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氷月神示 他の暗号解読編 346

国之常立神より皆様へ

では、続きですね


はい…
同じ頃、やはり一族の集まりでどこかの屋敷でパーティーがありました…
その時は大人、子供のグループに分かれて広間に立っており、皆で談笑をしていました
私は後からそのグループへ行ったのですが、行く前に少し騒動が持ち上がっていたようです…
女の子達が話していると、近くを1人の若い20才未満の女が、派手な色合いで着飾って通った
それは一族のある実力者の妾で、ふだんから威張っていたので、そう年の違わない10代の子供達からは反感を持たれていた…
1人の女の子が腹を立てて、聞こえよがしに、
「見てよ、まるでけばけばしいニワトリね、」
と仲間に言った
すると、その高慢な女は口をへの字につむってやって来て、
「薄汚れたのろのろブタみたいね、あんた、まるで服が似合ってないわ、
水瓶みたいに (丸く) 肩が張っててよ、あ~あ、不細工、」
と言ったらしい
私は後半の発言を聞きつけつつグループに後ろから近づいて行ったが、確かに言われた女の子は、肩がごつくて両側に丸く張っていたから、自分の欠点を気にしていたらしい
みるみる真っ赤になって泣きそうになった
私は女の子が年上の女から侮辱されて震えているらしいこと、険悪な雰囲気が辺りに漂っていることを察知して、わざとゆっくり歩いて行った
周囲の子供達が凍りつく中、私はその従妹の女の子に後ろから声をかけた
「やあ、○○、君っていつも明るいね
どうやったらそうなれるのか、あのお姉さんにも教えてあげるといいよ、」
とあごを軽くしゃくって、年上の女を指した
すると、女はふん、というような顔をして、向こうへ行ってしまった
女の子はみんなに泣き顔を見られたくなくて、うつむくと走り去った
私は黙って見送った

…私はおとなしい方で、誰かとけんかする性分ではなかった
当時従姉妹達の間では、評判のよい従兄弟2人の内の1人に入っていたらしい
もう1人は、私より1才年上のコーンドラーント(仮名)で、幼い頃から切れ者で英才の誉れ高く、期待されていた
それで、従姉妹達はどちらを好きかとか、話題にしていたらしい
ある時私は従兄弟達と林で遊び、はぐれて1人で小径を歩いていたら、そばの草むらで誰かのすすり泣く声がした
そっと近寄ると、コーンドラーントが寝転んで涙をぬぐっていた
彼は私に気がつくと、ムッとして半分起き上がった
そう言えば、大人達から聞いた話では、しばらく前に彼の母親が妊娠中に、象の関わる事故でなくなったそうで、以来コーンドラーントは元気をなくし、勉強も不振だったそうだった
私は離れて座った
コーンドラーントも、黙ってそっぽを向いた
しばらく沈黙が続いた……
それから、突然コーンドラーントはこう言った
「…死んだら、どうなると思う?」
「え?…」
私は振り向いた…
戸惑い、
「空に行くんじゃないかなあ…」
などと答えると、
「急に死んだら、幸せだと思う?」
とも聞かれた
私は、
「それは、…残された人達が元気なら、その人も、たぶん安心して幸せになるんじゃないかなあ…」
などと答えたかもしれない…
私たちはいくらか言葉を交わし、それから何となく、連れだって帰った

以来、私と彼とは、次第に親しくなった

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