立川駅に行く用事があったので行ったところ、
プレイヤーがそこに集まってみんなで敵を倒すイベントの時間が
7分後くらいだったので参加してみることにしました。
寒くて小雨の振り出す中、手持ちのボックスを整理するなどしていると、
横や後ろをたくさんの人が通り過ぎていきます。
近くの高校からの帰りらしい、友達とにこにこ話す高校生。
赤ちゃんを連れた人。
買い物帰りで家路につく人。
みんなしあわせそうです。
それらを見ていたら、なんだか頭から血が引いていくような
感じがしてきました。
あれは、もしかしたらわたしがなりえたかもしれない状況なのでは
ないかと感じたからです。
でも、実際には、わたしとはかけ離れたもの。
わたしには、にこにこ笑える高校生活なんかなく、
記憶も完全に失っている部分があるくらい、ひどいものでした。
その後は大学もほぼどうしようもない感じにすごし、
その惨めさの直線状に今もいます。
他人を直視できるような立場にいないから、
同窓会があってもいけません。
通り過ぎる人はにこにこして、今日を楽しみに、
明日を楽しみに生きている中で、
わたしは駅前、一人で小雨の中、寒さにちょっと震えつつ
ゲームの開始時間を待っているのか……
と思ったら、気が遠くなりそうでした。
世の中は春に近づくけれど、わたしにはやってこないのだなあ。