入れて、そこからどうするのでしょうか。
正直なところ、そんなもの何の意味もないと思います。
適当に一花咲いたら即座に枯れてなくなるような人生なら
楽でよかったんですけどねえ。