出発1分前。これから向かう東北方面には急速に低気圧が発達しつつあるらしい。おそらく釣りどころではなく、マゾ的な雨天ボッカ訓練とびしょぬれ野営になるんだろうなぁとのっけからローテンション全快のわたし。更に道を間違えて1時間遅れでナガイモ邸に到着すると、持ってくるはずだった缶ビール1ダース分を自宅の玄関に置き去りにしたことが判明(汗)。
同行する師範とイモの二人も、心ここにあらずで、釣りよりも野営料理 . . . 本文を読む
N沢はまさしくクモの巣トラップだらけであった。前へ進むたび、粘着性の高いネバネバの糸が顔やロッドに絡みつく。枝葉を掻い潜り、苦労してキャストした毛鉤が宙に浮かび、憮然としながら引っ張ると、クモの巣製ティペットも毛鉤にくっついてくる。でも、クモの巣が至るところにあるということは、しばらく釣り人が入っていない証拠でもあり、うまくポイントに落ちた毛鉤には、すれていないヤマメが勇猛果敢にアタックしてくるの . . . 本文を読む