叔父の訃報に 遠い昔を想い出す
もう60年以上前..私が子供だった頃 。。。
叔父の家(母の実家)は 日本昔ばなしのような家だった
茅葺で...
ガラガラっと 建付けの悪い引き戸を開けると
そこは土間になっていて 大きな竈が ふたつ並んでいた
部屋も..2部屋ぐらいしか無かったのではないだろうか
本当に 昔ばなしのような 小さな小さな家だった 。。と記憶
そんな小さな家に
母の姉妹や私の従妹たちが集まったのは
年に1度の秋祭り
たいしたご馳走も無かったけど
お祭りのテキ屋で買って貰うオモチャと
祖母が茹でておいてくれた..庭で生った大きな栗を食べるのが
私たち子どもの楽しみだった
その楽しみだった栗も 叔父が結婚して
台所が祖母から叔母の代に替わってから姿を消した
叔母にも もう10年ぐらい会っていない
もう80歳ぐらいだろうか
何年か前に足の手術をしてから
思うように動けなくなったと言うのは 従弟から聞いている
叔父の死を聞き
想いは昔へ
叔父も母も若くて
私が ワガママいっぱいの子どもだったセピア色の世界に
一瞬にして タイムスリップ