事務局長通信

総合支援法をめぐる国会審議の状況

 本日行われた国会行動の速報です。午前10時に、衆議院第二議員会館前での集会。訴訟団・めざす会を中心に、全国各地から400名近い参加がありました。「基本合意を守れ」「骨格提言を尊重した新法を、私たちは望んでいる。徹底審議をおこなってほしい」という訴えが、国会周辺に響き渡りました。
 午後1時からは、要請文をもって全国会議員への訪問を実施、直接議員や秘書に訴えました。
 午後3時からは厚生労働委員会の傍聴行動、60名分の席しかありませんでしたが、立って傍聴するほどの参加がありました。委員会は朝9時半から他の分野の審議があり、総合支援法案の趣諮燒セは午後4時前後という日程。趣諮燒セは国会用語で「お経読み」と言われており、小宮山厚生労大臣が行い、たった3分程度の説明で終了しました。
 明日は午前9時から審議が始まり、12時前には委員会での採決をおこなうこととなっています。「私たち抜きに私たちことをきめないで」、法案の徹底審議をもとめ、最後まであきらめない運動が求められています。引き続き奮闘しましょう!(明日は、大阪から3名が参加します)


2012年4月17日

すべての国会議員のみなさんへ
「基本合意」を守り「骨格提言」を尊重するため
徹底審議を求める要請文


障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団      
障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会

 「障害者総合支援法案」は、民主党と自民党、公明党の3党が修正法案をまとめ、本日中にも衆議院厚生労働委員会で趣諮燒セがおこなわれ、連休前にも強引に可決・成立の方向と報道されています。
 しかし、法案は、廃止すべき障害者自立支援法の「上塗り」にすぎない一部「改正」法案です。国は公文書で、「(自立支援法を)廃止し新たな総合福祉法制を実施する」とした「基本合意」を交わし、司法決着しました。ところが、法案は、これを一方的にくつがえし、反故にしようとするものです。法治国家としてあってはならないことです。
 私たちはこれを断じて認めることはできません。国は、約束した「基本合意」を破ることなく、自立支援法を廃止する責務があります。
 また、障がい者制度改革推進会議の総合福祉部会構成員55名全員がひとつになってまとめた「骨格提言」を、「棚上げ」「先送り」するのではなく、誠実に尊重して法案に反映されるよう、公聴会の開催を含め、時間をかけた徹底審議がなされるべきです。
 この間の動きに対して、多くの地方紙は、社説等で政府の動向をきびしく批判しています。各地方自治体では、骨格提言にもとづいた「総合福祉法」実現を求める決議があいついで採択されています(4月16日現在、186自治体)。
 国会議員のみなさんにおかれましては、ぜひ、つぎのことにご尽力くださいますよう、心から要請いたします。

1)「尊厳を深く傷つけた」応益負担は完全になくなっていません。国が「基本合意」で交わしたように、障害者自立支援法は廃止してください。そのためにも法の廃止条項を明記してください。
2)新法は、総合福祉部会がまとめた「骨格提言」を反映したものとしてください。
3)国会審議にあたっては、「基本合意」を守り、「骨格提言」を尊重するため、参考人招致や公聴会を開催するなど徹底した審議を行ってください。
 以上

18日の行動
8時30分 衆議院第一別館(議面)集合(第一議員会館の道路を挟んだ向かい)
9:30~13時頃 傍聴者以外は路上集会=衆議院第二議員会館前

このブログの内容は、今日の国会行動に参加していた人からのメールやつぶやきで構成されています(^_-)-☆。

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