ゴルフは修行です。。。今日も練習日和

もともとはゴルフブログですが、最近はちょっと世間さまが気になる翁の、気ままに書きなぐった日記風ブログです。

悲観論

2009-10-29 02:32:11 | 日記
悲観論。。。そう聞けば「お前の事だろ。。。」という声も聞こえてきそうですがw

自分ではそう思っていません。実は物事をあまり悲観的に考えるタイプでもありません。

本音を言いますと、鳩山総理を筆頭として今の政府の中心にいる閣僚、政治家の中に、

彼らの心の中に、日本悲観論の毒水が流れているのを感じています。

それについて、多くの方に警鐘を鳴らしておきたい。。。そう思っているのです。




鳩山さんの心の中には、日本悲観論。。。つまり日本は高齢化社会で不況が続き、年金も破綻しかかって、

「今、社会福祉国家を作らねば。。」恐らくそういう気持ちで、日本の将来に希望を見出せないままに、

経済政策を棚上げにしてでも福祉政策を中心に据えてやっているのだろうと、私にはそう思えるのです。

本当は、国の指導者がそうした悲観論の持ち主である事が、国を危うくし、衰退させる事になるのですが、

それが国民をどれ程不幸な目に遭わせることになるか、本人は全く気がついていないと思われます。




鳩山さんの理想とする社会。。。これは格差なく、全ての人が国の福祉政策に守られて生きる社会、

きっとそのような社会を理想として模索しているのだと思いますが、

実は、その思想の中には大変危険なものが隠されていると思われます。

鳩山さんはそのような社会にするために、政府主導、政治家主導による改革をしようとしていますが、

そういう理想は過去にもありました。マルクスという人の理想。。共産主義思想です。




マルクスは、豊かな者が労働者から搾取をして格差社会を作っているので、

政治主導によって貧富の格差を埋めなくてはならないと、そう考えました。

鳩山さんのやっている事も、累進課税制度を推し進め、豊かな者から税金を沢山取り、

弱者(と鳩山さんには見えている)にその税金を分け与えることによって社会は良くなると考えているようです。

それが、子供手当て、農業所得保障、母子加算の復活、こうした一連のばら撒き政策であり、

鳩山氏がマルクスと非常に似ている所。。。

それは、「理性的」かつ「計画的」にやれば、それが成功すると思っている。。。

こういうところが。。。これがやはり理系の大学教授の気質のようですがw

インテリ系の陥りやすい「何でも計画的に出来ると思いこんでしまう」。。。という罠なのです

過去、理性的に計画をもってやれば国の舵取りは上手くいく。。そうやって、どれ程経済を悪化させた事でしょうか?


また、政治主導によって、貧富の格差を「強制的に」埋めようとする行為が、

如何に経済にダメージを与えるか。。。恐らく想像も出来ないのでしょう。。。哀しい事ですが




政治主導で何でも計画的に出来る。。。こうした考えが如何に危険であるか、一例を上げましょう。

「景気動向指数」というものがあります。これを眺めていると、面白いことに気が付きます。

今回の不況、恐らく多くの方がアメリカ発の「サブプライムショック」が原因とお考えのことでしょう。

しかし、株価や景気動向指数を見ていると、それが間違いである事がハッキリと見て取れます。

今回の不況。。。これが始まったのは、2006年(平成18年)頃からです。

原因は。。。恐らく日銀の金融引き締め策です。

2006年から2007年にかけて、日銀は公定歩合を段階的に引き上げ、かつ。。。

2006年には量的な引き締めも行っています。

それまで日銀から民間銀行への貸し出し枠は、年間で30兆円程ありました。

金利ゼロで30兆円用立てできた訳なのですが、2006年にはそれが6兆円へ減っています。

つまり、貸出金利を引き上げた上に、貸し出せる額まで大幅に減額したのです。

当時、インフレの気配など全くありませんでした。しかし。。。

日銀はその愚を犯して経済にダメージを与えてしまったのです。


今、鳩山政権は大幅な予算の増額によって赤字国債を大幅に増やさねばならなくなりました。

この結果がもたらすものを、私が予想致しますと。。。



発行された赤字国債は、誰かが引き受けなくてはなりません。

この赤字国債。。。恐らく民間銀行が沢山引き受けるであろうと思われます。

何故ならば、モラトリアムという銀行にとって「非常に恐ろしい」政策により、

貸し出しの判断が更に難しくなります。

そこで、銀行が何をするか。。。多分、安全な国債買いに走ります。

銀行も商売である以上、商品である「お金」をどこかへ投資しなければなりません。

そうしないと食べていけないのです。。。でも、民間は怖い。。。。

そこで発生する問題は、政府が発行した赤字国債を、銀行が買い取るために資金を使ってしまい、

「銀行が民間企業に対して貸し出しする資金が不足する」。。。という事態です。


ここで適正な金融政策が政府に打てれば良いのですが、今までの政策から見て、

多分無策です。。。。。。。。。。。。。。。。。。


本当は、経済原則から見ればモラトリアム法案など論外なのですが、今の政府にはそれが分からない。

鳩山さんは自らの政治主導を強調してますが、彼の頭脳など所詮この程度です(失礼)

信用収縮が経済を破綻させる事すら分からないのですから。。。





ですから、理性で何もかも出来ると考えるのは間違いです。

政府が本来しなければならないのは、民間の活力を引き出す手伝いをすること、この一点です。

民間に資金が回るためにどうするか?そうした事を中心に考えねばならない。。。

私はそう思います。




あまりにもワンマンで、人の意見を聞いていない。。。本当に困ったものです。

誰か忠告する者はいないのでしょうか?

思う事

2009-10-27 00:49:56 | 日記
今日はたまたまテレビの国会中継を見る機会があり、そこで鳩山総理の所信表明演説をやっておりました。

素晴らしい演説内容。。と言いたい所ですが、一部聞きそびれましたが、とても憂鬱な気持ちになりました。



美辞麗句で飾られたその演説は、一言で言うならば、明らかに社会主義国家を標榜し、志向するものでもあり、

明らかにスウェーデン型の社会福祉国家を手本とするものだと、私には感じられました。

また、中には完全に理想と政治の方向性がちぐはぐになっている個所もあり、

鳩山総理が極めて大衆受けしそうなものばかり、演説で並べ立てていることがよく分かります。




残念ながら、所信表明において、鳩山氏の考え方ではそれは無理であろうと、

そう言わざるを得ないものが沢山あります。

まずもって、鳩山総理が根本的に勘違いをしている事が何点かあります。

鳩山さんは、国家が所得保障など、手厚い保護政策を行う事によって景気がよくなると考えている。。。

これは完全な間違いです。根本的に考え方が間違っています。




鳩山さんが暗に手本としているであろう、スウェーデンの現状を見てみましょう。

スウェーデンの国民負担率(税金と社会保障費を足したものの割合)は70%(日本は現在約40%)です。

また消費税率も高く、一般消費税率は25%です。

また、スウェーデンでは、今の民主党が進めようとしている「夫婦別姓」社会であり、「男女共同参画」社会でもあります。

そうした社会制度が家庭崩壊につながり、結果的に犯罪者を増やしている事がよく指摘されています。

スウェーデンでは離婚率50%、平均婚姻年数はわずか10年、1家庭に片親の違う子供がいるのは当り前、

愛情のない親に育てられるなど、家庭崩壊が深刻な問題となっております。ちなみに。。。

少年犯罪率は日本の約10倍、刑法犯は日本の17倍、強姦事件は日本の20倍、強盗事件は日本の約100倍です。



これらの家庭崩壊状態を見ると、夫婦別姓やジェンダーフリーなど、

民主党や社民党が「今」現実に唱えているこれらの政策によって、

日本の家庭が崩壊の危機に瀕するであろう事は、容易に想像できるというものです。



また、子供手当てや母子加算など、民主党の過剰な保護政策によって、

働かなくても食べていける母子家庭が沢山出来ることが予想されます。

その結果何が起こるか。。。




生活保護に慣れてしまった者は、もう真剣に働く事はなくなってしまいます。

従って、その人達の収入は極端に増える事は無く、税収は増えない。。。その結果、

働く者の税負担率が極めて高くなり、働かない者の分まで負担しなくてはならなくなります。

また、働く者が努力し、その結果として収入が高くなったとしても、

民主党が推し進める累進課税によって、高収入の者は極めて高い税金を負担しなければならなくなります。

結果、働く者は意欲を無くし、社会の活力は無くなり、不景気が長く続き、犯罪は増え、自殺者の数も増えます。

これがスウェーデンの現実です。この道を踏襲する事を、鳩山さんは、そして日本人は選ぶのでしょうか?



人間は本来、自らの努力によって道を拓く事が肝心なのです。

社会全体で弱者を保護する社会。。。などという事を、総理大臣たるものが安易に言うべきではありません。

多くの方が。。。特に低所得の方も豊かになり、自由に繁栄を享受するためには、

自らが国などの保護に頼らない。。。そういう生き方をもって、善しとしなければならないのです。

国の保護に甘える生き方は「借金のある人生」であると自覚しなければいけない。。。私はそう思います。



国が国民を保護漬けにし、国民の努力を奪ってしまうのは、それはまぎれもなく為政者の悪そのものです。

国の繁栄が過剰な生活保護から生まれると勘違いしている為政者よ。。。どうか政治の表舞台から去って欲しい。




繁栄の未来は、国民の自助の精神。。。スマイルズの言う自助の精神風土から生まれます。

誰も鳩山さんの所信表明演説に突っ込まないので、私が突っ込みました。

多くの方が、鳩山総理の間違いに、早く気がついてくれる事を祈るばかりです。

厳しいと思う。。。

2009-10-25 19:13:54 | 日記
ウォールストリートジャーナルに「広がる日米同盟の亀裂」という記事がのりました。

こういう記事が載り始めたということは、波紋は想像以上に大きなものとなっているという気がします。

恐らく。。。いざという時には、アメリカは極めてドライな判断をするものと考えられます。

「日本が選ぶのなら仕方が無いだろう、我々の関知する所ではない」。。そういう判断にいずれなるでしょう。



本当に、今の時期に。。。今のままの憲法で。。。本当に日米同盟が壊れる事も辞さない安易な姿勢。。。

これが、これが本当に日本国民の命を守るべき総理大臣の選ぶべき道なのでしょうか。。。


私には、極めて安易で、極めて愚かな選択であるとしか思えません

アメリカとの関係を機軸に。。。とぬかすのであれば、せめて自国が果すべき事くらい、

果してから物を言うべきであると思います。


友愛という風見鶏のようなスローガンを掲げながら、適当に扱っていいような問題ではないと、私はそう思います。




日英同盟が壊れた後の日本が、その後どのような歴史を辿ったか。。。歴史から学ぶべきだと私は思います。

個人的にアメリカが嫌いであるとか、そういうことはあるでしょう。しかし、

世界を見渡してみても、一度壊れてしまった軍事同盟を修復する事は極めて難しい事です。

その事の重大さを認識しているのでしょうか?

国民の側も、まさか。。。と、そう思っているでしょう。


しかし、そういう事が何故現実に起こってきたか。。。何故、過去日英同盟が壊れたか、

それは国と国とのつながりが、いかに脆弱であるかという事を本当には認識していなかったから。。。

。。。だから現実に起こった事なのです。

軍事同盟が壊れた後の軍事的孤立は、どこの国にとっても極めて危険な事態なのです。




日本国憲法には、日本は戦争を起した悪い国。諸外国は平和を求めている良い国。。。

前文にそう書いてあります。

しかしながら、そこの前提には一箇所、完全に間違っているところがあります。

諸外国は全て平和を求めている良い国。。。これがいかに上面だけの、字面だけの理想論であるか。。。

憲法施行当時の政治家、国民、全てがそれを知っていました。しかしながら。。。

鳩山さんは、アジアの国は話し合えば理解できる良い国。。。ガチでそう思っているとしか見えないです。

国の指導者としては極めてお人好しです。珍しいと思います。。。ここまで理想主義にかぶれた指導者は。。。



例え、鳩山さんがいかにアジア重視を説いても、中国や北朝鮮の軍拡は「絶対に」止まりません。

アジア重視の外交を言い出せばアジアに平和が来る。。。そう思っている政治指導者は、

恐らく鳩山さん位のものでしょう。


他の閣僚その他、もう少しまともな政治感覚、外交感覚を持っている人が出てきてくれる事を切望します

誰が出てきても、鳩山さんよりはマトモかも知れませんがね。

ついにきた

2009-10-23 23:55:12 | 日記
この民主党政権の最大のネックが姿を現してまいりました。

過去何度も何度も言い続けてまいりましたけれども、国防に関して、この政権がどう対応するのか、

これが今、待ったなしの状態で、リアルタイムで問われています。

百言を費やそうともこれだけは言わねばならないと、私が思っている事。。。

それは国の安全保障に関しては「絶対に妥協してはいけない」ということです。

どうやら、鳩山総理、一方では上手くアメリカのご機嫌をとりながら、

アメリカのいない他方では、抜け抜けとアメリカのいないアジア共同体構想を打ち上げるなど、

二枚舌を使いながら上手く立ち回ろうとしています。


しかしながら、アメリカの核の傘から離れ、東アジア中心の安保構想を模索している事は見え見えであり、

アメリカからも、はっきり言えば「精神分裂症」のような安全保障策だと、たしなめられています。





私から見ても、これは非常に危険かつ無謀です。

あまりにも現実にそぐわない、危険極まりない方向だといわざるをえません。


この国の国民の多くが、民主党の招く危険極まりない国難に、いまだ気がついておりません。

本当に哀しいかぎりです

生活雑感

2009-10-20 01:45:54 | 日記
何気ない事柄が、示唆に富んだ興味深い出来事であるという例はよくあります。

知り合いと何気ない世間話をしていたときに、ふと聞いた話がそうでした。


あるスーパーの店長さんがこう嘆いていたそうです。

近頃売り上げが悪い。しかも悪いのは売り上げだけではなく利益率も悪い。

お客さんが利益率の低い安売り商品ばかり買っていく。。。


私はこれを聞いて「ああ、主婦層は鳩山政権では景気が良くならない事を本能的に知っているのではないか」と、そう感じました。

こういうのを生活雑感。。とでも言うのでしょうか?でも、決して馬鹿にできないものであろうと思います。


巷を見れば、我々の会社へ配達に来る弁当も200円台や300円台ばかり。ジーンズは数百円。。。

安売りが重宝され、高いものは買い控えられる。

物が安くなればよく売れるかと言えば、決してそうではない。必要外の物は買わない。



話は変わりますが、世論調査というものも、メディア側がどのようにでも操作できるので、

私は基本的にあまり信用していないのです。

しかし、政策別に見ると子供手当ての支持率が比較的高いようです。

これが自分には不思議で仕方がありません。


そもそも、このようなばら撒きをする金があるなら減税した方が、余程効率が良い訳です。

なぜ、集めた税金をもう一度ばら撒く必要があるのでしょうか?理解に苦しみます。

今までに子育てをしてきた親は、子供手当てなど貰わずとも子供を育ててまいりました。

セイフティーネットが必要であることは理解しますが、

それによって国民全員の税負担が増えて生活が苦しくなったのでは、本末転倒も良い所です。


私は決して悪智恵に加担する訳ではありませんが、母子加算なども復活すると言われていますけれども

偽装離婚とか、偽装一人暮しとか、とにかく国の保護にぶら下がる人達が増える事、

その問題をどうするのか聞いてみたいものです。

また、手厚い子供手当て補助政策が、離婚率を増加させる事になるかもしれません。

現にそういうことを指摘している人もいます。



私は、国が国民全ての面倒を見る事は不可能だと思っていますし、確信を持っています。

しかし、民主党はその保護政策路線をまっしぐらです。


愚にもつかないばら撒きの挙句、増税は必至。経済政策はほとんど無し。

これでは親鳥(国)がエサを与え続けて甘やかしているゆえに、自立できない雛鳥(国民)の姿です。


自分達の払った税金を、あんぐりと口を開けながら補助金として与えられ続けているうちに、

ついには自らの力で立ち上がる事を忘れてしまう。。。。





そうした愚かな国民であってはいけない。。。今、そう痛切に感じています。

最近読んだ良い本

2009-10-18 03:34:07 | 日記
最近読んだ本という題で日記を立ち上げました。

最近。。。と言いましても、買ったのは確か3年以上前のことです。

しかし、私にとっては特に印象に残った本だったので、もう一度読み返してみました。

渡部昇一著 「税高くして国亡ぶ」

http://www.watanabe-shoichi.com/politics-and-economics/0061.html


国家が亡ぶとき、その原因は必ずと言っていいほど高い税金である。

私には、この一節の言葉が特に印象に残っています。




最も原始的な国の形とは、夜警国家、つまり国がその領土と国民の安全を守るため、

警察機能と国防機能のために税金を集めたのがその原初形態です。

ですから、国が「年金制度」とか「社会保障制度」を作って、

国が丸抱えで国民の面倒を見るという発想そのものは、比較的新しい考え方であると言えます。




良い悪いは別として、最近では国が税金を集めて、国民の老後や医療の面倒を見る、

という考え方が主流になっています。

しかし最近の私は、その考え方自体に本当は無理があったのではないかと感じています。




税金に関しては、昔から色々な考え方があって、今の税制が本当に「国を豊かにする」

という事に繋がっているのか、大いに疑問があります。

特に、渡部昇一先生も指摘していますが、「蓄財をすると罰として税金を取られる」。。。

そういう富を否定する思想が、今の税制の中にあります。

本来、どのように処分しようと勝手なはずの個人資産に対し、固定資産税や贈与税、相続税などで

酷く重い税金が科されています(本当は、税金は「課す」が正しいのですが、あえて罰を「科す」の字にしました)

うろ覚えで申し訳ないのですが、多分マックスウェーバーだったと思いますけれども、

税金をかけて良いのは「果実だけ」だと言っていたと思います。

「種」にあたる資本や個人資産には科税(課税)してはならない。。。確かそういう見解であったと思います。

そう言われてみると、重税で苦しんでいた印象のある江戸時代(水戸黄門の見過ぎですねw)であっても、

年貢(果実への課税)は徴収しても、家屋敷や土地(種)に税金を科してまで取り上げたりする事はありませんでした。

こうしてみると、今の税制度がいかに個人資産を否定し、資産家への懲罰的な税金を科しているかがよく分かります。




今私が、鳩山内閣の施政方針をつぶさに観察していて感じる事、

それは、個人が蓄財した富の部分にまで、政府が大きな影響を与えようとしているという事です。

旧正田美智子邸が今はどうなったか。。。あんな公園など作る必要が本当にあったのでしょうか?

個人の資産を切り売りしなければ払えないような高額な相続税。。。

これを税金と称して強制的に売らせて、国が公園を作る事が正しい事だと、誰が感じているのでしょうか?


個人の資産を重税で取り、その金で個人の生活を丸抱えしようとしている国、これは国家社会主義政策です。

20世紀に入ってからサッチャー政権前までのイギリスが、当時流行した労働党の社会主義政策で、

完全に衰退し、没落し、多くの国民が貧困に喘ぎました。




何度も言っている事ですが、個人へのばら撒きは、個人の尊い努力を奪い、社会の活力を奪います。

しかも、高い税金は資本家の事業意欲を減退させ、個人の努力意欲を萎えさせます。

この2つが将来的に予見される以上、誰かが「間違っている」ということを、声高に叫ばねばなりません。

今の政府は、かつてのイギリスが患った「イギリス病」を踏襲する道を歩んでいます。


ばら撒きは、国民に対する一時的なカンフル剤や麻薬のようなものです。

本当は、その後に待つ不況や増税、これが国民を大いに苦しめることになります。

本来、政府は金融政策や経済対策を中心に、国を富ませる事を第一に考えなくてはいけません。

方向性が完全に間違っています。多くの方が、その事に思い至られる事を、心から願っています

見えてきた

2009-10-17 03:53:09 | 日記
さっきブログを書き終え、寝床に入ったんですが

何か書き忘れている事があるような気がしておりました。

よくよく考えてみると、確かにもう一つ書き忘れておりました。

今の政治状況がなぜ危険か。。。なぜ警告すべきなのか。。。その事です。





それは、制度的な個人へのばら撒きのシステムを安易に作り上げてしまうと、

もう今後、予算を減額する事が難しくなる。。。という事なのです。

そうすると何がいけないか。。。




要するに、今回のばら撒き政策に経済効果がなく(あれば問題ないのですが。。)、税収が増えなければ、それは。。。

不足分の税収をもっと増やさねばならなくなる。。。という事なのです。

今後は間違いなく増税される。。。という事です



この不景気な経済状態で増税をすればそれは。。。間違いなく不況を深刻化させます

そして、不況は税収の減少をもたらせます。そうすると、また増税しなくてはなりません、結局スパイラルです。



経済が少しでも上向けばまだ良い、しかし、それが思うような経済対策にならないときは問題を深刻化させます。

そして、このばら撒き政策には、一時的な麻薬のような作用しかないと、私は思っています。

一時的に国民の頭がスッキリし、気持ちよくなる。しかし、その麻薬の効果がなくなった時こそ本当に大変だと思われるのです。





誰が何と言おうとも、今、本当に最優先なのは景気の回復策、拡大策です。

これなくして、福祉政策も、子供手当ても、授業料免除もありはしない。。。

間違いなく私はそう思います。

赤字増大

2009-10-17 02:30:05 | 日記
本日、各省庁の概算要求額が出揃いました。

結構増えるものなのだな。。。と、興味を持って観察しておりました。

マスコミ各社は、どうやらエサを見つけたピラニアのように、一斉に批判的な報道もやり始めましたが、

逆に、民主党のマニフェストから、彼らマスコミはこの程度の事を予想できなかったのでしょうか

マニフェストの一部凍結を匂わせたり、無駄を削除して云々と言ってみたり、赤字国債を容認する発言をするなど、

私には、どうにも政府の腰が据わっていないように見えてしまいますが、これからが本当の試練だと思います




国の概算要求額が95兆円を超え、税収は40兆円を下回るという異例の、

どれほど予算額を減額しようとも、まず赤字国債の増額は避けられない状態ですが、

私はマスコミのような、お馬鹿な事は言いません。

赤字国債を増やすか減らすか、そんなことよりも、増えた予算の効果の方が余程大事だと思っています。

だから、どちらにしても赤字が増えるのであれば、景気が良くなって、次年度に税収が増える政策である事が肝心です。


ただ、多くの方が指摘しているように、公共投資を大幅に削減することによる失業者の増大、ゼネコンなど企業の倒産。

こうした状況が予想されています。

こうした経済不況を呼び起こしそうな状況と、個人に補助金をばら撒く事により発生する経済効果の、

その2つのバランスを考えなければいけないと私は思います。


政府が個人にお金をばら撒いたところで、補助金によって楽に暮らしていける人が、

努力して働き、より収入を上げようとするとは、私には到底思えないのです。

本当は、働く場所が沢山あり、その中で全ての人が努力し働いて豊かになる道こそ、本当のあるべき姿だと思うのです。



社会主義思想は、豊かな者から取り上げて、貧しい者に分配するというものです。

過去、その政策で豊かになった国はありません。。。残念ながら例外なく貧乏になっています。

個人の能力差を認めないで、無理やり平等にするという事は、個人の努力の余地を取り上げる事に他なりません。

そうした事であっては、より多くの人が智恵を絞り、努力し、豊かになる事は出来ないと思います。




今考えるべき事は、個人への所得保障やばら撒きよりも、むしろ経済活力をどうやって取り戻すか。。。

その事であるべきです。

鳩山さんには、経団連などを敵視するのではなくて、より豊かな国作りのために、彼らにもっと智恵を借りるべきです。

独りよがりな政策が多すぎます。

何もかもマニフェスト通り計画的にやれる。。。そう思っているところに、民主党の大きな間違いがあると私は思います。

人間のやる気、活力、向上心、こうしたものは計画では計れないものです。



民間の活力を伸ばしてこそ、国も民も豊かになる。。。政府には、こうした根本精神を忘れて欲しくないものです

正視できない

2009-10-14 22:15:22 | 日記
中国野放しの「友愛の海」。。。今日の新聞にこの特集が組まれておりました。

今、与那国島近隣を含む東シナ海で頻繁に領海侵犯を重ね、資源調査などを着々と進めているのが中国です。

そうした動きに対して、与那国島の町長さんはじめ住民の方々が大変な不安を募らせています。

日本国民の一人として、この事は本当に申し訳なく残念であり、このままの成り行き外交が続いたとして、

与那国島や近隣諸島の方々の将来を考えたとき、私はとてもその記事を正視できませんでした


町長さんは言います。自衛隊誘致は町の「悲願」である、と。。。

北沢防衛大臣は「近隣諸国を刺激する」として、自衛隊誘致に反対したとの事。。。

さて、軍事力によって近隣諸国を刺激しているのは、次のうち一体どの国でしょうか?
① 中国
② 中華人民共和国  
③ China




国が自国の領土も、自国民も守れない。いや、守る気概もない。。。

国境の守り。。。。あなたならどうしますか?

警鐘

2009-10-13 21:08:54 | 日記
北がまたミサイル発射しましたね

しかし政府からは大した公式コメントも、抗議声明もない。。。いったい何を考えているのか。。この国は?

大金を投じたミサイルを5発も打って、まだミサイル発射継続の動きもある。

国民が「またか」と感じているのはまだ理解できる。。現実の危機を感じないのだから仕方がないだろう。

しかし、政府がその裏にある情報を察知し、対策を講じなければ、一体誰がこの国を守るのか?

今、現実の政府は。。。恐らく何の対応もしていない。。。これは一体何なのか。。

この国の危機管理能力の無さは、もはや絶望的なところまで来ているのではないのでしょうか。。。



一方の経済面においても、大変危険な兆候が見てとれます。

経済においては政府が市場に介入せず、自由市場に任せる方が良い結果を得る。

これがレッセフェール。。。アダムスミスが「神の見えざる手」と呼んだものですが、

政治的な力が経済に大きく作用したとき、私が知る限り、殆どの場合、その力は経済を破壊する力となります。


今、私の周りで聞こえてくるのが、例のモラトリアム法案の影響です。

銀行関係者によると、早くもモラトリアム法に関して、政府筋から対応を求める声があるそうです。

ここで、素直に考えてみて欲しいのですが、銀行は、顧客にお金を貸して、

金利を含む返済をしてもらって、また戻ってきたその資金を貸し出す。。そういうキャッシュフロー(流れる資金そのもの)を、

どんどん循環させる事によって利益を得ているわけです。

また、順調に資金がまわっていく事によって、次に貸し出しするための資金の準備が出来るわけです。

だから、貸し出し金の返済が遅れて資金の回転率が下がれば、当然キャッシュフローが悪くなります。

キャッシュフローが悪くなれば、当然、貸し出しできる資金も少なくなります。

モラトリアム法案は、この銀行のキャッシュフローを低下させることを、政府が銀行に強いるものです。。。

それだけではありません。銀行は、これによってキャッシュフローのみならず、利益が減ることはほぼ確実です。

また、貸し倒れリスクが高くなる事によって、銀行の自己資本比率そのものにも影響が出るものと思われます。



まだまだ続きます。。。これによって、企業が返済を遅らせる事が当たり前になってきたならば、

おそらくは、様々な企業の信用不安が発生すると思います。信用不安の連鎖です。

また、銀行がキャッシュフロー(貸し出し用資金)の不足を起こすという危機を迎えることによって、

新たなつなぎ資金が借りられない。。。という問題も起こります。

それが信用不安の連鎖を、さらに加速させるように思います。。。





皆さん、これどう思いますか?

これは到底見過ごせない。。。そう思うのは私だけでしょうか?

この民主党の危険な政策の根本にあるもの、裏にあるもの、それが

格差社会の否定。。。であるとか、過剰な弱者保護。。。などというものです。

言い換えればそれは「社会主義思想」や「共産主義思想」というものです。


この法案の裏にある民主党の思い込みは、簡単に言うならばこういう事です。

「特権階級である銀行が、弱者である中小企業をいじめている。」

マルクスの思想は被害妄想の哲学です。

銀行は、お金を借りる企業があるから利益を得ているのであって、中小企業をいじめている訳ではありません。


銀行がお金を貸さないから中小企業が困っている。。。これが本当に大臣の考える事でしょうか?

経済システムが根本から理解できていません。。。情けないことです


また、福島さんなどは、最低賃金云々と言っています。

私ならこの一言です。。。そんな高いバイト雇いたくないでしょうw

派遣切りを認めない法律?。。。そんな不便な派遣社員、いらないのと違いますか?

政府の要人が弱者に優しいのは、個人的には結構なことです。

しかし、弱者保護の理想とは裏腹に、政策で弱者を保護しようとすれば、結果的に誰も幸せにならない。

これが真実です。





中小企業の法人税率を下げると言ってます。。。税率を下げるのは今の時期よい事です。

しかし、この累進課税のような発想。。。裏をかえせば、金持ちを貧乏にしたいという事です。

企業に活気が無くて雇用は増えますか?大企業の下請けは潤いますか?

個人は豊かになりますか?




民主党は公共事業を次々に削減して、個人へのばら撒きに走っていますが、

愚かな事です。。。まだ公共工事の方がマシです。





この国の危機的な状況。気がついた誰かが警鐘を鳴らさねばなりません。

今の私のこの気持ち、一人でも多くの誰かに伝わりますように