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原恵一監督に迫る!『河童のクゥと夏休み』限定版DVDで蘇る「身を削る思い」だった〈3分間〉とは?

2008-05-28 17:54:14 | カルチャー&ビジネス
子ども向けと見せかけておいて、大人を号泣させる。劇場版『クレヨンしんちゃん』を“日本映画の名作”と評価される作品に育てた原恵一監督。
その最新作で、’07年夏に劇場公開された『河童のクゥと夏休み』がDVDリリースされる。数々の映画賞に輝きながらも、公開時には「絶望にかられた」というその理由は? 次回作の構想も含め、原監督が一貫して描こうとしている世界とは?
原監督フリークを公言するMouRa部長の服部徹が、敬愛する原ワールドに切り込む。

劇場版『クレヨンしんちゃん』の手応えで
20年間、温め続けてきた
“地味で素敵”な児童文学のアニメ化が実現

服部 「そもそも、監督が『クゥ』の原作と出会ったのは、手掛けた作品で言えばいつ頃のことだったんですか?」

原 「『クレヨンしんちゃん』よりもっと前。TVシリーズで『エスパー魔美』(’87~’89年テレビ朝日系) をやってたから、28~9歳の頃ですね。ちょっと乱暴な言い方になっちゃうけど、マンガの原作だと自分ができることって実はあんまりなかったりするんですよ。演出をやってる側としては、もっと自分で考えたり、作ったりできるアニメをやりたいと思うじゃないですか」

服部 「チャレンジする部分は多いほうがいいと」

原 「それと当時、児童文学をアニメ化するのがそんなになかった時期なので、それもやりがいがあるんじゃないかと思ったんですよ」

服部 「20年もの間、『クゥ』をアニメ化するという野望があったわけですね。児童文学にもいろいろありますが、なぜこの作品にそれほど惹かれたんですか?」

原 「ここには、他の人は入って来ないだろうという予測があったのかなあ。実際、(原作の)木暮正夫さんに今までアニメ化の話はありましたか? と聞いたら、イヤまったくないと(笑)」


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“オトナを泣かせるアニメ”の天才 原恵一監督にMouRa部長が迫る!『河童のクゥと夏休み』限定版DVDで蘇る「身を削る思い」だった〈3分間〉とは?