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シベリア少数民族の興亡をつづる大河ドラマ 「静かなビリュイ~タイガの孤児達」

舞台は17世紀のシベリア。タイガと呼ばれる広大な針葉樹林帯に暮らしていた様々な民族達の、知られざる生活様式や興亡の歴史。

ビリュイの「死の谷」(26)

2010年11月11日 18時28分47秒 | 日記
 多くの人はこの現象が地球の自然現象に由来していると考えている。実は、似たような現象がアルタイ山脈地方やカルムィクのチョールヌィエ・ゼムリ地区ではしょっちゅう起こっているのだ。そしてそこにある草原にも謎の金属製の構造物が、湾曲し、苔で覆われたのも、比較的新しいのも、存在するのである。時折、夜でも昼でも、空に何かが轟き、眩い白い光が光り、地上では例の「金属の怪物」が現れるのだ。だがその際に現れる金属の破片には、はっきりとロシアとウクライナの軍事工場の刻印が押されている。その地区と隣り合わせの村では、それらの残骸を利用して作った暖炉が一軒に一台は必ずあるくらいだ。そこでもそれらの残骸を見つけた猟師や牧童の話は腐るほどある。彼らは全く何にも似つかないような金属片を見つける。それは銀色の筒で、見つけてから何ヶ月経っても熱いままなのだ。で、持って帰った彼らは死んでしまう。
 
 ビリュイの現象も簡単に説明がついたことであろう。謎の「鍋」は宇宙ロケットが発射失敗した残骸であるとか、あるいは切り離された、まだ放射能の残る部分だったとか、そんな説明も論理的にはできるに違いない。さらにはヤクーチヤは、カザフスタンで発射されたロケットの残骸が落ちてくるべき、まさにそんな地域に属しているのである。しかし、ここで話された話は、そんなロケットも、原子爆弾も、あるいは原子炉も、まだ存在しなかった頃の話なのである。

 このような状況は、UFO研究者らが、人気のないビリュイのタイガの中に宇宙人によって作られた、秘密基地であるとか、「UFOの墓場」であるとかという、いわゆる宇宙人飛来説に飛びつく原因にもなっている。


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