人間賛歌・もっちゃん4649

野草の虜に (’08年8月の自分史)


ホソバシュロソウです






母の介護に毎月実家に帰るようになったのは 母が82歳の頃からでした


当時は在職中でしたから 金曜日の夕方の便で帰り 月曜日の勤務に

間に合うようにしていたのです



家の内外の掃除や必需品の買い物や支払いなど 認知症の始まりの兆候が

見られ始めたので 主に生活支援をしていました


熊本空港が阿蘇の近くに開港となっていて 実家に帰るには大分空港よりも

時間が短縮されていました


やまびこ号という 特急バスが空港から家の近くを通り 大分まで走るようになり

1600円という乗車賃で済むし とても便利になったのでした


それまでは最寄のJRまでタクシーで1万円近くかかり そこから電車やタクシーで

家に着くまでに5千円は必要でした


阿蘇山の下を通りますから 大きな癒しを雄大な眺めは与えてくれました


退職してからは毎月の半分を大分で過ごし 残りの半分は奈良で過ごすことにしました


長男の家族が子どもの入学を考えた時に同居を選んだので

奈良の家族は4世代同居の9人だったのです


6年前は母も軽い認知症で料理や洗濯や掃除などは忘れていましたが

自分の身辺自立は大まかですが できていました


半日くらいの留守番に 対応できていたのでした


阿蘇の野草の撮影会に参加する機会を得て 水を得た魚のように私は元気を取り戻せました


人と自然に触れることができます

悠々と時間を気にせず 野草の追っかけが可能となり 開放感を満喫していました


毎日が日曜日ってありがたいなあ~^^と


撮影会は 草丈が私の背丈以上になっている草原の中を 

前の人の足跡をたどって進むのでした


そんな時突然 ホソバシュロソウと対面することが出来たのでした


チョコレート色の黒っぽい花の出現に驚きました


「見たことのない珍しい色のかわいい花があるなんて~

 なんて名前なんだろう~?」


野草の虜になった衝撃の瞬間だったと記憶しています


それから名前探しが始まりました


本屋さんに出かけ「日本の野草」とか「山野草」の本を見るけど出ていません


「九州の野の花」の中に小さく載っていました


「阿蘇の野の花」の中に1ページほどの扱いで詳しく出ていました


とりあえず、必要な分だけのものを買い揃えました


専門書ですからかなり高価です


野草の世界に入っていったおかげで 大変な毎日の中に在っても

心をときめかし 没頭できる宝物を手に入れることができたのでした


PCを自由に操作できる知識を与えてもらったことと 野草の逞しさ・可憐さに

出会えたことが 私の元気の源なのだと思えます


今日からお盆です

きれいにお迎えのお供えをして ご先祖様に平穏な毎日を感謝したいと思っています


お陰で母も元気です


あなたもご先祖様に感謝の念を届け 喜びのご挨拶を捧げる日にしてくださいね~


では、また明日~

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の(画像)掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにお待ちしています(*^_^*)



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