春の花が咲き揃った
ある日
一本のメール
君に似て美しいと
そんな嬉しい言葉がきっかけに
何かの予感を感じながらも
心は はやりつつ
出掛けて行った
暖かい午後
何を話せば
いいのかわからなかくて
心がときめいて
言葉にならなくても
わかっていた
空や風や鳥や花も
何もかも綺麗にみえていた
だけど、いつも いつも
心の中は不安に怯えて
こわれませんように、
こわれる、壊したくない
時が流れ
季節は巡り
冬が訪れる
北風が心の隙間に突き刺して
心は寒さに凍える
悲しくなって
泣きたい気持ちが
後悔にひきづられてゆく
もうもどる事はないとあきらめ
また季節は巡る
でこぼこ道の足元は
寒さに耐えた雑草が
真緑色に伸びて勢いを思わせる
もう もどれないの想いが
いつの間にか
春になり
また 美しい花が咲き揃う
いつも 怯えたいた あの日
そんな出来事に
まぶたを閉じる時
想いは もう一度
二人が重ねた温もりと
お互いに握りしめた手と手
忘れることを出来ず
想いはもう一度