事務局長通信

全関西集会に1300名

 「みんな怒っている。あきらめてはいない。訴え続ける」
 2月29日、京都テルサで行われた全関西集会には各府県から1300名、会場一杯となり、中に入れない人たちが出るほどの熱気あふれる集会となりました。 

 はじめに嵐谷安雄さん(大阪障害フォーラム代表世話人 集会実行委員長)からの挨拶のあと、奈良市育成会の小西さんをはじめに、親、聴覚、精神当事者、精神家族、自立支援法違憲訴訟団、知的当事者、難病の立場から、テーマを「総合福祉法へ期待するもの」として、リレートークが行われました。
 「妥協せずによい法律を。将来につながる財産を」「移動支援で自転車がダメと言わる」「地域で生きたい。そのための支えは必要」「当事者の声をもっと聞いてほしい」「難病は今も障害者として認知されていない。高額な医療費がかかり、家庭崩壊、貧困につながる」等、切実な実態や願いが次々と出されました。

 それらの声を受ける形で、藤井克徳さん(日本障害フォーラム幹事会議長)から「障害者総合福祉法と骨格提言」とテーマで、29日に行われた民主党厚生労働部門会議の最新情報も交えながらの講演がありました。
 「私たちは、新しい権利が欲しいと言っていない。障害のない者との公平・平等の権利を求めているだけ」「応益負担や障害程度区分などという問題の本質は障害を自己責任にしていること」「これまで国は、『とりあえずは』と言うことで、制度改革時に言い逃れてきた。そこから脱却を求めたい。運動は裏切らない」等の話に、大きな拍手が沸き起こりました。

 集会が行われている最中に入ってきた、昨日(28日)大阪市議会で総合福祉法の制定を求める意見書が採択されたことが紹介され、大きな歓声が湧きました。

 最後に、「 障害者総合福祉法に骨格提言を反映させることを求める緊急アピール」を採択、その後600名以上が参加して、会場から京都駅北口を通り、西本願寺前前まで、デモ行進が行われました。

 「私抜きに私たちのことを決めないで」、集会に集まった全関西の障害者の声、そして全国各地の障害を持つ仲間や家族・支援者の思いを実現するために、引き続き奮闘していきたいと思います。

当日配布資料集…
120229w.pdf

集会アピール
qifas.doc

大阪市議会意見書
sc12.2.28.docx











デモ行進

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