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『ルソーの夜会展』

2011年01月20日 | 美術
西洋美術史のS先生が退職なさるので
お部屋の片付けをお手伝いし
たくさんの蔵書を頂戴した。

折りにふれてご紹介しようと思うが
今日、頂いた中で思いで深いのが
この展覧会カタログ。

1985年というから、もう25年も前だった。
今まで多くの美術展にいったが
中でも、この展覧会は、好企画として印象に残っている。

ルソーの伝記に必ず登場する
有名な「夜会」を再現する、という、しゃれた企画である。

私は、(今はなくなってしまった)新宿の伊勢丹美術館で観た。

数年前、ある会で、元伊勢丹美術館の副支配人をされていた方とお会いし
当時の話に花が咲いた。
その方も昨春、急逝されたので、文字通り、思い出話となった。


そんなことを思い出しながら
今、カタログをめくっています。。(^ω^)


驚いたことに
Webにその展覧会のことが
載っているので、書き留めておいた。
 (滋賀に巡回した記録だが、、)




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『1908年-ピカソのアトリエで アンリ・ルソーの夜会』展
1985年10月25日 ~ 1985年11月14日

 素朴派芸術を代表する巨匠であり、20世紀絵画史を考える上で忘れることのできない
 画家アンリ・ルソー。
 しかし彼の生前にあっては、その芸術は常に嘲笑の的にしかすぎなかった。
 ルソー芸術の素晴しさを最初に認めたのは、モンマルトルのアパート「洗濯船」に
 寄食していた若い芸術家-アポリネールやピカソたちであった。
 彼らは1908年11月のある夜、「洗濯船」のピカソのアトリエに64歳のルソーを招き、
 彼を励まし讃える夜会を開いたという。
 この展覧会は、美術史上大きな意味をもつこの夜会にスポットを当て、夜会に出席
 した画家12人の作品113点、彼らに影響を与えたアフリカ黒人彫刻8点、その他
 アポリネール自筆の詩や洗濯船の模型等の資料を通して、当時の夜会の雰囲気を再現
 しようとするものである。
  
 なおこの展覧会は、新宿・伊勢丹美術館、当館、香川県文化会舘、鹿児島県立歴史
 資料センター黎明館の順に巡回した。

 主催 滋賀県立近代美術館、読売新聞大阪本社、読売テレビ放送、美術館連絡協議会
 後援 外務省、文化庁、フランス大使館
 協賛 花王株式会社

 図録 270×225mm、162ページ(カラー作品図版68点、モノクロ作品図版149点)
 監修・執筆:岡谷公二
 執筆:大高保二郎、丹尾安典
 編集・発行:読売新聞社
 制作:アートよみうり
 内容:
 論文:「ルソーの夜会展に寄せて」 ジャニーヌ・ワルノー、
    「アンリ・ルソーの位置」 岡谷公二、
    「ルソーの夜会」 アンドレ・サルモン、
    「画家にして、もとパリ市入市税関官吏アンリ・ルソーの生活と作品」
         アルセーヌ・アレクサンドル

新聞関連記事 読売新聞 昭和60年10月30日 (夕刊)
       「アンリ・ルソーの夜会展」 石丸正運
読売新聞 昭和60年10月31日~11月8日(朝刊・滋賀版)
       「老画家と若き芸術家たち『アンリ・ルソーの夜会』展から」(7回掲載)


http://www.shiga-kinbi.jp/?p=543

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