6月にサーナの避妊手術をしましたが、その後もサーナは元気一杯なのはご覧のとおりです。
術後10日か2週間くらいで抜糸をしましたが、抜糸して帰ってきた日に、さあ、これで本格的にトリミングもできるなと
トリミング台に乗せた時に、気がついてそれ以来ずっと気になっていたことがあります。
いつもトリミングをするときは体中を触って何か変わったことはないか、なにか出来たりしていないか、なども
必ずチェックしています。もちろん手術前にも一通りチェックして、良しOK、と。
抜糸して帰ってきた日に体を触っていてあれ?と気づいたこと、それは左側のおっぱいの4つめのすぐ後ろくらいに
米粒よりも小さい位の、何かしこりっぽいものが・・・
いつも体を触ってチェックしていたけどこんなの、気がつかなかったと思う、あれば気づいているはず。
手術前に気づいていれば手術の時に必ず先生にも言っていたと思うし。トリミングしながら頭が真っ白になりました。
もしかして乳腺腫瘍?子宮蓄膿症と乳腺腫瘍を予防するためにやっとの思いで決断して手術したのに、
なんで抜糸してきた日に気がつくの?頭がパニックになり、すぐに先生にも連絡をしました。
先生も手術前には乳腺はしっかりチェックはしたけど特に気づかなかった、と。
二人の先生で組んで手術してくださったのですがもうひとりの先生も何も言われてなかった、と。
その時はまだ術後まもなっくだったし、とにかくしばらく様子を見ましょう、となりました。
私も頭がパニックになりながらも、今はそうするしかないな、と。
先生は9月から産休にはいられるのでその前に一度、何かのついでに病院に来ることがあれば見せてくださいといわれ
8月に一度見てもらったのですが、気付いた時から大きさも変わってないし、乳腺というよりは
皮下組織のところにできた脂肪の塊のような感じもするし、悪いものではなさそうな感じだし、
急激に大きくなるとかがなければ、このまま経過観察でいいと思いますと言われました。
その後も時々チェックしながら気にはしつつもかわりないのでそのまま経過観察で。
今日、ちょっと他のことで病院に行く用事が有り、以前から診てもらっていた先生で、
手術にも立ち会ってくださった先生に、胸のしこりのこともついでに聞いてみました。
先生曰く、これはやっぱり乳腺っぽいなぁ、と。乳腺腫瘍は良性悪性50%くらいだけど、
気がついてしまったんなら、早めに取るほうがいいと思います、と。
取り方は2通りで、そこのところだけを取って病理検査に出すか、少し大きめにリンパの部分も含めてとって
(4番目のおっぱいのとこなので3番目位から5番目位にかけて)検査に出すか、
どちらの取り方でも悪性か、良性かは検査に出せばわかるけど、もし悪性だった場合は、
周りにも転移があるかどうかというのは小さくとっただけだとわかりにくい、と。
見た感じ、悪いものではなさそうな感じはするけれど、これは取って組織検査しないことにはなんとも分からないし。
そしてもし悪性だった場合は、抗がん剤をやるかどうか、という話に。。。と。
話を聞きながら頭の中がまたパニックになりました。
今言っても仕方のないことですが、あれほどいつも体に異常はないかどうかトリミングしながらチェックしていて
手術する時まで気がつかなかったのに、なんで抜糸した日に気がついたんだろう、
なんで手術前に気がついてやれなかったんだろう(あったとしたら)
そしたら一度の手術で済んだのに。それか乳腺腫瘍に気づいてから一緒に避妊手術すればそれも一度で済んだのに、
抜糸した日に気がつくなんて最悪のパターン・・・
自分には犬を飼う資格なんてないのでは、飼い主失格だな。。。なんて泣けてきました。
繁殖をどうしようかと長く迷ったりしなければもっと早くに手術していたでしょうから
そうすれば乳腺腫瘍もできることもなかったでしょうし、迷っていて遅くなったのも私の責任、
私のせいでサーナにまた痛い思いをさせなくてはいけないのか、と思うとサーナを見ているのも辛いです。
サーナは元気いっぱいで、変わらない無邪気な顔で私を見つめています。
そんなサーナを見ていると余計に辛い。。。
自分には犬を飼う資格なんてないのだと思えます。
もちろんまだ乳腺腫瘍だとしても悪性か良性かはわからないし、先生によって言われることも違うので
今まだどうするかはわからないのですが、それよりも何よりも、病気を予防するためにした手術の抜糸した日に
気づいたということがどうにも自分を許せないのです、私には犬を飼う資格なんてない、と。
避妊していない犬は年齢が多くなればほぼ100%といっていいくらい、子宮蓄膿症か乳腺腫瘍かどちらかにかかります。
それを承知で、手術するかどうかは飼い主さんの決めること,飼い主しだいなので
それでもあえてしないという方法を選択する人はそれはそれでいいのです。自分で納得してそれを選んでいるのですから。
でも、私はそうじゃない、そうならないために、これまで繁殖をどうしようかと迷いに迷いながら
やっと繁殖はしないという結論に達し、5歳での手術となりました。
でも、乳腺腫瘍に関しては最初のヒートが来る前か一度来てからかくらいまではほぼ確実に防げると言われていますが、
2歳以上では,あまり関係ないとも言われています。
でも、しないままずっといるよりははるかにいいだろうと思えます。
でも、年齢が高いというほどの年齢でなくても、これくらいの年齢でもこれが本当に乳腺腫瘍だとしたら
かかる可能性はあるということです。これまで手術してなかった4、5歳の犬なら誰でも可能性はあるということです。
実際、サーナと同年齢のエアデールが(避妊していない犬)2匹乳腺腫瘍の手術をしたということも聞いています。
私は、病気になってもいいと思って手術しなかったわけではなく、病気にならないために手術したのに、
繁殖をあれこれなやまなければもっと早くしてやっていただろうに、
手術の抜糸した日に気がつくなんて飼い主失格、もう犬を飼う資格なんてない・・・
私みたいな性格の人間、真面目で細かいことも気になる几帳面な人間は、犬を飼わない方がいいんじゃないかなと思えます。
もっといい加減な性格の人間、深く考えず、犬をふやしたり、捨てたりすることも気にしない人間、
犬のことも細かく見ていないような適当な人間が飼えばいいんだ、とさえ思えています。
同じ病院の先生でも言われることは違うし、麻酔して手術して取って、組織検査するという方法以外に、
調べる方法はないのだろうか?人間みたいに細胞診とか?
元気いっぱいなサーナを見るにつけ、私は飼い主失格の人間だ、という思いが強くなります。
もっといい加減な人間が飼えばいいんだと。