ヨーロッパの歴史で、常に発火点といわれたポーランドについては、激しい民主化闘争(1980 年代末)を主導した自主管理労組「連帯」と、代表ワレサが掲げた非暴力改革を記憶する程度の知識でした。
不明を拓いてくれたのが松本佐保著「バチカン近現代史」。しかも驚いたことに、民主化に点火し、テロに襲われながらも支援の先頭に立ったのがバチカンの教皇で初のポーランド出身ヨハネ・パウロ二世。79年のポーランド初訪問時、空港の滑走路でひざまずき大地に口づけしたシーンは世界に報道され、感銘を与えました。
いっぽう映画「ワレサ」が封切られ、闘う監督アンジェ・ワイダが、民主化動乱のポーランドと連帯ワレサをいかに描くか、大きな期待でした。ニュース映像と再現映像のジョイントは見事だし、大半を占めるストライキシーン、体制側の暴力シーン、ソ連の介入のショットなど迫力はさすが。
ところが、歴史的に重要なバチカンとのかかわりの解説も映像もない。わずかに数秒、教皇の訪問映像が挿入されているだけでした。
ヨハネ・パウロ二世と、アンジェ・ワイダ監督の間に何があるのか、あったのか?これはぜひ、松本佐保教授に「バチカン近現代史インサイド」として上梓いただきたいですね。佐保さんは当fbグループの一人Saho Matsumotoさんで、5月25日関西で初の公開講座があります。詳細は彼女のラインをご覧ください。
不明を拓いてくれたのが松本佐保著「バチカン近現代史」。しかも驚いたことに、民主化に点火し、テロに襲われながらも支援の先頭に立ったのがバチカンの教皇で初のポーランド出身ヨハネ・パウロ二世。79年のポーランド初訪問時、空港の滑走路でひざまずき大地に口づけしたシーンは世界に報道され、感銘を与えました。
いっぽう映画「ワレサ」が封切られ、闘う監督アンジェ・ワイダが、民主化動乱のポーランドと連帯ワレサをいかに描くか、大きな期待でした。ニュース映像と再現映像のジョイントは見事だし、大半を占めるストライキシーン、体制側の暴力シーン、ソ連の介入のショットなど迫力はさすが。
ところが、歴史的に重要なバチカンとのかかわりの解説も映像もない。わずかに数秒、教皇の訪問映像が挿入されているだけでした。
ヨハネ・パウロ二世と、アンジェ・ワイダ監督の間に何があるのか、あったのか?これはぜひ、松本佐保教授に「バチカン近現代史インサイド」として上梓いただきたいですね。佐保さんは当fbグループの一人Saho Matsumotoさんで、5月25日関西で初の公開講座があります。詳細は彼女のラインをご覧ください。