大きなエイワの木の下で

アバター見てきました。
いいお話で、面白かったです。
ただ私は、もっと吹っ切れたバカSFが好きなので、
ナヴィの人たちが死んでいくシーンはつらかったです。
（だったらなんでイデオン者今だにやっているかは自分でも謎）

肝心の3Dですけど、違和感があったのは最初のうちだけで、
あっという間に画面にもなれてしまい、時々飛び出してくるものに
「あ、これ3Dだったんだ」と思うくらいでした。（鈍感）
違う環境で見たら、もっと3Dがすごく感じられるんでしょうか。

SF描写と異世界のファンタジー描写の違いがすばらしいです。
異世界のパンドラの描写は美しく、本当にすごいんですが、
SF描写の方にグッと来てしまった私はボンクラです。
冒頭のコールドスリープから覚めた時、看護士がフイーッと飛んでくるシーン
あそこだけで満足してしまいました。
あと、AMPスーツをグローブで操る描写に、おおっと思わず力が入りましたよ。

ストーリーは大まかに言うと
エイリアン2でエイリアンが人を食わない＆リプリー（シガニー・ウィーバー60歳！
すごいきれい！今も美人！かっこいい！）がエイリアン側に付く物語
ってとこでしょうか。
地球側の人物構成なんかほぼ同じだし、クライマックスでパワーローダー、じゃない
AMPスーツでエイリアンとタイマンはるとこなんかも同じだとな、と。
監督同じ人だし。

ずいぶん昔、初めてエイリアン2を見たとき思ったんですが、
リプリーが宇宙船の中でパワーローダーを使ってみせるシーン、あそこ唐突でよけいだよなぁ、
それ以前に、地球で、リプリーが現場で働いてるシーン入れてくれたら、
これがきっとクライマックスにつながるんだと分かるし、流れ的にも自然なのになぁ、と。
アバターも同じで、ジェイクが「地球に緑がない」って言うシーンがすごく唐突に感じました。
地球で兄が死んだあと、荒廃した地球をぼんやり眺めるシーンがちょっとでも入れば
説得力ぐんとあがるのに、と。
兄さんの棺が紙製だったところでかるく訴えているのかもしれませんが。
両作品とも地球描写すっとばされすぎじゃない？

とにかく映像でここまで異世界描写ができる事は、わかりました。すごい、本当にすごいです。
だからお願い、お願いだから誰か
ホーガンの
「ライフメーカーの掟」を映像化してください！！！！
ほんでもってタロイドLOVEの私を萌え死にさせてください！！！！
お願いです～～～～～！！！！！（バカですね）
ところで、アバターからアバター引いて、ナヴィがロボットだったらライフメーカーやん！
世界がネットワークで繋がってるところなんかまんまやん！とか思ったり。
ただしバカ度は大幅アップで、ああすてき。


追伸1
パンドラで人間がマスクを付けるシーンに、竹沢タカ子さんの「ボイルスタウンの狼男」を
思い出した私は立派な華麗衆。

追伸2
ステッキンスターってパンドラみたいに生命にあふれた星なんだろうと思うんですが、
それを文字通り一刀両断してしまったイデオンは、本当に容赦ないよなぁ。
何でもイデオンに絡めて考えてしまう難儀なイデオン者でした。