物書き同盟。作品列伝

物書き同盟に寄せられた作品掲載。

【ちょっとだけつぶやいてみる】

2005年04月29日 | にこぺ♪
遠いとこにいて
逢えない
そばにいたいけど
できない

いつもがまんしてるよ

がまんしてるのは
私だけじゃないって
わかってるけど

毎日ね
好きだよって気持ち
伝えて欲しい
ちゃんと
言葉で


触れられないそのぶん
言葉で
声で
聞かせて欲しい

この胸のね
不安を吹き飛ばせるように
涙がこぼれないように

いつだって
確かめていたいよ


闇と星

2005年04月29日 | 輝♪
空を覆いつくす闇

点々と輝く星が

空を覆いつくしている闇を中和させ

月のみえない夜の空を

闇から救い出す

煌く星に僕は夢を求める

明日も生きていられるようにと・・・


なみだのしずく

2005年04月29日 | 輝♪
夕焼けで薄っすらオレンジ色に染まった空

僕の瞳に映る空はどこまでも続く

もの想いに耽りながら

空を見上げ続けていると

なぜかやっぱり頬を伝う熱いものが・・・

感情的になりがちな日常

空はその思いを綺麗に拭いさってくれるのかもしれない

僕の心の蟠りを・・・・・



-ターボ-  

2005年04月22日 | レガシー♪
でも、やっぱり、レガシィ2.0GT。

時代遅れのターボチャージャー。


これみよがしに開きし翼。


出会いし相棒。我が儘自由。

次はもちろんアトランティック・ブルー♪


-アクシデント-  

2005年04月22日 | レガシー♪
さすがに件のタイヤのガリガリ。
見るに見かねる状態になりまして。
(そこまでやらない、ズボラな私。)


黙ってましたが、交換しちゃいました。
(正確に言うと、周りの交換しろ圧力に耐えきれずしぶしぶ。)


なんか知らないけど、
乗り心地ちょっとすっきり。ゴツゴツ感が減って。

自分でも実はびっくり。

たまにはメンテもしてみるもんだなー。
(そんな商売してるくせに。なかなか自分のことには気づけない。)




だから、やっぱり、レガシィ。

新たな持ち味。引き出す骨格。


周囲の支えに気付きし瞬間。

お題『愛ってなに?』    

2005年04月22日 | 憂生♪
いつだったか・・・。

誰だったかに・・・。

「恋と愛のちがいってなんだろう」

と、とわれたことがあった。

いまさら憂生の私感をかく必要もないんだけど・・・。


ココ最近。

ちょっと、思うことがあったんで・・。

書いてみることにする。





まあ、簡単に言うと漢字の造りにすでに、

答えが出ていると思ったので

応えなかったのである。





漢字の中の「心」の場所。

恋は「心」自体を基礎・土台にしている。

亦は「またも」と、読む。

つまり心の有様の別の面イコール「またも」ということであると、解釈している。

心が土台であるということは、ひいては、「恋」は

心という世界の中の心象事情である。


ところが愛は・・・。

冬の上の部分。すいとよむそうであるが、

これが、残念なことにこのワードの中では

変換できない。

で、「すい」と、かいておくが、

これは地に足をつけて、ゆっくり歩んでる様を

表すのである。





つまり、恋は心の中だけの動き。

愛は現実に地に足をつけて、

心を動かしているのである。





「すい」の上の部分の意は本来「物を贈る」

アイという別の字の代わりにあてはめられたようである。





「愛」と、言うものはシッカリ現実に根ざし

相手になにかを贈ると言うことなのである。





なにか・・・。

何をおくるだろう?

一番人間に必要なもの。

「生きてゆくのに、必要なもの」





これを相手に贈るということは

共に生活してゆくこともふくまれてゆくのではないか?





ウ冠とは言わない部首であるが、愛の字には

家の屋根を表す部首がある。





相手の生活/人生を支えてゆく。

こういう心を地につけて、

歩んで行くのが、愛である気がする。





うがってみれば、

愛と言う字には

「責任」が、隠れている。





恋は己の心象事情。

地に足をつけることはうたわれず、

責任もとわれないだろう。





恋と愛のちがい。

責任?のあるなし。

と、解釈するはいかにも、

極論であるが、

憂生はふと、そんなことを思った。





おっと。

まちがいなさんなよ。

だからといって、恋が良いとか、悪いとか言ってるんじゃない。





ただ、憂生風恋と愛の違いの完全独断解釈でしかない。





このほかに

恋は「来い」という心。

愛は「逢い」に行くという心。





自分に引っ張る心と、

相手に渡そうとする心と、いう

言葉の持つ字音の語呂合わせ解釈もあることを付加しておく。

-ペース-  

2005年04月22日 | レガシー♪
本日もいつも通り
マイレガシィと首都高速湾岸線を西行して出勤。

東京港トンネル内で後突事故でした。
いわずもがなの大渋滞。

いやはや遅刻です。
停車中に会社へ電話を一本いれます。

まいった、まいった。


それから煙草一服。
いつものごとくU2のCDも聴きながら。
続く停車中にちょいと反対車線を眺めます。

低木緑の植えられた中央分離帯。
排気ガスの嵐の中でも育ってゆく強さ。


あら。春なんですね。
どこから飛散してきて育ったのか
緑に隠れて、黄色の花々まで。

いつもただ通り過ぎていただけだから
こんな渋滞がなければきっと気付くこともなかった
逞しき東京の春。


東京港トンネルは事故のおきやすい場所です。

下り坂で知らないうちに上がったスピード。
海底深くで急激にチェンジして現れる上り坂。

朝の多い走行量。

上り坂にさしかかった車の流れは
自然とスピードが落ちてしまっているのですが、
そんな絶対的なスピード差を予想せず
下り坂を流してきたドライバーにとっては
はっと気付いたとき、もう手遅れになっているんです。
すかさず急ブレーキを踏むことになります。

予想より大きな起伏、勾配なんですよね。

横の車線に逃げられるスペースもありません。
朝の多い走行量の中では。

従って追突を避けることができなくなるんです。
よほどのブレーキ性能を持った車でなければ。



本日、私が東京港トンネルを通過したときには
既に事故車が片づけれてしまっていたので
どんな車だったか、どんなケガの程度だったか
まったく知ることはできませんでした。


勝手しったる道だけを、いつも同じスピードの流れで
淡々と走り続けるわけにもいかないですよね。
いつだって予想外の事態と隣合わせの走行です。

これからも。ずっと。




だから、やっぱり、レガシィ。

鈍い出足が広げし車間。

-ガラス-  

2005年04月22日 | レガシー♪
塚元誠次は
愛車レガシィ・ツーリングワゴンを駆り
夕暮れの東京から房総へ向かっていた。

みたび小石の飛来を受けたフロントガラスに
今まで傷がつくことはなかった。


四代目スバル・レガシィ。

三度目の正直で
そのガラスの強度にようやく気付いた彼は、
昨年、この車の隠れた設計思想を想像し
二十話からなるエッセイ集を書きあげた。

反響は自身の想像以上だった。


しかし、四度目の飛来が
やはり彼が想像していなかったこの走行中に
三度目とほぼ同じ場所で起きた。

またしても
首都高速湾岸線辰巳ジャンクション付近だった。


五万キロメートルに近づいた走行距離。
様々な場所の風圧と飛来物。

立ち向かってきたフロントガラスに
今回、初めて微かな傷がついた。


四回目もよく耐えてくれた。

衝撃でバチンと大きな音がした瞬間、
無意識のうちにかがめていた上半身を
スポーツシートに預け直して
彼はこうも同時に考えた。

そろそろ交換時だ。




だから、やっぱり、レガシィ。

受け継ぐ証。三度のテスト。


最新、最良、四代目。


-BGM-  

2005年04月22日 | レガシー♪
本日も歌いながらマイレガシィと出勤。
BGMはTodd Rundgren。

"Something/Anything?"

トッドの場合、メロディもせつなくていいし
歌詞もすごく味わい深いですけど。
(ちなみに、「In My Eyes」っつーシリーズタイトルは、
 あの名曲中の名曲。
 このアルバムの1曲目からインスピ受けて頂いちゃったものです♪)


とにかく声がいい。


トッドのことを好きなミュージシャンってたっぷりいて
(ミュージシャンズ・ミュージシャンですから♪)
よくカバーされてたりもしますけど
はっきりいって、みんな、全然ダメダメになっちゃう。

なんでだろうなあ、と思うと
トッドの歌にはトッドの声しか合わないってことなんですよね。


音楽一人芝居だから。


見方を変えて言うと、意識的にせよ、無意識にせよ、
そこまで計算されてトータル作品として作られちゃってるから。
他の人の声を寄せ付けることができない。


一部を替えたら、それだけで崩れちゃうんですよね。
その世界の均衡が。

あやうい脆さの上の絶妙なバランスで成り立ってます。
むちゃくちゃセクシーな音楽だよなあと私は思っています。


ま、そんなどーでもいいことをまたまた考えながら
運転してたんですけども。

おや。前方視界に、初代レガシィ、焦げ茶さま発見。


ぴっかぴか。


その独特な開放感は初代からなーんも変わってないので
後ろからも、運転するドライバー様の姿がよく見えちゃいます。

白髪の素敵な老紳士さまでした。
スバリスト先輩さまです。

流れてくるトッドの歌とマッチして
なんだかとても幸福な瞬間でした。

20万キロ近くまで走ってるのかなあ、とか。
奥様も素敵なんだろうなあ、とか。
お子さん独立されてるだろうけど、やっぱりスバルかなあ、とか。

そんなことまで考えられちゃいました。


いやいや、代替わりがなかなか進まないっていう意味では
ボランティアじゃないスバルの商売にとっちゃ
いいんだか悪いんだか
短期的に見てりゃよくわかんないですけどもね。




でも、やっぱり、レガシィ。

後ろに控えし変わらぬ歌声。



その道。ずっと。続いてく。


お題『愛ってなに?』  

2005年04月19日 | 輝♪
愛・・・
いったいなんだろうか?
子供・ペットにはこれが当てはまるだろうが異性には分からない。
どれだけ好きだと言われたとしてもそれはそれだけのもの。
とうてい愛と言うものには程遠いと思う。
同性これも同じ。
愛を囁き合う。
良く聞く言葉ではあるがどこまでが本当のことなのか分からない。
恋人同士の語らいに愛はあるのだろうか?
真実の心。
伝える心。
想いをどこまで強く持てば愛なのだろうか?
僕は愛というものが分からない。
叶わぬものが愛と言う言葉をどこかで聞いた事があるが・・・
叶わぬ想いの方がこの世の中では大半を締めていると思う。
僕は愛というものを知らない。
きっとこれからも分かることはないのだろうと思う。
愛ってなんなんだろうか・・・?


なにやら問いかけ文になってしまったが、僕の思うものはこんなもんだ。


お題『言いだせなくて』  

2005年04月19日 | 輝♪
言いだせなくて・・・

決まって言い出せなくなる言葉がある。
誰でも必ず言い出せなくなる言葉だと思う。
僕は自分の気持ちを素直に言い出せない。
ましてやそれが自分の想い人だと尚更。
想いを伝えても頻繁に伝えておかなければならない。
それができない。
言い出せない。
なぜ僕だけが伝えなければならないのだろうか?
僕の想いだけを必要とし、君の想いは届かない。
僕が言いだせなかったように・・・
君も想いを言い出せないのだろうか?
伝えられなければ僕だって不安になってゆく。
その不安が爆発して喧嘩をしてゆく。
1度が2度・・・
2度が3度・・・
僕はその度に君の欲しがっている言葉を語り。
君はその言葉に頷いている。
僕は君の頷きが欲しいわけじゃなく言葉が欲しいのに。
恋をしてしまうと人は言いだせない言葉が多々増えていくのだろう。
僕は言い出せない奴で君の言いだせない奴なのだと諦めるしかないのだろうか?
言葉で言いだせなくても文字で表してもらえたら・・・
僕の不安は少なくなるだろうに。
君への想いは変わらない。
それどころか喧嘩をしたあとの方が君を大切に想う。
今も僕は君を愛しく想う。
君の言葉が喩え届かないとしても・・・
言い出せない想いがそこにはあるのだろうから。


プロトタイプ-続・月見草-  

2005年04月19日 | レガシー♪
クラクションの音がしたので
窓から顔を覗かせて下を見ると
夕闇迫るそのときに
真新しいブルーの車体とライトの光が目に入ってきた。


ちゃんとした相談もしないでもう買っちまいやがったか。


部屋のカギをしめて
外階段を下りていくと
ほのかは、案の定、所在なさげな様子だった。


「いいじゃん。」
「うん。いいかなあ。」

「いいよ。うん。」
「え。ほんと。もっと言って。」

「いいってばさ。」
「あ。なんか、むかつく。」

「はいはい。で、どこへ?」
「せっかく新車でお迎えにあがってやってんのに。
 単なるヒマ人の無職のくせに。あたし、もう実家に帰ります。」


あえてその先には応えることをせず
助手席のドアを開け、翼は車の中を覗き込んだ。


「いいね。新車の匂いだ。」
「うん。」
「今度はCDチェンジャー付きなんだな。」
「うん。」

「でも、どうせ6枚ともU2。もう入れちゃってんだろ?」
「うん。」
「今は、わざと、オーディオの電源消して聞かせないようにしてるんだろ。」
「うんうん。ピンポン。」
「"Veritgo"から、走行スタートさせたいんだろ?」
「うんうんうん。ツバサー。大好きっ!!」

「はいはい。では、とっとと行きましょうかね。」
「はろはろ。ツバサくーん。ほのかちゃんがご案内よ。出発~!!」


30を超えた二人の男女を乗せた
真新しいアトランティックブルーの四代目レガシィGTが
首都高速湾岸線習志野インターへ向け
再スタートを切った。

プロトタイプ-続・居場所-  

2005年04月19日 | レガシー♪
「よっ」
「よ、じゃありませんよ。
 なんか最近いいらしいじゃないですか。」
「そういうこと言うかな。お姉さんに向かって。
 いやらしいなあ。チミもー。」

「ところで、なんの用です?」
「いや、そろそろ替えてやろうかと思ってさ。
 スバルとイツキのために。」
「単に、ようやく四代目の良さを
 認められるようになっただけでしょ。」
「う。このほのか様に向かって
 いつからそんな口をたたけるようになったかな。
 昴くんたら、昴くん。」

「で、GTでいいんですよね?」
「アウトバックもいいかなあ。」
「僕のを乗り倒すんだから要らないでしょ。」
「はい。ごもっともです。」

「色は?」
「おまかせします。」

「安くできるのがいいんですよね。」
「おまかせします。」

「アトランティックでいいですね。」
「おまかせします。」

「中はどうせ汚すから黒でいいですね。」
「おまかせします。」

「諸費用現金。60回でいいですね。」
「まったく問題ございません。」


「それじゃまず査定してきますから。」



何も話さないでも意思を伝えられる営業マン、昴の背中を見送ってから
ほのかはコーヒーをすすりつつ外の景色を眺めた。


あたし、どうして、スバルから離れられなくなったのかな。
他にも車はいっぱいあるのに・・・。



他の客が誰もいない行きつけのスバル販売店。
平日の午後。

彼女は四代目レガシィの購入契約書にそこでサインした。