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師任堂(サイムダン)光/色の日記【21話&22話】仁宗

2017-04-12 | 『師任堂』 사임당

【21話&22話】仁宗

仁宗―育ての母を決して疑わなかった純粋な魂を持った王

 


ドラマでの正義感あふれる清廉潔白な世子はギョムを兄のように慕っています。

中宗はそんな世子に危機感を抱きます。
それは朝廷も同様でした。

この世子が後の仁宗です。


仁宗は1515年に中宗の長男として生まれますが、母の章敬王后尹氏はその後まもなく他界、仁宗は文定王后尹氏の手で育てられました。

1544年11月、仁宗は30歳で第12代王として即位します。ですが、その翌年の7月にはこの世を去ってしまいます。朝鮮王のなかでも、もっとも在位期間の短い王として知られています。

8歳で成均館に入るほど聡明だった上、疑うことを知らない純粋さを兼ね備えていた仁宗。だがそんな性格が災いを呼んでしまったのか、彼の死は育ての母として慕っていた文定王后のしわざだといわれています。

文定王后は自身が産んだ息子、慶源大君を王位に就けたいと願っていたといわれ、実際に仁宗の死後に即位しています。

それが後の第13代王 明宗です。この陰謀説は「オクニョ 運命の女」にも描かれています。

師任堂・サイムダン色の日記21話と22話のあらすじ

 

21話 恩赦

 

 

 

楊柳(ヤンギュ)紙所から帰って来た師任堂(イ・ヨンエ)を子供たちは暖かく迎えた。

 

父ウォンスの浮気を知り母親を励まそうとして、庭を掃除しておきましたと言うソヌ、荷物を取り運ぶチョンリョンそして魚の水炊きを作るメチャン。

 

まだ理解できないウさえも、元気を出していう。

 

そんな子供たちの思いやりに食事をしながら涙ぐむ師任堂。

 

 

チョンスン翁主(イ・ジュワン)の絵画熱は一向に収まらなかった。

 

ある日、自作品を貴人南氏に見せている時、春の花を見に行かないかと誘われるチョンスン翁主。

 

そうして既に花が咲いている南方へ早速出向くチョンスン翁主。

 

 

 

人目のない山中でチョンスン翁主は急に籠を降り、眺めの良い場所で風景画を描き始めたが、そこをフィウム堂と手下たち急襲される。

 

あっという間に家臣は皆殺しにされ、現場で気絶するチョンスン翁主。

 

 

中宗は三議政を寝室に招集し、健康を理由に譲位をすると告げた。

 

一斉に抗議の声をあげる三議政たちに耳を貸さず、世子に代理聴政(摂政政治)をさせると宣告する中宗。

 

そんな中宗の元を訪れ、素直な世子の目と耳を汚染している輩がいると悪知恵をつける貴人南氏。

 

 

海岸線の忠清道(チュンチョンド)の村などで問題になってる倭寇の略奪について話し合われている大殿。

 

村は破壊され村人の苦痛は計り知れないと報告され、早速軍を派遣し海岸線を強化しろと王命を出す中宗。

 

そんな中へ「チョンスン翁主が行方不明です」と血相を変えて駆け込んで来る宦官。

 

数日前、忠清道(チュンチョンド)へ写生に出かけて以来戻っていないと聞くと、直ぐに親衛隊を派遣する中宗。

 

 

その夜、海岸の天幕で目覚めるチョンスン翁主。

 

フィウム堂は祈祷に行く途中気絶している所を発見したと作り話をし、チョンスン翁主を保護し世話をした。

 

その上夜景を描いた画帳を見せ、チョンスン翁主の関心を勝ち取ることにも成功する。

 

 

 

その頃世子を呼び出し「大事な時に市井見聞とはけしからぬ!」と中宗は責めていた。

 

「ウイソン君から距離をおけ!」と怒声を上げた後、良い人だとギョムを庇う世子を平手打ちする中宗。

 

貴人南氏の言葉に毒され、次第にギョムを敵視する様になっていく中宗。

 

 

 

 

「比翼堂を身分や性別、年齢に関係なく交流できる場としてもっと多くの人に分け与えたい。その為に私財を投げ打つ」

 

と宣告するギョム。

 

そしてざわめく芸術家達に向かって、実行案を出してくれと協力を要請した。

 

 

 

 

師任堂の絵を売って得たお金で大喜びしたのも束の間、それを賭け事で全て失い戻ってくるクァン氏の弟。

 

大きなお腹で彼を追いかけるクァン氏を止め、夫人に絵を描いて貰うからと請け負うウォンスに猫なで声で甘えるクァン氏。

 

仕事でも配送先を間違えるなどの大失態で叱責されるなど、前途多難のウォンス。

 

 

王宮からの捜索隊が現場周辺に現れた事を知り「命を救うのも宮殿に連れて行くのも私だ!」

 

とチョンスン翁主の居場所を厳重に隠蔽しろと命令するフィウム堂

 

陰謀の渦中にいるとは全く知らず、のうのうと海の絵を描いているチョンスン翁主に近づき、絵画描写の技巧を一つ教えるフィウム堂。

 

「まあ、なんて素晴らしいの」

 

とチョンスン翁主はすっかりフィウム堂の信望者だ。

チョンスン翁主と共に二年ぶりに漢陽(ハニャン)に入り、入宮するフィウム堂。

「森で賊に襲われ死にかけていた所をあの女性に救われたのです!」

そう言ってチョンスン翁主がフィウム堂を命の恩人として紹介するのを見て、驚愕するギョムと大臣たち。

 

「陛下、山で祈祷に向かう途中、気絶している翁主様を発見したのです。お国の大事なお方ゆえ、心よりお仕え致しました。」

中宗は、頭を下げるフィウム堂に対し礼を言った後、傍で抗議するギョムと三議政を遮りあっさりとチヒョンの恩赦を言い渡す。

そうしてチヒョンの流刑を解く事に成功するフィウム堂。

楊柳紙所へ現れたチョンスン翁主は、写生に随行できなかった事を改めて詫びる師任堂に

「おかげでもっと良い個人教師に出会えた」と得意そうにフィウム堂を紹介した。

 

その後師任堂の作業部屋に入り、絵の勉強に使うからと師任堂の絵を勝手に選び持ち帰ってしまうチョンスン翁主。

「なぜそれほど有名なの」

師任堂の絵の価値がわからずそう呟くチョンスン翁主に反し、水準の高さに息を呑むフィウム堂。

*

領議政の誕生日に祝いを述べに集まる大勢の人たち。

その中に紛れ領議政に会おうとするチヒョン。

だが罪人と呼ばれ屋敷から追い出された上に塩をまかれた。その様子を遠くから見るフィウム堂。

 

ネズミを愛らしく描く師任堂を不思議がる子供たちに…

「害を及ぼすネズミにも創られた理由がある。暗い所に隠れて暮らす嫌われ者のネズミに、絵の中ではスイカの味を楽しんでもらいたかった」

と”ネズミとスイカ”の絵に対する説明をする師任堂。

「大木や花や蝶、森になるには全ての小さな生き物が必要なのよ」

師任堂の言葉に、生き物が違って見えますとチョンリョンが答え頷く他の子供たち。

その話を元気のない様子で聞いているメチャン。それに気づき花見に連れ出す師任堂。

 

手を繋い歩きながら「どうやったら母さんの様になれるかな?」

 

と絵の事で悩むメチャンに「才能も大事だけれど澄んだ目を持つ方が大事よ。もう私のメチャンは持っているけど…」

 

と慰める師任堂。

 

 

 

 

そして父の浮気に腹を立てるメチャンに

 

「私も人間だから怒るけれど、これは私と父さんのの問題だから、あなたは尊敬したままで待たなければなりませんよ。無理をせず理解できるまで父さんを待ちましょうね」

 

と諭す師任堂。

 

 

 

 

孟子の発案を改良した兵船の設計図をギョムに見せ、図画署(トファソ)で助けて欲しいとギョムに依頼する世子。

 

同じ頃突如屋敷に現れた倭寇の武士から図画署の名前を耳にするチヒョンとフィウム堂。

 

そこにある兵船の設計図を手に入れたなら金に糸目をつけないと話を持ちかけられ、直ぐに快諾するチヒョン。

 

復権する為なら謀反でも何でもするつもりのチヒョンの狂気に怯え、従うしかないフィウム堂。

 

 

花見の後日も暮れた市井の中で買い物をする師任堂とメチャン。

 

そこへ、久しぶりだなと親しげに近づくチヒョン!

 

 

 

EP22 御真画師

 

 

 

「雲平寺(ウンピョンサ)のテンギ(リボン)少女はこれくらいの歳だったな」

 

とメチャンを見るチヒョンを「退けて下さい!」と睨みつける師任堂。

 

チヒョンがさらに2人に近寄った丁度その時

 

「死にたいのか?」

 

とギョムが現れ退散するチヒョン。

 

 

 

 

病床に就いた中宗を見舞った後…

 

「陛下を慰める為に、御真(オジン/王の肖像画)を描かせる図画署(トファソ)を任せたい」

 

とギョムに頼む世子。

 

そうして張り出される図書署(トファソ)からのお触書。

 

 

 

それを見たメチャンは男装し画員の選抜試験に参加した。

 

そして最高点を取るが、女性という事がバレてしまい追い出されてしまうメチャン。

 

 

 

「女だから図画署で働けないと言われたが不公平な世の中だ。画員の能力で選ぶべきではないでしょうか?」

 

そう抗議をして去って行くメチャンを「大胆な子だ!」と評する世子に「だが間違ってはいない」と擁護するギョム。

 

 

その夜ギョムは、その顛末と無念の気持ちを記した手紙を師任堂に送った。

 

「母上は女だからといって私を止めた事は一度もない。でも外の世界は違う…。女だから夢を諦めなければならないのか?男だけに春の花が咲くなんて不公平だ!」

 

そう言って涙を流すメチャンに、自身を振り返り共感した後…

 

「朝鮮の世で、女として生きることは息が詰まり事も不公平だと思う事もあるでしょう。でも良い世界がいつか来ると思いましょう」

と慰める師任堂。

「母上、本当に幸せなのですか?」

と同じ女性として辛い立場にいる師任堂を思い、涙を流すメチャン。

メチャンの言葉を熟考し、翌日新たに御真(王の肖像画)画師選考のお触書を張り出させるギョム。

“図画署内と限らず才能と実力のある者なら誰でも提出できる”

と書かれているのを読み志願した結果、最高評価を獲得師任堂の絵。

だがその後、女性だと知ると「図画署を台無しにする」と大臣たちは声を揃えて猛反対した。

 

官界で女性が働くのは法に反しているとして抗議する大臣たちに

「図画署に属さない絵師を使うとなれば問題は無い」と反論するギョム。

領議政は「これを許して科挙を受けたい官職が欲しいと言い出す前に、芽を摘み取る必要がある!」と主張した。

 

だがこれに反して、御真に関する全権はウイソン君に委ねたとし世子はギョムを後押しし師任堂を御真画師として任命した。

その後、ギョムは楊柳紙所を訪れ

「心からお祝いするよ」と王命を渡したが、道のりは険しいと警告もした。

 

そうして御真画師としての初日を師任堂は迎えるが、予言通り苦難の道への一歩となった。

門の前で上訴する儒生たち達を通り抜け図画署に入り、そこでも画員達から「いつまで持つか見てやろう」と嘲笑された。

その後ギョムや図画署の画師達が勢揃いする中に現れた中宗は、他の者を退かせ「顔のしわや髪一つでも誤って描けば罰せられるだろう」と師任堂を威嚇した。

そんな緊迫した雰囲気の中、絵を描き始める師任堂。

師任堂が御真画師に任命されたと事で絵の価値がさらに上がると見通して、ツケで頻繁に買い物をする様になるクァン氏。

「素晴らしいの第一夫人よね~」

と上機嫌のクァン氏の傍で、師任堂が置いていった手紙と下着を見つけるウォンス。

自身の繊細な肌の治療法や特別な下着などを詳しく書いた手紙の内容に、ウォンスは感動し涙を流す。

兵船の設計図を盗む目的を秘め、翁主様に絵を頼まれたとの名目で図画署に探しに入るフィウム堂。

その姿を偶然見かけたギョムは、頻繁に出入りをしていると聞くと、何かあるのではと眉を潜めた。

 

夜も更けた頃、食事も取らず絵に没頭する師任堂に差し入れをギョムが持参して……。

 

 


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