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師任堂(サイムダン)光/色の日記【19話&20話】あらすじ

2017-04-05 | 『師任堂』 사임당

【19話&20話】退渓(テゲ)

退渓(テゲ)~地名やお札で今も親しまれる大儒学者

 

1,000ウォン札の肖像画として広く知られる儒学者の退渓(テゲ)は、本名を李滉(イ・ファン)といいます。

「退渓」というのは号ですが、ヒョルリョンの号「栗谷(ユルゴク)」が本名の李珥(イ・イ)以上に親しまれているのと同様、イ・ファンも「退渓」と呼ばれるほうがピンとくる人が多いようです。


1501年生まれの退渓は29年に科挙の文科に及第し、要職を歴任しますが、1545年、乙巳士禍で官職を失います。その後、度重なる要請で復職しますが、長く官職に留まろうとはしませんでした。
1560年に故郷で陶山書院を開き、学問研究と後進育成に専念します。

イ・イとともに16世紀を代表する二大儒学者として知られ、明で盛んになっていた陽明学を退けて朱子学の思想を尊重しました。
日本でも、林 羅山、山崎闇斎、藤原惺窩などの朱子学者に大きな影響を与えたといわれています。

後日、政治の表舞台では、退渓の思想を根幹とする東人と、栗谷に従う西人が激しく対立するようになっていきます。

ドラマでは比翼堂で『退渓之夫婦診療』という講義をしたり、ヒョルリョンと問答をしたりする退渓ですが、勉強に没頭しているというセリフもありますから、ドラマの設定としてはこの時期、官職には就いていないという設定なのでしょう。

なお、ソウル中心部の南大門市場や明洞、鐘路一体李は退渓の名に因んで退渓路という地名が付けられています。

師任堂・サイムダン色の日記19話と20話のあらすじ

第19話 ミンソクの事故死(現代)

 

金剛山図を燃やされ外へ放り出されるジュン(イ・ヨンエ)とサンヒョン(ヤン・セギョン)そしてヘジョン(パク・ジョンミョン)。

 

そこへミンソクが事故に遭ったとの連絡が警察から入り、警察署に向かうジュン。

 

 

 

 

後輩ソンウの死亡を告げた後、ミンソクの財布を見せて、彼が同乗していたのは防犯カメラで確かめたと話す担当刑事。

 

続けて、暗くなり危険なため搜索を打ち切ったと言う彼に…

 

 

 

「死体が発見されるまで探すべきだ」と抗議するヘジョンとサンヒョン。

 

「夫が生きている可能性はないのか」と確かめるジュン。

 

 

 

「崖下に落ち急流に巻き込まれたので…申し訳ない」と答える担当刑事。

 

 

 

ヘジョンとサンヒョンに支えら廊下ヘ出た後、床に崩れ落ち嗚咽するジュン。

 

その後ジュンから知らせを聞き、ジョンヒ(キム・へスク)は取り乱し息子を探しにいくと叫んだ。

 

その傍らで耳を抑えて叫び出すウンスを抱きしめるジュン。

 

 

 

 

ジュンの失業と父親の会社倒産、及び事故死。

 

相次ぐ不幸に耐えられず、精神的ダメージを受けてしまったウンス。

 

医者に静かで安定した場所での療養を勧められ、ジュンはウンスを連れ実家へと向かう事に…。

 

再会(朝鮮時代)

波止場で乱暴を働く倭寇に出くわし村人を救うギョム。

村の悲惨な様子を話した後、親戚がいる楊柳(ヤンギュ)紙所へ移るという彼らを連れ漢陽(ハニャン)へ向かうギョム。

 

水月観音図や黄金の仏像品を差し出し、倭寇の武士達と裏取引をしている様子のフィウム堂。

チヒョン救出か他の企みなのか謎に包まれているフィウム堂の動向。

 

沢山の仕事を抱え遅くまで働いていると言い訳をし、内縁関係のクォン氏の居酒屋に入り浸っているウォンス。

だが、懐妊したクォン氏をこれ以上隠せない状況を実は迎えていた。

 

そうとは知らず紙所での仕事を予定より早く切り上げ、夜遅く戻るウォンスを笑顔で迎える師任堂。

だがその夜、彼の官服の襟元に口紅の跡を発見し、女の存在を感じる師任堂。

 

開催している講義について意見を交わしあう比翼堂での芸術家たち。

儒学者イ・ファン(イ・へヨン)が教授官となって行われている今一番人気の”夫婦診療”の延長を決めた後、師任堂への要請を検討する芸術家達。

 

「楊柳紙所と自身の絵画制作にかかりっきりで、望み薄だな…」

そう答えるイ・フに皆でがっかりした後、話題は不在中のギョムへ…

 

「一体いつになったら帰るのか!」

そう責められ、分からないと涙ぐみ・・・

「真臘(しんろう・カンボジア王国の中国での呼び名)からの手紙以来音沙汰がない」と答えるイ・フ。

慈母会(チャモフェ)で再会して以来、今や師任堂の良き友となっているコン氏。

人気の”夫婦診療”に相談しても上手くいかず、結局テ・リョンと共にヤンギュ村に移り住み、現在賄い係として働いている。

 

草蟲園を描く師任堂の傍で、

息子テリョンと飯屋でも開こうかと思っていると話す、両班の子女にしては桁外れなコン氏。

ちょうどその時、外ではクォン氏が紙に難癖をつけていた。

 

その騒ぎに出てきた師任堂は、お客を怒らせて帰らせるわけにはいかないとし紙を持ち帰る様にと告げた。

だが、紙をクシャクシャにして投げ捨て、師任堂を睨んで帰るクォン氏。

 

そこへ入れ替わるようにして到着する倭寇からの避難民。

受け入れ過剰だと心配するコン氏を尻目に、地面に平伏す彼らを立たせ直ぐに受け入れる師任堂。

そうして、拉致される寸前の所をギョムが救いヤンギュ村に連れて来た事を彼らから知る師任堂。

 

久し振りに比翼堂に戻るギョム。

ギョムの身支度を手伝いながら近況をあれこれ話し、王が病気だと言う噂を伝えるイ・フ。

 

流刑先へ現れたフィウム堂に椀を投げつけ「もう二年、ここで死にかけている!」と怒声を上げるチヒョン。

それに対してフィウム堂は、.

「隠し財産は既に底をつき思うようにいかないが、私達をおとしめたイ・ギョムへ復讐する方法を見つけ、必ずあなたの名誉財産を復活する。どんな手を使っても私のジキョンを官に就かせて見せる!」

とチヒョンに決意を告げた。

ため息をつきながら薬湯を飲んでいる中宗。

「父上、離縁させて下さい~!」と入ってくるチョンスン翁主(イ・ジュワン)。

「この縁組を決めたのは誰です?私は結婚には向いていないんです!」

とごねるチョンスン翁主に、

孔子の”三從之道”「幼い内は父に嫁したら夫に、老いれば子に従え」を持ち出し諭す中宗。

 

だがチョンスン翁主(オンジュ/王の庶出女子)から執拗にねだられ、結局は宮殿への滞在許可を出してしまう甘い中宗。

 

師任堂と自身を比べ惨めになったクォン氏は、弟が止めるのも聞かずヒステリーに酒を飲んだ。

そこへ現れ身重だからと止めるウォンス。

「私だって綺麗な服を来て使用人に言いつけたりしたい。お酒を売るのを止めて夫のお給金で暮らしたい」

そう愚痴った後、愛しているなら師任堂の絵を持って来て証明しろ~と大騒ぎをするクォン氏。

旅の体験話と土産を比翼堂で披露するギョム。

その中で、青い目を見たというと…

「この世の生き物ですか?天から降ってきたのか?」と興奮する芸術家たち。

 

「王国は明朝よりも強く、皇帝独りで統治している」

と言った後、黄金よりも高価とされている胡椒を見せるギョム。

「王が人からお前の帰還を伝えられる前に入宮しろ」

と大叔母李氏(パン・ヒョジョン)に忠告され、王に拝謁するギョム。

 

旅の話しながら二人が丁度庭に面した所へ、バタバタと走って来るチョンスン翁主。

そして王が広げている扇に感嘆の声を上げ、それがギョムからだと分かるとひったくる。

 

芸術に関心が高いチョンスン翁主は、楊柳紙所の天才画家師任堂に個人教師を頼んでみると目を輝かして話した。

意外な所で師任堂の名を耳にし、顔を曇らせるギョム。

 

ウォンスの浮気の現場を目撃し帰宅途中、涙が流れ胸を押さえる師任堂。

その傍の酒房で独りギョムが飲んでいる事にも気づかず家に戻り、嗚咽した。

Ep.20 不倫発覚(朝鮮時代)/間違い探し(現代)

*

精神的ダメージを受けた息子を連れソウルから離れ、実家に滞在しているジュン。

息子の療養と言いつつ、ジュン自身の現実逃避でもあった

ウンスが寝入った後、父親に気持ちを打ち明けるジュン。

 

「間違った夢を見て間違った人生を生きてきた気がする。まだ何か良くないことがありそうで怖いの…。永遠にこのままだとしたらどうすればいいの?」

 

「本当に強くなったな。恐れを知りながら前に進むお前は、真の勇気を持っている」

 

そう言ってジュンを勇気づける父親。

 

ミン教授の弟子二人に接触するサンヒョン。

証言を頼んでも、金剛山図が本物かどうか燃えたのかどうか全く見ていないと答える二人に、聞いた事だけでいいからと頼むサンヒョン。

 

だがその様子を見た後、二人に本物の金剛山図を見せ

「安堅の専門家の私が本当に燃やすと思うか?」と薄ら笑いを浮かべるミン教授。

 

燃やした絵は、安堅の真作ではなく知り合いの贋作専門家に描かせた偽物だったのだ。

「いつの日かこの絵を公開する日のためにも、必ずや学院長になるつもりだから信じて従いなさい」と二人の肩に手を置くミン教授。

 

“RADE”(贋作調査研究所)のサイトで、”間違い探し”のタイトルで金剛山図の絵が二枚アップされている事に驚くサンヒョンとヘジョン。

信頼できるのか?と疑問視するヘジョンに対し…

 

「これは謎解きゲームではない。この写真が俺達のメッセージに対する返事に違いない。信頼しよう」と楽観的なサンヒョン。

 

その頃、ミン教授も同じタイトルで写真を二枚受け取っていた。それがジュンから送付された物と勘違いし直ぐに電話をかける。

 

「子供じみた真似は止めるんだ。今まではラッキーだったと思え。これからはどんないたずらも許さない」とジュンを脅した後、写真を破り捨てた。

 

儒学者イ・ファン(号は退渓・テゲ)教授官の講義に大人達に混ざって参加するチョンリョン。

「昨日の知識に今日の知識を積み重ね、知識の塔を作れ」

と理氣二元論説く退渓(テゲ)に反論するチョンリョン。

 

「得た知識を自身のみで保有せず、得た知識は他の者に直ぐに分け与えるべきだ」(理氣一元論)。

 

「では、昨日習った知識が今日間違っていると分かったらどうする?分け与えたものが違っていたら?知識の上に練習も必要だ。分け与えるのを急ぎすぎると間違えるぞ」

 

「皆で共に正せば良いのです。皆で一緒にするのです」

滔々と持論を告げるチョンリョンが気に入り、高らかに笑った後名前を尋ねる退渓。

 

風で紙が飛ばないようにと手作りの紙留めを師任堂に渡すソヌ。

生員試(成均館への入学資格)を受けず鍛冶工になりたいと相談するソヌに…、

「世の中は農家も鍛冶屋もいてこそ回るものだとし、自分の道を選ぶ様に…」と励ます師任堂。

 

夜、秘密裏にギョムの元を訪れる世子(ノ・ヨンハク)

「私はただの人形だ。王が決めた考えを伝達しているだけです」

 

そう不平を言う世子に、自身の考えを伝える日はいずれ来ると言うギョム。

「もしその日が来たら正常な状態に戻すつもりだ。私は王とは違う」

と決意を告げる世子に頷くギョム。

 

師任堂を呼び寄せ、個人教師にならないかと尋ねるチョンスン翁主。

驚く師任堂に、続けて明日唐津(タンジン)に舟で行くので同行を、といきなり命令するチョンスン翁主。

 

紙所の繁盛期で仕事が忙しいと師任堂が断ると

「私は朝鮮国の翁主よ」

と胸を叩き、お金なら陛下に頼めるからと言うチョンスン翁主。

 

「お国の記録紙を納めなければならないので、私が工程を監視しなければならないのです。申し訳ないですが..」

と再度師任堂が断ると、チョンスン翁主の目は釣り上がる。

 

「どういう意味か、ちゃんとわかりました!」

と声高に言い師任堂を退かせるチョンスン翁主。

その頃ギョムは、大叔母李氏の重なる要請に仕方なく大臣娘と会っていた。

「親の決定で結婚相手を選ぶのは違う。会わなかった事にしませんか?」

とギョムが提案すると、そう思っていました、とニッコリする娘。

民の生活を体験したいと農民に変装して現れる世子を、ヤンギュ紙所へ連れて行くギョム。

“働かざる者食うべからず”と言う垂れ幕に習い、紙所で皿洗いをしてグッパを食べる世子。

 

そんな中へ、ただで食べさせて商売上がったりだ!と駆け込んでくる近所の飯屋の女将達。

「ここに来る流民たちは一杯のクッパさえ払えないのです」

と師任堂が話し、労働の代わりに食べていると皆が口々に言うと、謝って去る飯屋の女将たち。

 

その様子を見守っていたギョムと目線が合い、世子と共に自身の創作部屋に案内する師任堂。

そうして久しぶりに再会を果たす二人。

 

「あなたという人は、いつもこんな風だ。予告なく現れて…」

 

「色々な所を見て回ったが、朝鮮はやはりいいものだな。元気だったか?」

 

部屋で絵を見て回っていた世子は絵を賞賛し、ヤンギュ紙所を成功裡に運営する師任堂に感銘を受けたと伝えた。

だがその翌日、空っぽの創作部屋で茫然とする師任堂。

皆を下がらせた後「夫の浮気よね?」と尋ねるコン氏。

クォン氏にそそのかされたウォンスが、手狭になったからと嘘をついて絵を持ち出し、売りさばいていた。

 

その翌日、大金を手にしてホクホク顔で喜んでいるクォン姉弟。

その傍らで良心の呵責に苦しむウォンスに…

「これからも夫人に描き続けてもらいましょうね~」と言う厚かましいクォン氏。

 

そこへコン氏が木刀を持って乗り込んで来ると「懐妊している」とクォン氏を庇うウォンス。

その後、家の外で話し合うウォンスと師任堂。

 

「別れるつもりはない。我々は相性ピッタリなのだ!勉強しろと決して言わないし、あの女といるとゆっくりできる。そなたは先生のようだった。

そなたと結婚した時は、世界の全てを手に入れたと思う程幸せだったが、その世界は息が詰まるものだと悟ったよ…。」

 

そう訴えるウォンスに謝罪する師任堂。

「他の夫人の様に優しくできず、苦労をおかけした事をお詫びします。ですが、棄別(離婚)はできません。どうか子供達を傷つけず今まで通り良い父でいてあげて下さい」

 

イ・フから師任堂の絵が売り出されていると聞いて怪訝に思うギョム。

画商に出向き全て買い取ると、師任堂の創作部屋に元通りに絵を置いた。

その夜、師任堂は戻っている絵に驚きギョムからの思いやり溢れる手紙に涙した。

そうして筆を取り、描きかけの絵に新たな気持ちで向かう師任堂。

 


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