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TEAM TWINSのエースドライバー野口氏のお届けするコラムです。EXPドライバーならではの情報満載です。

2005/01/25

2005-01-25 12:52:55 | RC全般
そして運命の決勝戦スタートです。昼休みに各選手を偵察しにいったときに気が付きました。自分と違うタイヤを付けている選手が何人もいたのです。どうしよう?タイヤを変えようかな?しかし変えるタイヤもってないしな、と、考えながら上位三台のマシンを偵察しに行きました。そうしたらなんと!三台とも自分とタイヤが違いました!迷いは消え急いでピットにもどり、一緒にいた仲間にタイヤない?と聞いてみると、Bメイン決勝が終わったら貸してくれることになりました。親友の佐藤さんからフロントタイヤ、秀河の部屋でお馴染みの秀河君にはリヤタイヤを、完全にレンタルタイヤで行く作戦に決めました。そしてAメインの決勝が来ました。急いでタイヤを付けるとすでにライバル達のマシンはグリットに並んでいました。一周も練習することができずに不安でしたが、やるしかない、このタイヤに賭けるしかないと思いました。自分の予選の走りではまったく歯が立たなかった上位三台。三位になれればラッキー!ビリもありえる状態でした。彼らを逃がしてしまっ
たら絶対に追い付かない!スタートして一分以内で仕掛けなくては、混戦から離れては絶対にいけないと思いスタートシグナルを待ちました。そしてスタート!フライングギリギリのスタートを決め一瞬で三位に、そして高速コーナーの中でインに飛び込み二位に浮上!一周目を二位で帰って来ました。勢いは止まらず二週目のバックストレートでトップになることが出来ました。しかしすぐに追い付かれてしまいバトルスタート!コーナーでは追い付かれてしまいますが、ストレートで引き離す展開になりました。しかし痛恨のミス、ギャップに足をとられてしまい壁に激突!マーシャルの目の前だったのですぐに助けてもらい、コースに復帰!今度は追い掛ける立場に変わってしまいました。トップとの差は約二秒、しかも相手は2004年度のフェニックスチャンピオン。全日本選手権でもシード権にも何度か入っておりさらに付け足すとフィンランドでおこなわれた世界選手権にも出場している神奈川県屈指の実力派。その相手よりも先にミスをしてしまい、マズイことになった絶対にマ
ズイと思いました。でも負けたくない絶対に負けないと信じて死ぬ気で全開走行開始。少しずつ差が詰まりかけたその時でした。彼もギャップに足をとられ急接近!今しかない、これが最後のチャンスと思い思いっきり接触覚悟でインに飛び込んでいきました。トップにやっと躍り出たのだから二度とミスはしない!絶対に負けない!と心の中で叫び続け、早くゴールになってくれと祈りながら走りました。やはりその時も一秒差くらいでの大バトル中でした。そしてゴールの音を聞き勝利を確信してゴールしていきました。ゴールすると秀河君と佐藤さんが駆け寄ってくれておめでとうと喜んでくれました。僕もすごく嬉しかったです。ヒトツの勝利をみんなでよろこべて最高の気分でした。秀河くん、佐藤さんありがとうございました。

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