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キングダム 熱中症

ヤンジャンでお馴染み「キングダム」の感想&ドラクエなど趣味をちょこちょこと載せていく感じです♪

キングダム第177 話「交渉」

2009-10-24 20:27:27 | 日記
大変永らくお待たせいたしました…キングダムの感想ようやく今週号の二つ前いきます。(笑)


李牧の提示してきた「秦趙同盟」…はたして呂不韋はなんと返答するのか、そして、完全に驚き係の主人公信(笑)や政達若者達は果たして出番はあるのか?!

…またしても驚きの信のアップから今回もスタート。がんばれ主人公。なんとか絡め。(^^;)

もちろん、信以外にも驚きを隠せない秦、そして趙ののみなさん。…しかし。
「ふざけるなァ!!」

と怒鳴りちらす男が。王騎将軍の配下であった軍長の録鳴未です。熱いハートを持ってるとは思いましたがあの時の悪夢を思い出すかのごとく激昂してます。

「何で俺達が貴様らなどと盟を結ばねばならんのだ この下衆が!!」

当然です。私もある意味王騎将軍派なんで。

更に突っ掛かる録鳴未。

「茶番はもう十分だ さっさと号令を下されよ丞相」

「この録鳴未が一人でこ奴ら全員の首をたたき落としてみせる」

ざわつく周り。

しかし。


「場をわきまえぬか下郎が」「これは茶番ではないぞ」

と呂不韋。今までのどこか余裕のある顔とうって変わってかなりキレてます。そして…

「そなた達の気持ちは十分分かるが 今 この場は武人の出る幕ではない」

とさりげないフォローも入れてます。やはり人間の器が違います。そして冷静な騰。彼は今録鳴未の上司にあたりますが、止める気配は全くないです。本当に斬りに行ったりしたら止めたかもしれないですね。

同じく怒りを見せる蒙武。歯ぎしり?してます。そして真の美青年昌平君はこう分析します。

「感情的なものを除外して考えるなら」

「決して悪い話ではない。李牧の言った通り今秦が攻めるべきは韓と魏―」

「趙との同盟がなれば力をそちらへ注ぐことができる」

李斯は文官的な視点で分析します。

「財政の面からも趙への対応が軽減できれば莫大な余財が生まれる」

そして蔡沢は…

「…元々 ここで李牧を殺しては 秦は六国の信を失い孤立するという不利益の方が大きい」

「それをせず ここで趙と同盟を組むことは大きな得はあっても損はない」

「ヒョッヒョ まぁ一つあるとすればこれまで儂が築いた燕との国交をまた一からやり直さねばならんことくらいじゃ」

そして小さく「ヒョッヒョ 小事 小事」と呟きます。このじいさんも何げに元宰相。小事と言えてしまうレベルです。
そして蔡沢も長平の恨みを持つ趙側から同盟を持ちかけてきた事に感心してます。「やはりこの若者ただのキレ者ではない…」

そして呂不韋は?!と思った矢先

「断る」

さすがにビックリする蔡沢じいさんや李斯。敏感に反応する昌平君。そりゃ誰でも驚きますよね、明らかに得はあっても損なんて逆にあんの?って感じです。

そして初めて動揺の冷や汗をかいた李牧。

断った!?とだれもが思った矢先に呂不韋は続けます

「同盟を持って来た李牧殿はさすがとしか言いようがない」

「今 この時期に趙と盟を結ぶことは国に大きな利益を生む」

「これを持って来た李牧という人間」
「やはり間違いなくそなたは趙国の唯一無二の宝だ」
「その李牧殿の首と今回の同盟の話の値踏みをしてみたところ―」

「ほんのわずかだが、そなたの首の方が値が張ると儂は見た」

「だが本当にごくわずかだ」「それ故に交渉の余地はある」


交渉!?考えだす呂不韋。そして…

「では李牧殿」

「城でも一つおまけしてくれぬか」

城!?…ていうか、今回もみんな驚き役です。信も相変わらず驚いてます(笑)
少し動揺を見せつつも李牧は聞き返します。

「…と申されますと 城を一つ ただで明け渡せと…」
はいとも言わずに呂不韋は続けます。「韓コウ」なる場所が気に入ってるのでよこせと言います。

「韓コウ!!」

趙陣営に衝撃が走ります。
一体、韓コウとは?…趙の南西部にあり、近年国境の変化により趙が重要な地として、巨大な城を建てていて正に完成間近の要塞だというのです。

仮にその城を取ろうとするならどれ程の兵の命と金と時間を必要とするか計り知れない。その韓コウ城をただでよこせというのが呂不韋の意図だというのです。確かに昌文君の言うとおり、まともな発想ではありません。

「さすが丞相 ふっかけおるわイ」と笑うのは蔡沢。

秦趙同盟だけでも今回の騒ぎの騒ぎの落としどころは十分。そこからもう少し搾り取ろうとしてるのが呂不韋のふっかけだというのです。

打って変わって、次は李牧の番です。

「城一つなど いかに宰相といえど私の一存では決められません」

「一度 国に戻り 王の裁可を頂かねば」

と苦しい切り返しをする李牧。

呂不韋は否。と即拒否で返します。

すると李牧はこう返します
「…では韓コウ以外の城で検討を」

「その城は未だ建設中の上に秦にとって魏との国境も近く使い勝手は決してよくありません。 それよりやや北部の屯安あたりの城ではいかがかと」

呂不韋「それでもよいが韓コウ城の価値を考えれば屯安なら城十個は必要じゃぞ」

十個!?

珍しく李牧が焦ります。

そして…

呂不韋「言っておくが李牧殿 儂はこれまで商談で一度口にした値からはビタ一文まけたことがない男だぞ」

冷や汗の李牧。そして商談…て呟く李斯、ヒョッヒョッと笑う蔡沢のそれぞれのリアクションが良いです。
ぱんぱん手を叩いて呂不韋はまとめに入ります「はっは もうよい 化かしあいはここまでじゃ」

「ものは卓上に出そろった もはやあるのは単純な二択」

「韓コウ城を明け渡して秦趙同盟をなすか」

「この場で李牧殿とそのお仲間全員を処刑するか 二つに一つだ」

「さァ李牧宰相返答いかに」
みなが沈黙して注目します。また見つめあう李牧と呂不韋。

李牧はこう言います。

「残念ながら…」


な、なにぃ?!断るか?


「値切れる気が全くしません」


「韓コウをお渡しします」


衝撃の両陣営。そりゃあそうです。たった二人の会話で成立してしまった国の一大事ですから。


「よし」


「秦趙同盟成立じゃ」


一斉にどよめく皆さん(笑)
羌カイが信に聞きます。「…わめきちらさなくていいのか?」

このあたりのやりとりが良いですね。

唖然としながら信は言います。いや正しくは喋れてません。

「わめくっつっても…話してることがでかすぎる…」
「呂不韋の言った通りこれは武人の出る幕じゃねェ…」

最後のニコマ。大騒ぎの中、沈黙を守る政。彼の思うところはどうなのか?そして、まさに王も武官も不在のまま同盟成立!!一体、この後どうなってしまうのか!?は、もう皆さんごぞんじヤンジャンでもう掲載してますが(^^;)


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