詩とピアノ

髪を撫でるその繊細な指が 僕の憧れの音を奏でる

東京の女。

2014-08-22 02:02:14 | 気まま日記
東京に帰って来た時、
煌めく様な街の灯りに安堵したのを覚えてる。
真っ暗闇の中走り続けて、
やっと辿り着いた、
東京。

キミは驚く程、
普通の人生を歩んでいた。

ただ無我夢中で、
傷だらけの身体に鞭打って、
渋谷の灯りに包まれて、
丸の内の静けさに心を許し、
谷中辺りに身を沈めた。

あたしは驚く程、
普通の人生に憧れていた。

さようなら。

これであたしは解放された。
勝手に絡まり合っていたしがらみから、
窮屈な心の四角い箱の中から、
あたしは遂に自由になった。

だってあたしは、
東京の女。

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