腐幸日記

アニヲタ腐女子ノート
サイトの告知とかごちゃまぜ

スピリットベアにふれた島

2011-06-29 00:14:23 | 読書
例によって…
今度は中学校の課題図書w
(図書館のターン)

…これは大人も読んでいいと思いました。

「赦す」がテーマです。
両親から虐待を受けて自暴自棄になっていたコール少年の
立ち直り方が非常ーーーーーに細かに描写されていてですねえ…。
アメリカインディオの「トリンギット族」の言葉が
いちいち深イイです。
他人を赦さなきゃ結局自分が辛いだけなんだよねえ…。
中学生に読んでほしいけど
わかるのかなー。
<少なくとも自分は厨房時代にはわかんなかったと思う

アメリカインディオの教えは
まあ見直されてきてて
以前どっかで書いたよーに、
大学とかにも一部取り入られているそうですし。
この「サークルジャスティス」っていい制度ですねえ。
結局、刑務所入れても再犯率高いし。
自分を見つめ直さなきゃ、何もかわりはしない。
その通りなんですよ…
<色々思い当たる節がwwww


コールの最初のアホさ&DQN加減が面白いですw
なんで熊と戦おうとするのかwwww
まともな思考回路ではありません。
それが最後は自分が傷つけた相手を救おうとする…
そこまでの心理描写が緻密で超自然。
良い子になったと思ったら戻ったり。
まあ腐女子なんでイロイロ妄想しながら読みましたw

結局、スピリットベアとは何だったのか…
明鏡止水の域に達しないと見れないもののようです。
<自分無理…^^;;;

スピリットベアは実在するようですが、
どうやら絶滅危惧種のようなので。
詳細な居場所の描写は控えてました。

私も出会ってみたいなあ…。
<このけがれた魂を浄化したいような…;

あとですね、
村上春樹さんを読んでます…。
一応、「乱読家」を自称してるので
おさえなくてはならんと思ってですねえ…。
ベストセラーすぎて面白いのか謎だったので…。
<ベストセラーってつまんないの多いから
「海辺のカフカ」を読んでます。
面白い…?????のかわかんないです…;
正直、自分の肌には合わないなあ…;;;;;;
<ファンの人ゴメン;

ほかのも読んでみます…。

マルカの長い旅・原子炉時限爆弾

2011-06-26 22:23:29 | 読書
「原子炉時限爆弾」
…怖すぎてちびちびと読んでましたw
科学の知識のない私にもわかりやすーい
原発の構造の説明・危険性が書いてあってですねえ…。
これは みんな読もうぜ!って感じですねー。
日本の国の地盤がいかに脆弱かこんこんと説明。
ことこまかに地球の歴史からの話も取り上げられていました。
予言の書みたいな感じですねー。
人間、利権しか考えなくなったらおわりだわー…。
著者の痛烈な批判がところどころに冴えてます。
「私はいいが…子供たちは」
という思いが終章ににじみ出ていて、
そこは私も同感です。
…私もイイ年ですからいいんですけど…
これからの子供たちのことを思うと…



「マルカの長い旅」
ポルフィの原作かと思ったwww
<違います^^;
1943年のラヴォツネ(当時ポーランド領:現在はウクライナ)
からハンガリーまでユダヤ人狩りから逃れるために、
母親と娘二人で逃亡するが、
末娘のマルカは病気のために家族とはぐれてしまい、
再会するまでのお話。
ゲットーの様子や、ユダヤ人の逃がし屋の様子が細かく描写されてます。
えーこれ高校の課題図書なんー?;
司書の方が並べてたのをひったくってきたので、
おそらく新刊一発目で借りちゃった大人がここに;

景色の表現が美的センスあります。
「ガラスのような水」とか。
と思ったら著者のミリヤムさんは、
芸術大学をでてらっしゃっるんですね(゜o゜;)
ちなみに実在の女性をモデルにされたそうです。
ううーん…受難の時代でしたね。

思えば第二次大戦中のドイツの本…
けっこう…何冊か読んでるなあ…^^;
読む本ごとに切り口が違うので興味深いです。


話題の本ばかり買うとは…

2011-06-14 21:48:16 | 読書
「星守る犬」「続・星守る犬」←画力対決から気になってた
「HUKUSHIMA」
「原子炉時限爆弾」←前から読みたかった

ベストセラーばっかり買うなんて
珍しいです!!!!!<きっぱり
いつも 珍妙な 
「あんたが読むの?」
(言外に「どうすんの?」という意味含)
みたいな本ばかり好んで買うのでw

思ったよりお金たまってたので、
自分のためになる本を吟味中です♪

以下、「星守る犬」の感想です。
ネタばれなんで注意!!!!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



「星守る犬」「続・星守る犬」
読んだ後、あまりのリアリティに一時間くらい茫然としました。
<こんなんはじめてかも
「お涙ちょうだい」
でもないし、
「だらしないオッサンの物語」
でもないなあと思いました。
作品を通じて、作者の現代社会への憤りがひしひしと
感じられて…。
作者自身も、「ぱじ」以来のめぼしいヒットが無く、
メダカの雌雄選別(だっけ;?)したりと
生きていくのに、なみなみならぬ苦労があったから
生まれた作品なんでしょうね。
※作者の奥様はすごーく良い人らしくて
漫画の仕事が一切入ってこなくて
貧乏のどん底でも、
明るく支えていたそうですが←西原先生談

わたしの感想は…
もちろん泣きましたけど
色々考えさせられたり
心をえぐられるような思いがしました。

「福祉行けや」
「犬だけでも助けろよ」
という意見もありますが、
福祉に行くだけの智恵があるなら死にませんし、
簡単に生活保護が受けられるかというと
自治体によってさまざまだから、
いちがいに言えないと思うのです。
(審査基準に厳しいとこはホント厳しい)
ずっとサラリーマンだったお父さんからしたら、
役所の手続きなんて煩雑でしたくもないだろうし、
厭世感もあったんじゃないでしょうかねえ…。
犬だって、お父さんと離れることは望んでいないし…。

奥さんも娘も「悪人だ」「ひどすぎる」
という声も聞かれますが、
自分が生きていくのに精いっぱいで、
他人を思いやれないときってあると思うんです。
二人ともちょうどそんな時期で、
お父さんに心をくだけなくて、
悲しいすれ違いになってしまった。
作品の最後まで読んで、そう感じました。
そして、
こんなお父さんや犬を生みだすような社会は
変えていかなくては…と思いました。

加門七海先生の世界に萌え死ぬ

2011-05-25 20:42:24 | 読書
読んだのは、
「おしろい蝶々」
「呪の血族」
だけなんですが…
ところどころのゲイっぽい表現が艶めかしいというか
色っぽいというか…
昔の日本の陰間文化を彷彿とさせる感じです!
こりゃもっと読みたいと
図書館をあさりましたが
…無念ここまで…;

最近読んだ本
「英雄の書」/宮部みゆき
女の子版ブレイブストーリー(って言っちゃっていいのかな)
弱くてたどたどしい存在ながら、
一生懸命に「黄衣の王」と戦い、
衝撃の結末へ…(誰?想像の範囲だなんて言う人;)
女の子の成長にホロりときました。

いっぴーさんが好きそうな本は、
ここの図書館で探すのは難しいかも…。
よくも悪くも毒にも薬にもならない蔵書が多い。
マニアックな本は自分で買うしかないのか…とほほ;

ただ、郷土史コーナーが充実していたので、
ちょっと覗いてみよっとおもいます^^
(もー郷土史とかちょー好きなんですわああ)

中東 危機の震源を読む

2011-03-11 21:23:55 | 読書
池内 恵著 /新潮社刊

最初の序文で、アメリカマンセーかと思って
一瞬読む気持を無くしたけど誤解でした。
いわゆる中東を、(この呼称不本意だけど!)
公平に見ようとした良著です。

アラビア語で恐怖を「マハーウィフ」というそうです。
だったら、ドイツ語でみんな言ってる、
「テロール=テロ」なんて呼び方失礼よね。
「マハー」とでも呼びましょう。
イスラムに即しているし。

マスゴミですら、「原理主義」って言わなくなったのに、
いまだに「過激派」と「原理主義」を
混同して使っている輩をみると悲しくなります。
…国語辞典ひいてごらん、と言いたくなります。
もう何年も前から言ってるけどね…(家族とかに)

イスラム教自体はけして悪じゃないのに…。
助け合い&相互扶助の宗教なんだよ!!!!
みんな誤解してるって!!!!
コーラン読めばわかるって!
いいように利用され洗脳されて使われる方々が
すごくもったいないです…。
テレビやネットのメディア戦略の勝利の部分も大きいし。

ああ、イラク戦争の時の報道も、
アメリカに主導権握られてたからw
(SAPIOの現地記者談)
…氷山の一角ってか一事が万事って感じよね。


イスラム文化ファンとして、
ここ十年以上モヤモヤモヤモヤしています。

けっ
建国200年のションベン小僧が
イラク様にケンカ売ってんじゃねえよw
結局収拾つかねーじゃんw
ケンカする前に予測できなかったの?
…する前から泥沼化は予測してたけどね。
とか一人でここ何年か毒づいてました。

オバマさんのスピーチは感動したけどね!

これからどうなっていくのかわからないけど…
外交って難しいですね…。

「独裁政権は必ずしも悪じゃない」司馬先生/坂の上の雲二巻
「自分を律することができれば、
凡庸な才でも十分出来る」
みたいなこと書いてましたねえ。

殆どの独裁者が駄目なのは、
自己中心になっちゃうからなんでしょうね。
まあ自分が独裁政権を握ったら、
「BLコーナー拡大」
「ゲイパレード当日 首都圏の幹線道路・全面歩行者天国」
「猫いじめたら死刑」
思いつく限りの政策をあげてみましたが
…やっぱろくでもないわ。