事務局長通信

きんようび通信No.327

きんようび通信No.327

2017年3月24日

▲職場の若い2人が結婚し、先日そのお祝い会が開催された。心からの祝福のメッセージ・工夫を凝らしたスタンツ等がたくさんあって、笑いの絶えないとてもあたたかい時間を過ごした。最後は全員で記念撮影、参加した全員が幸せな気持ちになれた会であった。

▲自分の思いを話すことに苦手さを感じている2人だが、これまでの歩み・これからの生活や生き方について率直な思いを話してくれた。聞いている時、涙腺が緩んでくるのを押さえるのが大変だった。様々な困難はあるだろうが、乗り越えていってほしいと思う。

▲貧困と格差の広がりの中で、「結婚」することも今や普通でなくなっている日本(「フレディみかこ」最新著より)。新婚家庭へ家賃補助制度など独自施策や子育て支援に重点を置く自治体も多い(大事なことだ)が、経済の根本を立て直すことがもっとも必要ではないか。私たちの運動が、問われている。

▲先週紹介した詩人「吉野弘」、2年前のNHK「クローズアップ現代+」で取り上げられていてることを知った。番組のタイトルは「〈いまを生きる〉言葉」、多くの人が彼の作品に影響を受けていた。「吉野弘」は、結婚やその後の歩みについて示唆的な詩を残している。


《祝婚歌 作:吉野弘》
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい


【今日は何の日】
http://www.nnh.to/03/24.html

【今週の一句】
酒飲み川柳
場所取りの
役が当たって
ホッカイロ

【今週の歌】
・「Sleep On The Floor」…The Lumineers
4月に東京で一夜限りのプレミアムライブがありますね。ちなみにこのMVでは、1分過ぎから演奏が始まります。

https://www.youtube.com/watch?v=v4pi1LxuDHc

【今週のグルメ情報】
・「若葉」…東京・築地市場場外
「朝ラー」にちょうどいい塩梅のラーメンですね。
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13014858/



【追伸kirakira2
2016年度もあと1週間。

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