証券会社の取引に使う口座が第三者に乗っ取られる被害が続出しているそうです。
被害は楽天証券やSBI証券、野村證券など、複数の企業で確認されています。犯行は口座を乗っ取り勝手に株の売買をするもので、犯罪グループが相場の操縦を行っている疑いがあるとのこと。
犯人は偽のサイトから被害者のパスワードなどを盗む、フィッシング詐欺の手口を用いているようです。
監視委員会の関係者は、100以上の銘柄で不自然な値動きがあり、ここまで大規模に乗っ取られたことは記憶にないとも話しています。
犯人は低価格で株価が動きやすい株を大量に購入して相場を上げ、高値で売ったものと見られています。
こうした犯行は不正アクセス禁止法のほか、相場の操縦を禁じる記入商品取引法にも違反する可能性があり、監視委や警察が情報を集めているとのことです。
早期に犯人が特定され、対策が講じられることを期待したいと思います。
ユーザー側でも、証券会社の公式アプリを利用するなどして、SMSやメールによる通知を安易にクリックしないようにしたいですね。