【どしゃぶり隊がやってきた！】群馬でまったりキャンプ編

某自然渓流系管理釣り場の車留め。嬉々としてヒップウェーダーに足を通すわたし。「あれっ？左右逆だったよ！」とまず最初の軽いボケをかましつつ、モンベル沢靴に片足を突っ込んだ瞬間、事件は発覚した！？

「駄目だ！きつくて、つま先から先が入んないよぉ！？」ｂｙわたし
「えっ？まじっすか（にやけながら）！」ｂｙ麦わら帽子をかぶったマッチ棒（以下、かじぞー）

※やってはいけないダンベイリーヒップウェーダーとサワートレッカーの組合せ。

持っていく予定だった沢靴が見当たらなかったので、事前に試着という行為を省いたまま、こっちを持ってきてしまったことを後悔するも、もう後の祭り。ウォーターソックスを持ってきてさえいれば「やけっぱちでゲーター突入」という荒業もできなくはないのだが、当然ながらそんなの持ってきていない（汗）

「やるしかない！」結局、片足履くのに１０分以上もかけつつ、強引に足をねじ込む。まさしく、遥か昔、野蛮なる行為として禁止された「纏足（テンソク）」みたいな状況。なんとか両足履きおえた頃には、完全に汗だく（心地よい汗とは別物）である。しかも、歩くと「ピキッ！」つま先に電流が走るみたいに痛い。「はたして、こんな状態で釣りなんか出来るのだろうか？」と落ち込むわたしを尻目に「やっちゃいましたねぇ♪早くもネタですね！」とても嬉しそうなかじぞー。

※座り込んでキャストするわたし。いつもの麦わら帽子じゃないかじぞー。

うっ血して痺れつつある足を引き摺りつつ、四駆オープンカーの荷台に乗り込み、沢割りした区間へ搬送されるフライフィッシャー軍団。帰りも迎えに来てほしいなぁと思いつつ、われわれの入る区間の入渓地点に到着。山の神様（祠）に、現在の足の痛さを忘却できるように真剣にお願いしつつ、３ヶ月半ぶりに渓（管理釣り場だけどね）へ降り立つ。
あまりのブランクに毛鉤のアイとティペットを結ぶのに苦労しつつ、新調したロッドを握りしめ、足をかばいながら釣り上がる。目標は「２００匹／人」なのだ。

さて、むなしく時は流れ、昼食タイムに突入。もう、足先がジンジンと痺れて、立っているのも辛い。かじぞーに先行してもらうことにし、一旦脱渓し、このまま痛みに耐えるべきか否かを考えつつ、あまりの貧果っぷりに諦めきれず、少し上流から再入渓するも、３匹目のリトルマーメイドを釣り上げたところでもう限界。
林道から９寸クラスのヤマメがクルージングしているのを発見したかじぞーが、下に降りて悪戦苦闘しているのを眺めている最中、がまんできずに沢靴を脱ぎ（脱ぐのはあっけないほど簡単でした）、ヒップウェーダーも脱ぎ、靴下のまま沢靴を履いてみる。ちょっとひんやりとはするが、纏足よりは何百倍もマシである。川の規模からいって立ち込むこともほとんどないし、濡れるのは対岸への渡渉だけである。「最初っから、こうすりゃよかったじゃんか！」と気付くにはあまりにも遅すぎたようだ・・。

※気が付けば、こんな格好になってました。普通の靴下はいてます。

快調に林道を下りながら、ヤマイモの葉を探しながら歩くかじぞー。最近、富にヤマイモにはまっているらしく、会話の５０％がヤマイモに関する話というのに閉口つつも、気が付けば車留めに到着。そのまま車に乗り込み、近くのキャンプ場へ移動。これからピーカン兄さんと交え、バンガロー泊まり＠まったりキャンプなのだ。
ちょうどわれわれと同タイミングでキャンプ場に到着したようで、久しぶりの再開を喜びつつ、なぜか小雨も降りだしつつ、さっそく全員で食事の準備に取りかかる。

※今夜のわれわれのテン場です。もう農ポリタープには戻れません。

ビールで乾杯しつつ、煙に燻されたチーズ、はんぺん、ソーセージをいただく。これらはかじぞーが「できるかな＠のっぽさん」みたく、無口だけどカメラ目線で段ボールを加工したりして燻製した努力の賜物なのである。味も市販品とはまったく別物でとても旨かったなぁ。今後は定番にしてもらいますね。
また、ピーカン兄さん特製のキャベツを大量に投入した鶏肉つみれ鍋も完成した！全員、蟹でも食っているのか？と勘違いされそうなほど無口になりつつ、ビールやワインのペースがどんどん上がっていく。

※食事はこんな感じでした。

「あぁ、幸せだなぁ。ぼかぁ、野外でこんな風に飯喰って酒呑んでるときが一番幸せなんだよ。このままずっと二人を帰さないぞぉ♪」ｂｙ雄三チック
脳裏にホリャさん＠日曜組（世附マングース一家）を思い出しつつ、みんなの過去ネタで盛り上がる。

さて、わたしの琴線にヒットした話の第一位発表！

『ピーカン兄さんが卒業した長野県松本市の某高校では、入試合格者全員がレクレーションとして夜に呼び出され、先輩特製の鶏の鶏冠や足が混じるカレーを喰わされ、おたまじゃくしが泳ぐコップの水を呑まされ、深夜の墓場へ行かされ、腕立てと腹筋を１００回やらされるなど、今なら日本中のＰＴＡ関係者が聞いた瞬間に卒倒するようなイベントが毎年当たり前のように行なわれていた。』

だってさ。松本市に生まれなくて本当によかったなぁ。
でも、自ら率先しておたまじゃくしやミミズを踊り喰いしたり、スズメ（虫のほうですけど）とか蛇（マムシとかシマヘビとか）を平気で捕まえて、その場で焼いて喰ってしまう人も知ってますけどね。

ボトルの中のワインの量が減るにつれて、ピーカン兄さんがなぜか丁寧口調になっていくのを不思議に思いつつ、夜は穏やかに過ぎていく。そろそろ眠気の限界なので１２時半過ぎにお開きとし、各自、シュラフへ潜り込み、深い眠りにＺＺＺ・・。

朝７時に起床。すでに起きていたかじぞーと朝食の準備をしつつ、気絶しているように寝ているピーカン兄さんに声をかけるも全く起きる気配がないので、二人してお先に朝食（つみれ鍋にウドン投入）をいただく。８時半過ぎにピーカン兄さんも二日酔いの状態でよろめきながら起床。半強制的にうどんを食べさせ、全員で撤収作業に入る。
今回は自然渓流でも、野営でもなかったけど、気のおけない仲間たち？とのつかの間の語らいは、わたしにとって何よりの癒しになりました（感謝）
来年の１月には新年会ＩＮピーカン兄さん宅も決まったし、おそらく当日は大雪になるのでしょうが、またみんなと馬鹿笑いできるのを楽しみにしております。

なお、帰り道では、かじぞーのヤマイモ話比率はついに８０％を超えました。どんなに違う話をしていても、結局、気が付くとヤマイモの話をしているといういやな状況に陥ってました。もう、お願いですから、わたしの前でヤマイモの話をするのは止めにしてくださいね！

※帰り道、かじぞー実家近くで発見したむかご（ヤマイモの種）

終わり