GREEやMOBAGEが流行り出して、スクエニだのバンナムだののコンシューマー大手メーカーが参入してきた頃、下記のような論調をネットで目にすることがあった。
「ソシャゲで儲かれば、コンシューマーゲーム作る金を回すことができる」という内容。
所謂、ソシャゲにお布施すれば、いずれコンシューマーで素晴らしい新規IPやあのシリーズの続編何かが作られるのではないかという。
当時はそうかもと思っていたし、シェンムー街が出た時は、これが売れれば据え置きでシェンムー3が出たりするんじゃないかとも思ったものだ。
※結果としてシェンムー街はサービス終了したわけであるが。
そして、現在ソーシャルゲームの流れから、スマホゲームへと移行しつつある。
パズドラのヒットを皮切りに、ボタンポチポチだけのカードバトルゲームから、クイズやパズル、ポーカーによるユーザーの思考や操作とソーシャルゲームのカードバトルをミックスさせたゲーム。
もしくは白プロのような独自の操作性と連動した操作のゲームが作られ、その流れは今も続いている。
では、スマホゲームがヒットすれば、コンシューマーゲーム開発にその金は回るのか。
個人的な所感では、それはあまり見受けられないのではないかと思っている。
勿論、そんな事はないという会社はあるであろうし、そうであってほしいという願望はある。
しかし、今後のコンシューマーゲームにも、ソーシャルの要素は少しずつ入っていく流れになるのではないかと感じているのだ。
顕著な例がミリオンアーサーやチェインクロニクル。
これまでスマートフォンには、既存のコンシューマーゲームのタイトルを、有料コンテンツとしてスマホに輸入する形を取っていた。
それがここ数年になって、スマホゲームでヒットしたタイトルをPSVITAに逆輸入するという現象が起きてきている。
ちなみに、僕の好きな聖剣伝説シリーズも、スマホゲーム発の「聖剣伝説 RISE of MANA」がVITAに移植されるそうだ。
どれもビジネスモデルは基本無料のアイテム課金制を取っている。
手が出しやすい反面、どうしても手早く強くなるには課金をした方が効率的だ。
思うに、ビジネスモデルとして、売り切りよりも継続的に課金するモデルの方がやはり売れた時の額が違うのではないかと思う。
合わせて、基本無料のコンテンツには中古という存在がないことも大きい。
長時間遊んでもらえて、継続的にお金を払ってもらえる。
短期間で中古に出され、一度きりの支払いのモデルとは、やはり違いが大きいのだろう。
一方、パズドラは3DSで「パズドラZ」を出したが、これはF2Pタイプではなく、売り切りタイプのゲームであった。
ゲーム部分はスマホ版と違いは見せていたが、パズルを消して攻撃するという点では同じであった。
また、ガンホーはパズドラのヒットを皮切りにディバインゲートやピコットキングダム等のタイトルをだし、スマホ版のパズドラやケリ姫、天下トリガーも継続してアップデートしている。
つまり、僕としては、現行ではスマホゲームの逆輸入や、既存タイトルのアップデート、スマホゲームでの追加タイトルが主流であると感じているのだ。
コンシューマーゲームでの新規IPに大きな予算を割いたりしているようには見えない。
ビジネスの話として、スマホゲームの部署に予算が注力されることはあっても、コンシューマーの優先度がそれより高くなることはないだろう、と思う。
そもそも儲かっていて今後も売り上げの向上が見込めるスマホゲームの予算よりも、コンシューマーの方に注力した場合、それこそスマホゲームの部署で働いている人たちの立つ瀬がない。
国内ゲームメーカーに限った話では、投資先の優先度が現在ではスマホゲームの方が高いと僕は考えている。
なお、こちらは個人的な話だが、PS4が発売されたが国内のタイトルを見る限りでは、僕の中ではまだまだ購買意欲にはつながらないのが現状だ。
来春に発売されるブラッドボーンや、FF15が出た時が機会になるのだろうか。
WiiUは?スマブラの3DSもイマイチ僕の肌に合わない感じで、WiiU版が出ても難しい気はする。
ゼノブレイドXのリリースが急がれる。
今後のモデルとして、どんどんF2Pの風潮は強くなるだろう。
コンシューマーもスマホゲームのモデルを取り入れていき、下手をすれば制作自体の予算も削られていく。
作りこまれたゲームをやりたいなら海外のゲームが主流になり、国内のゲーム産業はスマホで占められるという場合もある。
そして、スマホゲームが売れたってコンシューマーゲームの予算向上の優先度は高くなるとは言い難い。
既存コンテンツの追加開発や、別のスマホゲータイトルの予算に優先的に使われる。
または、集客マーケットを増やす意味でVITAや3DSに逆輸入もするだろうし、リワード広告なり、TVCMなりスマホゲームタイトルの広告費にその予算を使う。
理由は簡単。そっちを優先した方が儲かりやすいと経営者は判断するからだ。
そういう意味では、スマホゲームは開発費と広告宣伝費が高騰しているだろう。
というか、前職のアプリゲーム屋を辞める頃には、もうかなり広告宣伝費が高騰しまくっていた記憶がある。
なので、コンシューマーの新規IPなんて、上記のような金を使って、それでも余裕がある時に、ようやくコンシューマーで新規IPをやるか、という話になるかならないかといった具合だろう。
そんな状況になるほど儲けるのは、それこそパズドラやコロプラ、もしくはそれ以上の売り上げをたたき出さないと厳しいはずだ。
メーカーはスマホゲームが売れているんならそのタイトルのブラッシュアップに注力する。
そしてスマホゲームのモデルの方が勝ち分が大きいのであれば、その土壌で更に勝負していく。
よって、自分が今考えている結論としては、スマホゲーやソシャゲ―が売れたからと言って、基本的にはコンシューマーにその金は回っては来ないだろう。
それでも、僕としては新規IPに期待してしまう。
ブラッドボーンは非常に楽しみであるし、近日中に発売されるサイコブレイクだって早くプレイしたい。
ダンガンロンパシリーズは早く3が出てほしいと願うばかりであるし、ペルソナの最新作だって、絶対予約する。
コンシューマーの楽しみも知っている身としては、いかに衰退しようが、良作を出し続けてほしいし、出し続けていける。
そう願うわけである。
「ソシャゲで儲かれば、コンシューマーゲーム作る金を回すことができる」という内容。
所謂、ソシャゲにお布施すれば、いずれコンシューマーで素晴らしい新規IPやあのシリーズの続編何かが作られるのではないかという。
当時はそうかもと思っていたし、シェンムー街が出た時は、これが売れれば据え置きでシェンムー3が出たりするんじゃないかとも思ったものだ。
※結果としてシェンムー街はサービス終了したわけであるが。
そして、現在ソーシャルゲームの流れから、スマホゲームへと移行しつつある。
パズドラのヒットを皮切りに、ボタンポチポチだけのカードバトルゲームから、クイズやパズル、ポーカーによるユーザーの思考や操作とソーシャルゲームのカードバトルをミックスさせたゲーム。
もしくは白プロのような独自の操作性と連動した操作のゲームが作られ、その流れは今も続いている。
では、スマホゲームがヒットすれば、コンシューマーゲーム開発にその金は回るのか。
個人的な所感では、それはあまり見受けられないのではないかと思っている。
勿論、そんな事はないという会社はあるであろうし、そうであってほしいという願望はある。
しかし、今後のコンシューマーゲームにも、ソーシャルの要素は少しずつ入っていく流れになるのではないかと感じているのだ。
顕著な例がミリオンアーサーやチェインクロニクル。
これまでスマートフォンには、既存のコンシューマーゲームのタイトルを、有料コンテンツとしてスマホに輸入する形を取っていた。
それがここ数年になって、スマホゲームでヒットしたタイトルをPSVITAに逆輸入するという現象が起きてきている。
ちなみに、僕の好きな聖剣伝説シリーズも、スマホゲーム発の「聖剣伝説 RISE of MANA」がVITAに移植されるそうだ。
どれもビジネスモデルは基本無料のアイテム課金制を取っている。
手が出しやすい反面、どうしても手早く強くなるには課金をした方が効率的だ。
思うに、ビジネスモデルとして、売り切りよりも継続的に課金するモデルの方がやはり売れた時の額が違うのではないかと思う。
合わせて、基本無料のコンテンツには中古という存在がないことも大きい。
長時間遊んでもらえて、継続的にお金を払ってもらえる。
短期間で中古に出され、一度きりの支払いのモデルとは、やはり違いが大きいのだろう。
一方、パズドラは3DSで「パズドラZ」を出したが、これはF2Pタイプではなく、売り切りタイプのゲームであった。
ゲーム部分はスマホ版と違いは見せていたが、パズルを消して攻撃するという点では同じであった。
また、ガンホーはパズドラのヒットを皮切りにディバインゲートやピコットキングダム等のタイトルをだし、スマホ版のパズドラやケリ姫、天下トリガーも継続してアップデートしている。
つまり、僕としては、現行ではスマホゲームの逆輸入や、既存タイトルのアップデート、スマホゲームでの追加タイトルが主流であると感じているのだ。
コンシューマーゲームでの新規IPに大きな予算を割いたりしているようには見えない。
ビジネスの話として、スマホゲームの部署に予算が注力されることはあっても、コンシューマーの優先度がそれより高くなることはないだろう、と思う。
そもそも儲かっていて今後も売り上げの向上が見込めるスマホゲームの予算よりも、コンシューマーの方に注力した場合、それこそスマホゲームの部署で働いている人たちの立つ瀬がない。
国内ゲームメーカーに限った話では、投資先の優先度が現在ではスマホゲームの方が高いと僕は考えている。
なお、こちらは個人的な話だが、PS4が発売されたが国内のタイトルを見る限りでは、僕の中ではまだまだ購買意欲にはつながらないのが現状だ。
来春に発売されるブラッドボーンや、FF15が出た時が機会になるのだろうか。
WiiUは?スマブラの3DSもイマイチ僕の肌に合わない感じで、WiiU版が出ても難しい気はする。
ゼノブレイドXのリリースが急がれる。
今後のモデルとして、どんどんF2Pの風潮は強くなるだろう。
コンシューマーもスマホゲームのモデルを取り入れていき、下手をすれば制作自体の予算も削られていく。
作りこまれたゲームをやりたいなら海外のゲームが主流になり、国内のゲーム産業はスマホで占められるという場合もある。
そして、スマホゲームが売れたってコンシューマーゲームの予算向上の優先度は高くなるとは言い難い。
既存コンテンツの追加開発や、別のスマホゲータイトルの予算に優先的に使われる。
または、集客マーケットを増やす意味でVITAや3DSに逆輸入もするだろうし、リワード広告なり、TVCMなりスマホゲームタイトルの広告費にその予算を使う。
理由は簡単。そっちを優先した方が儲かりやすいと経営者は判断するからだ。
そういう意味では、スマホゲームは開発費と広告宣伝費が高騰しているだろう。
というか、前職のアプリゲーム屋を辞める頃には、もうかなり広告宣伝費が高騰しまくっていた記憶がある。
なので、コンシューマーの新規IPなんて、上記のような金を使って、それでも余裕がある時に、ようやくコンシューマーで新規IPをやるか、という話になるかならないかといった具合だろう。
そんな状況になるほど儲けるのは、それこそパズドラやコロプラ、もしくはそれ以上の売り上げをたたき出さないと厳しいはずだ。
メーカーはスマホゲームが売れているんならそのタイトルのブラッシュアップに注力する。
そしてスマホゲームのモデルの方が勝ち分が大きいのであれば、その土壌で更に勝負していく。
よって、自分が今考えている結論としては、スマホゲーやソシャゲ―が売れたからと言って、基本的にはコンシューマーにその金は回っては来ないだろう。
それでも、僕としては新規IPに期待してしまう。
ブラッドボーンは非常に楽しみであるし、近日中に発売されるサイコブレイクだって早くプレイしたい。
ダンガンロンパシリーズは早く3が出てほしいと願うばかりであるし、ペルソナの最新作だって、絶対予約する。
コンシューマーの楽しみも知っている身としては、いかに衰退しようが、良作を出し続けてほしいし、出し続けていける。
そう願うわけである。