庭の名であるモノベセラスガーデンの由来を書いてみます。
今から20年ほども前、ある教育機関による化石採集教室があり小学生の長男と一緒に参加しました。普段は許可が無いと立ち入れない鉱山での化石採集でしたので、もしかしたらアンモナイトの化石でも・・・と期待に胸が膨らみましたが、あまりの炎天下で大変きつかったことを鮮明に記憶しています。成果は小さい珊瑚の化石でした。その化石教室のお土産(参加品)として抽選で、なんとアンモナイトの化石をいただいたのです。二人の嬉しさは言うまでもありません。私自身、展示物を眺めることはあっても本物を手にした事はこの時が初めてでした。そのことがきっかけでアンモナイトの姿やロマンによけいに思いをはせるようになりました。
これがその時のアンモナイト化石です。
潰された状態で化石になっているところがより想像力をかきたてます。
後で知った事ですが、化石標本にはその産地や時代・学名などが記されたものが付いていないとだめだそうです。
これにはしっかりとその情報カードがついていました。
学名は「アナゴードリセラス」。中生代白亜紀というと今から約1億4300万年前~約6500万年前、恐竜の繁栄が継続していた頃です。それを現代の北海道でYABEという方が採取され、私が手にしている。まさにアンモナイトの夢です。アンモナイトには他にオルソセラス、アカンソセラス、ノストセラスなどの学名があるようです。
(私は素人ですのでこれ以上の知識はありません)
さて、やっとたどりつきましたガーデンの名、「モノベセラス」ですが、私の住んでいる地域は物部(モノベ)であることと、アンモナイトの学名に使用される○○セラスをくっつけて命名した次第です。6年前に庭づくりを始めましたが、この名前だけにはかなり満足しています。