氷月神示 白鹿の17

クニノトコタチノカミより皆様へ

リビア砂漠のあそこにテントがある……あそこで休もう
もしもし……こんにちは
誰かいませんか……お水を下さい
テントの隅に男が一人
膝を抱えて座っている
アラビア風の衣装を着て頭から肩までの頭布をかぶり、憂鬱な顔を上げる……
みな：ちょっとお爺！急に劇の真似事かよ！ト書きみたいなこと言いやがって！
わい：しっ！静かに！……(男に歩み寄る)
アーメッドさんですか………あ、そう
北はどっち？ ヒマラヤは？ あっ、そっちですか、
みな、腹を立てて：何でアラビア人がヒマラヤ山脈の位置を知ってるんや！
まやかしもいいかげんにせいや！
わし、振り返り：あンたらもな、そのようにうそとホントを見抜かんといかんえ、ひらがなとカタカナを見分けるようにな、
わしの話でもな、誰の話でもな、常に真実を追求するんや、心の中でな、
(そこで男を振り返り、)
パウロ、ご苦労
バレンチノの真似事はいかが？
(男、立ち上がりニヤリとして)
パウロ：真似事というほどでも……どうせなら、ムチと馬ぐらい、ほしいですな
わし：気の幻で出せんことはないけど……
みな：お爺！そこで何をごちゃごちゃ勝手に言うとるのや！
そいつを紹介せいや！
わい：前に紹介したるがな、そやけど途中参加の人にわからんやろうから、改めて紹介するわな、
こちら、パウロ
前世、エ○○○・ブ○○○○○
みな：え？
わし：仮名でな、エディ・ブラウンや…
前に言うたるやロウ？
みな、驚いて指差し確認、：…あの、イシヤの導師？！ ミロクの翠さんと気の術で戦ったとかいう？！
わし：そや、よく覚えてたな
砂漠で文字まみれになってたわりには、脳は正常や
…あ、あンたら、今わしと同じ幽体やったな、幽体離脱させて旅をさせてるのやった
…パウロも今、幽体やけド
長い旅やなぁ~(上を向いて思い出すヨウニ)
…あれは去年の暮れやったか、読者のみなさんと (コントで) 宇宙へ出てから戻り、エジプトからインドネシアのジャワ海へみんなで幽体で飛んで、又とって返し、イタリアのベニスからまた日本海へワープ、中央アジアの敦煌などシルクロードを西へ歩いてから同じ砂漠地帯のアフリカのリビア砂漠へーーや、飛んだもんだ、
途中何度もいろんな暗号や予言を解きながらな、

みんな、いらいらして：やっと思い出したワ、早く我らを日本へ返してくれよ、うどん食いたいワ、
わし：そうはいかん
あんたらとの約束や
言うたろう？ 宇宙の彼方にある？「エデンの園特別見学ツアー」に参加する資格を得たあなた達は、先に地球で、アダム=キリストとイブ=ミロクに関する予備知識を沢山入れてから、又エデンの門の前へ行く予定や
前は資格が足りんかったしな、入れへんかったんや、
みんな、へたり込んで：もう、どうでもええさかい、早くここから抜け出したいワ、
わし：それを感じるのが、大事なんや
みんな：へ？