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Buen Camino!

Carpe diem

第85番札所 八栗寺

2022-07-27 | 四国遍路

7月25日(月)快晴。

香川県高松市牟礼町牟礼字八栗にある真言宗大覚寺派の寺院。  五剣山 観自在院。本尊は聖観音。

歓喜天霊場として知られ、「八栗の聖天さん」と呼ばれる。 寺伝によれば空海(弘法大師)がここで虚空蔵求聞持法を修めた際、五本の剣が天から降り蔵王権現が現れて、この地が霊地であることを告げた。空海は降ってきた剣を中獄に埋め、岩盤に丈六の大日如来の像を刻んで山の鎮護とし五剣山と名づけ天長6年(829年)開基した。

以下、すべて 八栗寺 公式HPより

五剣山(標高375m)にはもともと五つの峯がそびえていましたが、江戸時代の宝永3年(1706)の大地震で東の一峰が崩落して、現在の姿になりました。おシャカさまの横になっているお顔、涅槃のお顔のようだと言われることもあります。霊峰と呼ばれ、四国の名峰の一つですが、お墓や灯籠の材料となる庵治石の産地としても有名です。

八栗寺は天長6年(829)弘法大師空海により開創されました。真言宗大覚寺派です。五剣山(標高375m)の中腹に位置します。四国85番札所であり、霊験あらたかなお聖天さまを祀ることでも有名です。
寺伝によれば、大師修行のおり天から降った五本の剣を山に埋めて鎮護としたことから「五剣山」と名づけられました。また大師が入唐求法の成否を占うため植えた八個の焼き栗が、帰朝後すべて生長繁茂していたことから「八国寺」から「八栗寺」へ改名しました。

お聖天さまは詳しくは「大聖歓喜双身天王」であり、「歓喜天」とも呼ばれます。お聖天さまは「歓喜」という文字からもわかるように人の歓びを自らの喜びとする天尊です。もとは強い力を備えて仏教徒に害をなす「悪神」でしたが、観音さまのご教化に会われて、その力を人々の救済のために使うようになりました。お聖天さまは良縁や商売繁盛の天尊として有名ですが、知恵や学問にもご利益があり、菅原道真公(天神さま)も深く信仰していました。
八栗のお聖天さまは夫婦二天の天尊であり、後水尾天皇皇后の東福門院(秀忠とお江の娘)の念持仏でした。延宝四年(1676)、これを賜った京都の木食以空上人が四国巡錫中のおり、五剣山の嶮しく神秘的な山容を拝し、ここがお祀りするのにふさわしい場所であると悟り、さらに本堂横の岩窟が凡庸でないことにその意を深くして、翌年延宝五年(1677)にお堂を建てたということです。当山ではこのお聖天さまを50年に一度ご開帳しており、次回は2027年の予定です。

五剣山を模したミニ五剣山の前側には八角柱の台座と写経を納めた石室があり、上にはブロンズの十二支尊像が祀られている。ブロンズの十二支尊像は、新田藤太郎氏の最晩年の作。高松中央公園前の菊知寛像の作者。

本堂。

こうして写真をみると、五剣山が背後にそびえていることがわかる。

この展望台から高松市一帯が展望できる。

八十八ヶ所石仏霊場:大正時代に高幡龍騰の発願で大師信徒たちが、五剣山の山中に八十八の石仏を祀った。平成16年(2004)弘法大師入唐1200年記念に、山中に点在していた石仏を一か所にまとめて奉祀した霊場。