普く(あまねく)賢い菩薩
法華経を手に入れようとする者
尊き仏に加護された者
善根を植えた者
正しい悟りに到達すると決めた者
全ての衆生を救済しようと発心した者
を守護し
何者も隙(すき)に付け込まれないように
魔の者たちに悩まされないように
六本の牙のある白象に乗って
説法者の傍らに
付いている
経典の一字一句も
欠けることなく復唱できるように
傍らに着き
説法者に
三昧と陀羅尼(記憶術)を
与えると
この経典を書写するだけでも
天界に生まれ変わり
天子となり
天女に囲まれて暮らすと
この経典を書写し
教示し、読誦し、復習すれば
計り知れないほどの
功徳があると
普賢菩薩は多くの人の
安寧と幸福の為に
考えられないほどの徳を備えている
普賢菩薩の名を
記憶するだけでも
釈迦如来に会ったことになると
彼らは徳と正しい理念を持ち
三種の解脱を得
現世、来世の果報が
達成されるだろうと
如来の教えを受容した者は
順世外道、唯物論者と交わらず
詩文に耽溺する人
踊り子、相撲取り、闘技者
酒屋、肉を売る者、淫売屋の主人
を快く思わないと
また
愛欲、憎しみ、愚かさ、羨望
嫉妬、中傷、自惚れ、傲慢さを
持つことはないと
全てを悟って
これから教えを広めて
いこうとしている普賢菩薩と
すでに教えを広め
悟りを完成させた
釈迦如来が
語り合う章である
法華経は
物質的な世界しか
理解しない人間にとっては
聞きたくもなく
反応することもないものですが
すでに過去生で解脱した人は
今世で
自然と法華経に気づき
学び始め
自らが仏であったことを
思い出し
解説していると
いよいよ
あと一章となった
だいぶわかった
気がするが
もう一度
写経しよう
法華経に語られている事と
法華経が言わんとしている事
ここを理解出来るかどうか
西洋の哲学
カント、ヘーゲル、マルクス
と唯物論を習ってきた
この物質主義的唯物論を
捨て去り
仏陀の生きたインドと
その時代を知るため
インドの古典叙事詩
"ラーマーヤナ"を
読み始める
以前
フランスの劇団が
ラーマーヤナ公演で
世界中を回っていた
土取君が
音楽監督をしていたのを
思い出した