「医者に殺されない47の心得 」 近藤誠著
薬を飲まずに、まず歩け!
1900年代に、イギリスで大々的な試験が行われています。・・・・略
A群は食事治療法をメインにして、血糖値が270を超えたときだけ薬物療法を行いました。
B群は、降下剤を使って血糖値が常に110未満にとどまるようにしました。
そして10年間観察した結果は、「脂肪、肝不全、失明に統計的有意差なし」。
B群は低血糖による発作がA群の3倍に上りました。血糖降下薬は、合併症の予防や
延命には何の効果もないのに副作用が大きく、過敏症状、下剤、頭痛、耳鳴り、
倦怠感、体温低下、眠気、むくみ、視力障害、腸閉塞などに悩まされてやすくなります。
薬で血糖コントロールしていても「いつもだるい」「イライラしてキレやすい」
「足もとがふらつく」「認知症が出てきた」などの症状があったら、薬害を疑って
ください。血糖値は「歩く、自転車、水泳、ストレッチ、」などの有酸素運動を
心がけると下がる人が多いことが、運動治療法のデータからわかっています。
ほどよい運動は体をさびつかせないためにも大切です。