こんにちは、桃太です
最近はまっているもの…東映特撮BBonフレッツ
月額525円でコンテンツ見放題なのよ。そのコンテンツの中に、
去年やっていた「仮面ライダー電王ダイジェスト版第1話~第49話まで」
というのがあって、毎日毎日電太と見てました。電王が始まった頃、
我が家にはテレビがなく(いまもないけど)電王を毎週見ることが出来なくて、
ストーリーがよくわかっていなかったのです。
しかし今回ダイジェストで全部みて、なるほどそういう内容だったのか~と改めて感動したのです。
平成ライダーはストーリー展開が子供用番組とは思えないほど入り組んでいて
しかも大人が見ても感動するのだけど、今回の電王にはなかなか考えさせられるものがありました
詳しい内容は全部説明しきれないけど
時間は今生きている人たちが刻んでいくもの。
その時が過ぎても、そのときの出来事、出会った人を覚えている人がいることでつながっていく。
自分の人生は自分だけの思い出ではなくて、かかわりあった全ての人との共通の思い出
その人たちの思い出がそれぞれの胸の中で生きていれば、時間は過ぎても刻まれた時は残る
過去のない未来はない。未来は全て過去からつながっている。
実は9月に父が亡くなりまして、葬儀のときにも同じようなことを思ったのです
父はもう治らない病気だとわかっていて、7月くらいにもうあと数ヶ月だといわれ
その頃から、時間をみては実家に帰り父を見舞っていました
父ももう先は長くないことは承知していたようで
見舞いに行って話すことは、私たち姉妹の小さかった頃の話だとか
私が小学生の頃野球が好きだった父をキャッチボールをしたことだとか
もう過ぎてしまった昔のことなのに、何度も何度も同じ思い出話をしました
父は1日中ベットの上で自分の生きてきた人生を刻んできた人生をもう一度歩いていたのかも知れません
8月中旬にはあと一週間といわれたのにもかかわらず、それから一ヵ月以上も頑張って生きてくれた父
母も私たち娘も充分なくらいに父と一緒に生きた時間を思い出すことが出来たと思いました
そして葬儀の日
地元で銀行員として働いていた父は、私たちが想像していたより多くの知り合いがおり
父の葬儀場所を記す看板を見て「同性同名だからもしやと思ってきてみました」という人もいてくれて
本当に多くの人に見送られて逝く事が出来ました
そのとき思ったのが、父には私の知らない世界があったんだということ
亡くなる前にあんなに多くの思い出を語り合ったのに
弔問に来てくれた私の知らない父の知り合いから、またいろんな思い出話を聞いて
父が生きていた世界の広さを感じ
そしてそれぞれの人の父の思い出の分だけ、父の人生があったのだなと思ったのです
自分はどれだけの思い出を残して逝くことが出来るのかなと、電王を見ながら
葬儀のときの気持ちを思い出してしまい
最終回には号泣して電太に不思議な目で見られてしまいました