キバナアキギリ

ベニバナボロギク

台風15号の北上に伴って激しい大雨の朝となっています。
雷も轟いてまるで大きな天の怒りかと感じるほどの不気味さでした。
火曜日は燃えるゴミの日であり、お墓参りと絵本の部屋の約束日です。
雨脚が激しいので外出はできないな~と諦めていました。
わずか五百メートルほどの所ですから、歩いてでも自転車でも行けるのですが、少しでも雨脚が弱まれば車で行こう!と様子を窺っていました。
9時前になると、かなり小康状態となり、風はありませんから出かけることにしました。
お墓参りの花は昨日からバケツに用意してあったし、お彼岸の入りは先祖さんもお待ちかねに違いないと強く感じましたので、大きな傘を用意して車で出かけてきました。
びしょ濡れとなりながらも満足感でいっぱいに、「オミナエシとシオンとコスモスの季節ですから楽しんでくださいね~♪」とお礼の言葉を伝えて帰りました。
ふと、橋の下を見ると連日の雨に濁流が滔々と流れ、吸い込まれそうな迫力に恐怖感を覚え、さっさと逃げるように帰ってまいりました。
台風12号と全く同じ底知れない大きなものがじりじりと日本を狙っています。
川の氾濫の虞やせき止め湖の水位の情報を聞くにつけ、避難を強いられている地域の方々のお気持ちはいかばかり!と暗澹たる思いに沈んでいます。
前回の12号の時のことを10日ほど過ぎた13日に連れ合いから聞きました。
和歌山の白浜で友の10周年パーティーがあり招待されていて、夕飯を済ませて夜8時くらいから車で向かったそうです。
一泊するつもりだったし、慣れた道を行こうとしたら通行止めとなっていて、ナビで探すと田辺市の竜門を通ると良いと出てきたそうです。
大雨が降り続く中をどんどん進んで行きました。
バケツの水を連続して浴びせかけられるような酷さだったそうです。
2時間くらい走って自然破壊も何もないし、崩れるものはないけど、地面の様子がぼこぼこ動いている気配がしてきたそうです。
聞こえるのは激しい雨音ばかり・・・
何か変?!
異様だと直感したそうです。
バックしようにも狭い山道です。
でも、危険を感じて引き返す決心をして、「家に帰り着いたときには夜中の2時やった~!」と話してくれました。
「そんなところで山津波に巻き込まれていても、探してあげようがなかったわねえ!」と私。
「おお、でも生かしてもらっているからええやん!」と彼。
「人の生死は自分で決めないでいいんやで~。
それは天の仕事!と曹洞宗の老僧に聞いたことがある!」と続く。
なんとも凡人の私には、今なお怖い話でした。
すべての大きな災難から逃れられますように!
すべての人を大難は小難、小難は無難でお連れ通り下さいますように~!
心から祈りの念を飛ばしています!
玉来川と稲葉川が合流して大野川となって流れていきます。
そこにある「原尻の滝」です。
川の真ん中に竜神を鎮める水神様の鳥居が建っています。
原尻の滝

