~杏奈とポケモンバンク~
12月25日 765プロオールスターズ クリスマスライブ
杏奈『皆ありがとー!だーっいすきだよー!』
律子「うん、杏奈もバッチリでしたね。今朝はそわそわしてたから少し心配してたんですけど」
P「元々プロ意識は高い娘ですからね。スイッチが入ればちゃんと集中してくれるんだよなぁ」
律子「最近はそうでも無かったみたいですけどね」
~回想~
P「あれ?杏奈この時間はボイストレーニングじゃなかったか?」
杏奈「えっ…?あぁ!ご、ごめんなさい!」フラベベゲンセンシテマシター
P「杏奈まだ帰って無かったのか!?もう夜の10時過ぎてるぞ!?」
杏奈「え、ええ!?どうしよう、お外暗い…」ランダムタイセンヤッテマシター
P「仕方ないな。送ってってやるから、ほら帰る準備!」
杏奈「あぅ…は、はい…」
小鳥「あのー、杏奈ちゃーん?そろそろパソコン返してくれないと仕事が…」
杏奈「ううん…耐久にこれだけ振らないと…でもそしたらSが足りないかも…」
小鳥「杏奈ちゃぁぁぁん…今日中に作らなきゃいけない書類があるのよぉぉぉ…」シクシク
律子「とまぁ、こんな感じに」
P「ポケモン発売してからずっとこんな感じだからなぁ。しかしゲームは杏奈の動力源だから変に注意してアイドル活動に影響が出ても困るし…」
律子「あまり甘やかしちゃ駄目ですよ?プロデューサー殿?」
P「はは、善処するよ」
律子「む。随分と曖昧な返事ですね」
P「いやー、俺もすっかりポケモンにハマっちゃったからな。気持ちはわかる、うん」
律子「そんなにずっとやってられるゲームなんですか?クリアして終わりなんじゃ…」
P「俺も最初はそう思ってたんだけどさ、杏奈曰く…
杏奈『プロデューサーさん…ストーリーは…チュートリアル…だよ?』
だ、そうでして」
律子「はぁ……クリアした後に何があるって言うんですか?」
P「まず強いポケモンを育てる環境を作る」
律子「と、言いますと?」
P「具体的にはボケモンの性格って25種類あるんだが、それぞれの性格のメタモンを集める」
律子「メタモン…ですか。そんなに大事なんですか?」
P「ほとんどのポケモンとタマゴを作ることができる」
律子「は、はい?タマゴ…ですか?」
P「まぁ、強さを子供に受け継がせるもの…とでも思ってくれ。詳しく知りたかったら調べた方がわかりやすい」
律子「いえ、結構です」
P「ここまで聞いてバッサリ!?……こほん。で、強いポケモンへと成長させてパーティを組んで、対戦するんだ。手塩にかけたポケモンが活躍してくれると嬉しいぞ」
律子「なるほど。少しプロデュースと似てますね、育てたアイドル達がライブで結果を出してくれたらやっぱり嬉しいですし」
P「そうなんだよ。特に強いやつをテクニックを駆使して倒したりとかが熱くてな」
律子「アイドルで例えると?」
P「グラビア勝負であずささんに千早で勝つ、みたいな」
律子「え、そんな事可能なんですか?」
千早「…くっ」
春香「え、MC中に急にどうしたの千早ちゃん!?」
千早「…いえ、なんでもないわ。なんだか言わなきゃいけない気がして」
P「んーと、胸の大きさでは勝てないから曲線美で勝負するとかかな。千早のあの腰のラインは素晴らしいしな!」
律子「なるほど、どうにかしてお客さんの視線をそこに持っていければ千早の勝ち。そしてそこはプロデューサー殿の手腕次第と言う事ですか」
P「実際にそう上手く進めるのは難しいけどな。あずささんの身体のラインだって素晴らしいわけだし、そこのアピールに力を入れてるプロデュース方法にはやっぱり負けちゃったりな」
律子「なるほど、胸はもともと十分な戦力だから、他を磨きあげることで隙が無くなると」
P「ただ全体的に磨いているとバスト勝負に強引に持ち込んできた貴音にあっさり負けたりするんだ」
律子「あー、他のアイドルの事も考えなきゃいけないんですね」
P「対戦は1パーティ6人で、そこからルールに応じて3、4人だったり6人全員で勝負したりするわけだ」
律子「1vs1だけじゃなく、2vs2や3vs3、そしてオールスターズによる総力戦と。なかなか奥が深いですね」
P「な、結構共通点あって楽しいだろ?律子もやってみたらどうだ?」
律子「うーん、プロデュースの勉強になりそうなならなさそうな……少し考えておきます」
小鳥「(あの律子さんが説得された…だと…)」
P「あ、音無さん司会進行お疲れ様です。今は春香達のMCなんですね」
小鳥「え、ええ。プロデューサーさんの上条さんばりに熱いセリフを聞いてたら私もまたやりたくなってきました」
P「また…ってことは以前は?」
小鳥「はい、私ちょっとやってたことあるんですよ♪」
P「そっか、音無さん世代だと初代がドンピs
小鳥「プ・ロ・デュ・ー・サーさん♪」ニコォォォ…
P「スミマセンナニモイッテマセン」
春香『それじゃーそろそろ最後の曲いっちゃおう!Ready!!!』
春香「プロデューサーさん!凱旋ですよ、凱旋!」
美希「ハニー!美希頑張ったのー!褒めて褒めてー!」
P「あぁ!皆お疲れ様!良いライブだったぞ!」
伊織「ふふん、トーゼンよ!誰が出てると思ってんの!」
亜美「おやおや→?素直じゃないですな→?」
真美「最近兄ちゃんに構ってもらえなくて寂しがってたくせに→!」
伊織「う、うるさいわね!そんなわけないでしょ!///」
やよい「うっうー!伊織ちゃん顔真っ赤ですー!」
伊織「や、やよい!?ち、ちがっ…」
P「はいはい、あまり構ってやれなくてすまんかったなー」ポンポン
伊織「頭ポンポンするんじゃないわよ!///」
真美「つまりいおりんは→」
亜美「ポンポンじゃなくてナデナデしてほしいと!」
伊織「~~~~っ!!//// 亜美!真美ー!」
亜美真美「わー!いおりんが怒ったー!」キャッキャッ
あずさ「あらあら~。私も頭撫でて貰おうかしら~」
貴音「真、よき考えです。貴方様、私達も頑張りましたよ?」
真「ん?貴音僕の事呼んだ?」
雪歩「真ちゃん違いですぅ」クスクス
千早「ところでプロデューサー。ライブ中何を話してたんですか?」
律子「プロデュースの講座らしきものをちょっとねー」
響「おっ!もう次の事考えてくれてるんだな!自分完璧だから何でもこなしてみせるぞー!」
P「ほらほら、皆いつまでもここにいないで楽屋で着替えてこーい!」
「「「はーい!!」」」
奈緒「はぁ…はぁ…慣れてきた思ってたけど、やっぱり疲れるもんは疲れるなー」
百合子「う、うん。でも流石先輩達は凄いね…私たちより出番多かったのにまだあれだけはしゃげるんだから…」
星梨花「亜美さん真美さんなんて走り回ってます…」
志保「私達も負けてられないわよ。明日から早速早朝マラソンね」
可奈「ら、ライブ翌日に早朝マラソン~?」
美奈子「あはは…でも先輩達に追い付くにはそのくらいしなきゃねー」
杏奈「お、お疲れ様でしたー!」ドタドタドタ
星梨花「え?ちょ、杏奈ちゃん?」
杏奈「ごめんなさい!今日、杏奈急いでるの!」タッタッタッ
奈緒「今の、どっちやった?」
可奈「素の杏奈ちゃん…かなぁ」
美奈子「オンモードにも見えたよね…」
志保「急いでるって…この後劇場でミーティングじゃなかったかしら」
「「うーん……?」」
シアター組楽屋
杏奈「(DS起動、バッテリー容量…十分。念のための充電器も…ある)」
3DS「起動しました」
杏奈「(今日は待ちに待ったポケモンバンクの解禁日!昨日の夜は今日のライブに備えて早く寝ちゃったから結局このタイミングになっちゃったけど…)」
3DS「インターネットに接続しています」
杏奈「(これでXYに杏奈の過去作からポケモンを連れていける!それに備えて既に過去作もめぼしいポケモンは厳選済み!)」
3DS「任天○eショップを起動しています」
杏奈「(色んなパーティで通信対戦が出来るなんて幸せ~♪早速ポケモンバンクをダウンロードして…)」
3DS「接続できませんでした」
杏奈「(ううん…お仕事終わった夜からならスムーズにダウンロードできるかと思ったけどダメだった…)」
3DS「接続できませんでした」
杏奈「うー…今はもう無理かなぁ…?」
奈緒「何が無理なん?」
杏奈「!!!???」ドンガラガッシャン
奈緒「おっ、ええリアクションしてますな~♪」
杏奈「な、奈緒…さん。び、び、ビックリした…」
奈緒「んーやっぱオフモードやんな。てことはやっぱりゲーム絡みか?」
志保「まぁ、そうだと思ったわ…」
百合子「杏奈ちゃん。そろそろ劇場に戻ってミーティングだって」
杏奈「あ…うん。急いで着替え…ます…」
杏奈「(明日起きてからでも良いよね…)」
12月26日PM5時
小鳥「定時ですけどお二人はどうしますか?」
律子「私も今日はあがります。昨日のライブ関係の仕事も終わりましたし」
P「俺はもうちょっとやっていきますので音無さんと律子は先に帰っちゃってください」
律子「あら?ライブ関係の仕事は終わりましたよね?」
P「そうなんだけど今後の事も考えておこうと思ってな」
小鳥「今日くらいはゆっくり休んだらどうですか?プロデューサーさん、ライブ前ほとんど寝てないでしょう?」
P「ホントにちょっとだけですから大丈夫ですよ。あまり遅くならないようにしますので」
律子「なら私も残って…」
P「そうしてほしいのはやまやまなんだが、目の下に軽くクマを作ってる女の子には無理させたくないなぁ」
律子「うぇ!?………あっちゃー、ホントだ」
小鳥「お化粧で誤魔化せないほどなんですね…律子さんお疲れさまです」
P「音無さんもですよ。ずっと事務所で寝泊まりしてたんでしょう?疲れが見えますよ」
小鳥「えっ!?で、でも私はそんなに疲れてないと思いますよ!?」
P「じゃあ音無さん。俺が14時頃相談した内容覚えてますか?」
小鳥「えーっと………そ、相談なんてしてきましたっけ……?」
P「ええ、ライブで起こったちょっとしたトラブルの相談なんですけどね」
小鳥「………すみません、覚えていません」
P「でも報告書にはちゃんと改善案と一緒に書かれてますよ。ほら」
小鳥「あら、ホント…わ、私どんな様子でしたか…?」
律子「心ここにあらず。と言ったところでしたね」
小鳥『ふぁい、わらひがやっておきますねぇ…』エヘヘ…
律子「みたいな感じで。目もハイライト消えてましたし」
小鳥「(まさか自分がレ○プ目になる日が来るとは思わなかったピヨ…)」
P「そんなわけで、お二人は身体を休めてください。俺も無理はしませんよ」
律子「そう言って無茶するのがプロデューサーですからね。時間を決めましょう」
小鳥「そうですね、プロデューサーさんもクマ酷いですし身体も凝ってますよね?」
P「あー、わかっちゃいますか?」
律子「首を傾けるたびにバキバキ鳴ってたら嫌でもわかります!」
小鳥「本当は私たちと一緒に帰って欲しいところですよ…」
P「ははは、二人には叶いませんね。じゃあ19時には帰ります。これなら良いでしょう?」
小鳥「それなら…まぁ…」
律子「帰ったかどうか確認するために19時以降に電話しますから必ず取ってくださいね!」
P「あぁ、了解!」
小鳥「それでは、お先に失礼しますね」
律子「お疲れ様です」
P「お疲れでしたー…っと。さて、まずは今後のアイツらのスケジュールまとめておこうかな」
18時25分
P「ふーっ。だいたいこんなものかな。シアター組も仕事が増えてきて嬉しい限りだ」
ガチャ
P「うん?誰か来たのかー?」
杏奈「おはよ……ございます…………」ずーん
P「ど、どうした杏奈?今日はアイドル全員オフのハズだろう?」
杏奈「………ったの」
P「うん?すまん、よく聞こえなかったが…」
杏奈「ポケモンバンク……ダウンロードできなかったの……」
P「ポケモンバンク?……あぁ!杏奈が凄く楽しみにしてたやつか!昔のソフトからポケモンを送ることが出来るとか言う!」
杏奈「……」コクン
P「ダウンロードできなかったって…配信は昨日からじゃなかったか?」
杏奈「サーバーに負荷がかかりすぎて……一時配信停止だって……」グスッ
P「あー……そうなのか……」
杏奈「……」グスグス
P「…杏奈、おいで」
杏奈「……はい」テクテク
P「もう配信しないわけじゃないんだろう?待つ楽しみが長くなったと思えば良いじゃないか」ナデナデ
杏奈「ぁぅ……///」
P「それに杏奈がXYで作ったパーティがいるじゃないか。もう少しその子達と戦えると思えば良い」ナデナデ
杏奈「ん……///」コクン
P「むしろ過去作から送られてきた手強いポケモン達を今のパーティで倒せれば達成感が沸いてこないか?」ナデナデ
杏奈「ぁ、うん……杏奈、制限プレイも好きだから……///」
P「よし!それなら話は簡単だ!ポケモンバンクをダウンロード出来て自慢してるやつらを皆やっつけてやれ!」ワシワシ
杏奈「ふにゃ………うん!ありがとうプロデューサーさん!」
P「そうだ、せっかくだから強い人同士の対戦を見せてくれないか?ちょうど仕事も終わったところだしさ」
杏奈「うん、杏奈のカッコいいところ見ててね! 」
P「あの、杏奈さん?」
ギルガルドのシャドーボール!
効果は抜群だ!
相手のメタグロスは倒れた
○○との勝負に勝った!
○○ ポケモン数0 LOES
VS
あんな ポケモン数3 WIN
杏奈「えへへ。弱点保険特殊ギルガルドはまだまだ通用するね……なに?プロデューサーさん……?」
P「どうして私めは杏奈さんの椅子になっているのでせう?」
杏奈「……よ、横からDS覗かれると……気が散るから……///」
P「(いやしかしこれはいわゆるあすなろ抱きてか今の子はそんな言葉知って)」
杏奈「プロデューサーさん……暖かいね?///」
P「そ、そうだな……(暖かい柔らかい良いにおいいやまて落ち着け冷静に)」
杏奈「杏奈……これなら絶対負けない……///」
P「そ、そうか!頑張れ杏奈!(正直対戦を見てる余裕が無いですはい)」
杏奈「(プロデューサーさん、大好きだよ……♪)」
Prrrrr Prrrrr
律子「出やがらねぇあの男……」
4に続く
12月25日 765プロオールスターズ クリスマスライブ
杏奈『皆ありがとー!だーっいすきだよー!』
律子「うん、杏奈もバッチリでしたね。今朝はそわそわしてたから少し心配してたんですけど」
P「元々プロ意識は高い娘ですからね。スイッチが入ればちゃんと集中してくれるんだよなぁ」
律子「最近はそうでも無かったみたいですけどね」
~回想~
P「あれ?杏奈この時間はボイストレーニングじゃなかったか?」
杏奈「えっ…?あぁ!ご、ごめんなさい!」フラベベゲンセンシテマシター
P「杏奈まだ帰って無かったのか!?もう夜の10時過ぎてるぞ!?」
杏奈「え、ええ!?どうしよう、お外暗い…」ランダムタイセンヤッテマシター
P「仕方ないな。送ってってやるから、ほら帰る準備!」
杏奈「あぅ…は、はい…」
小鳥「あのー、杏奈ちゃーん?そろそろパソコン返してくれないと仕事が…」
杏奈「ううん…耐久にこれだけ振らないと…でもそしたらSが足りないかも…」
小鳥「杏奈ちゃぁぁぁん…今日中に作らなきゃいけない書類があるのよぉぉぉ…」シクシク
律子「とまぁ、こんな感じに」
P「ポケモン発売してからずっとこんな感じだからなぁ。しかしゲームは杏奈の動力源だから変に注意してアイドル活動に影響が出ても困るし…」
律子「あまり甘やかしちゃ駄目ですよ?プロデューサー殿?」
P「はは、善処するよ」
律子「む。随分と曖昧な返事ですね」
P「いやー、俺もすっかりポケモンにハマっちゃったからな。気持ちはわかる、うん」
律子「そんなにずっとやってられるゲームなんですか?クリアして終わりなんじゃ…」
P「俺も最初はそう思ってたんだけどさ、杏奈曰く…
杏奈『プロデューサーさん…ストーリーは…チュートリアル…だよ?』
だ、そうでして」
律子「はぁ……クリアした後に何があるって言うんですか?」
P「まず強いポケモンを育てる環境を作る」
律子「と、言いますと?」
P「具体的にはボケモンの性格って25種類あるんだが、それぞれの性格のメタモンを集める」
律子「メタモン…ですか。そんなに大事なんですか?」
P「ほとんどのポケモンとタマゴを作ることができる」
律子「は、はい?タマゴ…ですか?」
P「まぁ、強さを子供に受け継がせるもの…とでも思ってくれ。詳しく知りたかったら調べた方がわかりやすい」
律子「いえ、結構です」
P「ここまで聞いてバッサリ!?……こほん。で、強いポケモンへと成長させてパーティを組んで、対戦するんだ。手塩にかけたポケモンが活躍してくれると嬉しいぞ」
律子「なるほど。少しプロデュースと似てますね、育てたアイドル達がライブで結果を出してくれたらやっぱり嬉しいですし」
P「そうなんだよ。特に強いやつをテクニックを駆使して倒したりとかが熱くてな」
律子「アイドルで例えると?」
P「グラビア勝負であずささんに千早で勝つ、みたいな」
律子「え、そんな事可能なんですか?」
千早「…くっ」
春香「え、MC中に急にどうしたの千早ちゃん!?」
千早「…いえ、なんでもないわ。なんだか言わなきゃいけない気がして」
P「んーと、胸の大きさでは勝てないから曲線美で勝負するとかかな。千早のあの腰のラインは素晴らしいしな!」
律子「なるほど、どうにかしてお客さんの視線をそこに持っていければ千早の勝ち。そしてそこはプロデューサー殿の手腕次第と言う事ですか」
P「実際にそう上手く進めるのは難しいけどな。あずささんの身体のラインだって素晴らしいわけだし、そこのアピールに力を入れてるプロデュース方法にはやっぱり負けちゃったりな」
律子「なるほど、胸はもともと十分な戦力だから、他を磨きあげることで隙が無くなると」
P「ただ全体的に磨いているとバスト勝負に強引に持ち込んできた貴音にあっさり負けたりするんだ」
律子「あー、他のアイドルの事も考えなきゃいけないんですね」
P「対戦は1パーティ6人で、そこからルールに応じて3、4人だったり6人全員で勝負したりするわけだ」
律子「1vs1だけじゃなく、2vs2や3vs3、そしてオールスターズによる総力戦と。なかなか奥が深いですね」
P「な、結構共通点あって楽しいだろ?律子もやってみたらどうだ?」
律子「うーん、プロデュースの勉強になりそうなならなさそうな……少し考えておきます」
小鳥「(あの律子さんが説得された…だと…)」
P「あ、音無さん司会進行お疲れ様です。今は春香達のMCなんですね」
小鳥「え、ええ。プロデューサーさんの上条さんばりに熱いセリフを聞いてたら私もまたやりたくなってきました」
P「また…ってことは以前は?」
小鳥「はい、私ちょっとやってたことあるんですよ♪」
P「そっか、音無さん世代だと初代がドンピs
小鳥「プ・ロ・デュ・ー・サーさん♪」ニコォォォ…
P「スミマセンナニモイッテマセン」
春香『それじゃーそろそろ最後の曲いっちゃおう!Ready!!!』
春香「プロデューサーさん!凱旋ですよ、凱旋!」
美希「ハニー!美希頑張ったのー!褒めて褒めてー!」
P「あぁ!皆お疲れ様!良いライブだったぞ!」
伊織「ふふん、トーゼンよ!誰が出てると思ってんの!」
亜美「おやおや→?素直じゃないですな→?」
真美「最近兄ちゃんに構ってもらえなくて寂しがってたくせに→!」
伊織「う、うるさいわね!そんなわけないでしょ!///」
やよい「うっうー!伊織ちゃん顔真っ赤ですー!」
伊織「や、やよい!?ち、ちがっ…」
P「はいはい、あまり構ってやれなくてすまんかったなー」ポンポン
伊織「頭ポンポンするんじゃないわよ!///」
真美「つまりいおりんは→」
亜美「ポンポンじゃなくてナデナデしてほしいと!」
伊織「~~~~っ!!//// 亜美!真美ー!」
亜美真美「わー!いおりんが怒ったー!」キャッキャッ
あずさ「あらあら~。私も頭撫でて貰おうかしら~」
貴音「真、よき考えです。貴方様、私達も頑張りましたよ?」
真「ん?貴音僕の事呼んだ?」
雪歩「真ちゃん違いですぅ」クスクス
千早「ところでプロデューサー。ライブ中何を話してたんですか?」
律子「プロデュースの講座らしきものをちょっとねー」
響「おっ!もう次の事考えてくれてるんだな!自分完璧だから何でもこなしてみせるぞー!」
P「ほらほら、皆いつまでもここにいないで楽屋で着替えてこーい!」
「「「はーい!!」」」
奈緒「はぁ…はぁ…慣れてきた思ってたけど、やっぱり疲れるもんは疲れるなー」
百合子「う、うん。でも流石先輩達は凄いね…私たちより出番多かったのにまだあれだけはしゃげるんだから…」
星梨花「亜美さん真美さんなんて走り回ってます…」
志保「私達も負けてられないわよ。明日から早速早朝マラソンね」
可奈「ら、ライブ翌日に早朝マラソン~?」
美奈子「あはは…でも先輩達に追い付くにはそのくらいしなきゃねー」
杏奈「お、お疲れ様でしたー!」ドタドタドタ
星梨花「え?ちょ、杏奈ちゃん?」
杏奈「ごめんなさい!今日、杏奈急いでるの!」タッタッタッ
奈緒「今の、どっちやった?」
可奈「素の杏奈ちゃん…かなぁ」
美奈子「オンモードにも見えたよね…」
志保「急いでるって…この後劇場でミーティングじゃなかったかしら」
「「うーん……?」」
シアター組楽屋
杏奈「(DS起動、バッテリー容量…十分。念のための充電器も…ある)」
3DS「起動しました」
杏奈「(今日は待ちに待ったポケモンバンクの解禁日!昨日の夜は今日のライブに備えて早く寝ちゃったから結局このタイミングになっちゃったけど…)」
3DS「インターネットに接続しています」
杏奈「(これでXYに杏奈の過去作からポケモンを連れていける!それに備えて既に過去作もめぼしいポケモンは厳選済み!)」
3DS「任天○eショップを起動しています」
杏奈「(色んなパーティで通信対戦が出来るなんて幸せ~♪早速ポケモンバンクをダウンロードして…)」
3DS「接続できませんでした」
杏奈「(ううん…お仕事終わった夜からならスムーズにダウンロードできるかと思ったけどダメだった…)」
3DS「接続できませんでした」
杏奈「うー…今はもう無理かなぁ…?」
奈緒「何が無理なん?」
杏奈「!!!???」ドンガラガッシャン
奈緒「おっ、ええリアクションしてますな~♪」
杏奈「な、奈緒…さん。び、び、ビックリした…」
奈緒「んーやっぱオフモードやんな。てことはやっぱりゲーム絡みか?」
志保「まぁ、そうだと思ったわ…」
百合子「杏奈ちゃん。そろそろ劇場に戻ってミーティングだって」
杏奈「あ…うん。急いで着替え…ます…」
杏奈「(明日起きてからでも良いよね…)」
12月26日PM5時
小鳥「定時ですけどお二人はどうしますか?」
律子「私も今日はあがります。昨日のライブ関係の仕事も終わりましたし」
P「俺はもうちょっとやっていきますので音無さんと律子は先に帰っちゃってください」
律子「あら?ライブ関係の仕事は終わりましたよね?」
P「そうなんだけど今後の事も考えておこうと思ってな」
小鳥「今日くらいはゆっくり休んだらどうですか?プロデューサーさん、ライブ前ほとんど寝てないでしょう?」
P「ホントにちょっとだけですから大丈夫ですよ。あまり遅くならないようにしますので」
律子「なら私も残って…」
P「そうしてほしいのはやまやまなんだが、目の下に軽くクマを作ってる女の子には無理させたくないなぁ」
律子「うぇ!?………あっちゃー、ホントだ」
小鳥「お化粧で誤魔化せないほどなんですね…律子さんお疲れさまです」
P「音無さんもですよ。ずっと事務所で寝泊まりしてたんでしょう?疲れが見えますよ」
小鳥「えっ!?で、でも私はそんなに疲れてないと思いますよ!?」
P「じゃあ音無さん。俺が14時頃相談した内容覚えてますか?」
小鳥「えーっと………そ、相談なんてしてきましたっけ……?」
P「ええ、ライブで起こったちょっとしたトラブルの相談なんですけどね」
小鳥「………すみません、覚えていません」
P「でも報告書にはちゃんと改善案と一緒に書かれてますよ。ほら」
小鳥「あら、ホント…わ、私どんな様子でしたか…?」
律子「心ここにあらず。と言ったところでしたね」
小鳥『ふぁい、わらひがやっておきますねぇ…』エヘヘ…
律子「みたいな感じで。目もハイライト消えてましたし」
小鳥「(まさか自分がレ○プ目になる日が来るとは思わなかったピヨ…)」
P「そんなわけで、お二人は身体を休めてください。俺も無理はしませんよ」
律子「そう言って無茶するのがプロデューサーですからね。時間を決めましょう」
小鳥「そうですね、プロデューサーさんもクマ酷いですし身体も凝ってますよね?」
P「あー、わかっちゃいますか?」
律子「首を傾けるたびにバキバキ鳴ってたら嫌でもわかります!」
小鳥「本当は私たちと一緒に帰って欲しいところですよ…」
P「ははは、二人には叶いませんね。じゃあ19時には帰ります。これなら良いでしょう?」
小鳥「それなら…まぁ…」
律子「帰ったかどうか確認するために19時以降に電話しますから必ず取ってくださいね!」
P「あぁ、了解!」
小鳥「それでは、お先に失礼しますね」
律子「お疲れ様です」
P「お疲れでしたー…っと。さて、まずは今後のアイツらのスケジュールまとめておこうかな」
18時25分
P「ふーっ。だいたいこんなものかな。シアター組も仕事が増えてきて嬉しい限りだ」
ガチャ
P「うん?誰か来たのかー?」
杏奈「おはよ……ございます…………」ずーん
P「ど、どうした杏奈?今日はアイドル全員オフのハズだろう?」
杏奈「………ったの」
P「うん?すまん、よく聞こえなかったが…」
杏奈「ポケモンバンク……ダウンロードできなかったの……」
P「ポケモンバンク?……あぁ!杏奈が凄く楽しみにしてたやつか!昔のソフトからポケモンを送ることが出来るとか言う!」
杏奈「……」コクン
P「ダウンロードできなかったって…配信は昨日からじゃなかったか?」
杏奈「サーバーに負荷がかかりすぎて……一時配信停止だって……」グスッ
P「あー……そうなのか……」
杏奈「……」グスグス
P「…杏奈、おいで」
杏奈「……はい」テクテク
P「もう配信しないわけじゃないんだろう?待つ楽しみが長くなったと思えば良いじゃないか」ナデナデ
杏奈「ぁぅ……///」
P「それに杏奈がXYで作ったパーティがいるじゃないか。もう少しその子達と戦えると思えば良い」ナデナデ
杏奈「ん……///」コクン
P「むしろ過去作から送られてきた手強いポケモン達を今のパーティで倒せれば達成感が沸いてこないか?」ナデナデ
杏奈「ぁ、うん……杏奈、制限プレイも好きだから……///」
P「よし!それなら話は簡単だ!ポケモンバンクをダウンロード出来て自慢してるやつらを皆やっつけてやれ!」ワシワシ
杏奈「ふにゃ………うん!ありがとうプロデューサーさん!」
P「そうだ、せっかくだから強い人同士の対戦を見せてくれないか?ちょうど仕事も終わったところだしさ」
杏奈「うん、杏奈のカッコいいところ見ててね! 」
P「あの、杏奈さん?」
ギルガルドのシャドーボール!
効果は抜群だ!
相手のメタグロスは倒れた
○○との勝負に勝った!
○○ ポケモン数0 LOES
VS
あんな ポケモン数3 WIN
杏奈「えへへ。弱点保険特殊ギルガルドはまだまだ通用するね……なに?プロデューサーさん……?」
P「どうして私めは杏奈さんの椅子になっているのでせう?」
杏奈「……よ、横からDS覗かれると……気が散るから……///」
P「(いやしかしこれはいわゆるあすなろ抱きてか今の子はそんな言葉知って)」
杏奈「プロデューサーさん……暖かいね?///」
P「そ、そうだな……(暖かい柔らかい良いにおいいやまて落ち着け冷静に)」
杏奈「杏奈……これなら絶対負けない……///」
P「そ、そうか!頑張れ杏奈!(正直対戦を見てる余裕が無いですはい)」
杏奈「(プロデューサーさん、大好きだよ……♪)」
Prrrrr Prrrrr
律子「出やがらねぇあの男……」
4に続く