引き続き、ミラノ・サローネからのデザインレポートをお届けします。サローネ期間中、会場や市街イベントを見て歩いていると、ちょっぴり変わったデザインに出会うことがあります。いわゆる「王道デザイン」ではないため、報道されることも少ないこの愛すべき「オモシロデザイン」たち。せっかくなので、ここでご披露しましょう。
座る前から座っている?
まずはちょっとナマナマしいデザインで、失礼いたします。座る前から座っている……、という逆説的なデザインの椅子です。
そこはそれ、芸術の国イタリアですから、細部にも手を抜きません。リアルなお尻の表現に、座ることを一瞬ためらいます。けれどもこの椅子、どこかで見たことがある! と思いませんか?
そう、実はあのヴェルナー・パントンの名作椅子「パントンチェア」から着想を得ているのだそうです。
あの伝説的なフォルムに敬意を払いながら、アダムの肋骨から生まれたイブ(女性性)への憧憬を表現しています。こちら工業デザイナーでもあり、アーティストでもあるファビオ・ノベンブルのデザインです。資料によるとこれ、「男性版」もあるそうですが、いかがなものでしょう?
この椅子は、ミラノ市内で配っていたフリーペーパー(※)の記事などでも見かけたので、イタリア人にとってもインパクトがあるのかも。【イタリア/カーサマニア社】
⇒⇒ 続きはMouRaの『MoPiX』で
【ミラノ・サローネ2008 世界のデザインって、こんなに面白いVol.3】その裏にはアートや技術、優れたデザインマインドが
座る前から座っている?
まずはちょっとナマナマしいデザインで、失礼いたします。座る前から座っている……、という逆説的なデザインの椅子です。
そこはそれ、芸術の国イタリアですから、細部にも手を抜きません。リアルなお尻の表現に、座ることを一瞬ためらいます。けれどもこの椅子、どこかで見たことがある! と思いませんか?
そう、実はあのヴェルナー・パントンの名作椅子「パントンチェア」から着想を得ているのだそうです。
あの伝説的なフォルムに敬意を払いながら、アダムの肋骨から生まれたイブ(女性性)への憧憬を表現しています。こちら工業デザイナーでもあり、アーティストでもあるファビオ・ノベンブルのデザインです。資料によるとこれ、「男性版」もあるそうですが、いかがなものでしょう?
この椅子は、ミラノ市内で配っていたフリーペーパー(※)の記事などでも見かけたので、イタリア人にとってもインパクトがあるのかも。【イタリア/カーサマニア社】
⇒⇒ 続きはMouRaの『MoPiX』で
【ミラノ・サローネ2008 世界のデザインって、こんなに面白いVol.3】その裏にはアートや技術、優れたデザインマインドが