もう連続読破です。
ブラックペアン1988 海堂尊
田口&白鳥コンビによるシリーズのスピンオフ小説で、バチスタ等の舞台になった東城大学医学部附属病院の
高階院長が、新来講師と登場します。
もちろん、物語の根幹にかかわってきます。
さらに田口医師のよき右腕である藤原看護士も婦長として登場しています。
この作品は、田口&白鳥コンビが登場しないため、本当にまっとうな医療ミステリとして書かれています。
そういう意味では、いつものような雰囲気を期待する人にはちょっと肩透かしになるかもしれません。
確かに前4作に比べて物語のトーンは低めで、わくわく感は低いのですが、医療ミステリとしての出来は申し分
ありません。
それにしてもすごいペースで本が出ていますね。
2006年2月に「チーム・バチスタの栄光」で『このミス』で大賞を取ったと思ったら1年半の間に5冊です。
勤務医なのに。
しかも、この10月末に新刊『夢見る黄金地球儀』を刊行しました。
これは、今読んでいるところなので感想は後ほど。
とりあえず、バッカスは出てきました。