…アダム=キリストの霊は、そうしていろんな霊の役を演じつつ、翠さんに幻の気でできた巫女の服装や剣等を与えることによって、彼女にお前は霊と交流するシャーマン (彼女は巫女ととらえた) の役目と、悪い邪霊(=未成仏霊) 等を退治する役目があるのだ、ということを無言の内に教えて行った
そして、時折刀や花、宝石等の幻を与え、刀は持って構えたり、その後で腰につけるまねをさせ、宝石は飲み込むまねをさせた……
こうすることによって彼女がその幻の品を受け入れ共鳴すると、品物は彼女の幽体の中で元の形のない気のもやに戻り、共に溶け込むのである……
品は、アダムが特別に正しい気の粒子配列の高い波動のもやで作ってあるので、彼女は品を受け入れるたびに、幽体の中の気の歪みが是正されていくのだ…
(翠さんは元々イブ=ミロクなので、芯は整った幽体を持っており、一時的にアダムの特訓でわざと低波動にまみれて苦しみ歪んだが、その術をはずすと、次第に元に戻りつつあった
また、彼女が和宮の伝記を読んだ時に合わせて、彼女の生まれた時から封じられていた丹田をアダムが解放したため、更に幽体の気が天界にいた時の状態に戻っていく契機になった)
アダムはまた、翠さんが生まれる前、須弥山の兜率天にいてミロク青年の姿をしていた彼女に、四天王としてよく会い、お祓いの技術を十分教えておいたが、もちろん、そんな事は翠さんはすっかり忘れている
そこで思い出させるために、まず自分が時折偽のいろいろな邪霊に扮して、彼女が一人の時にやってきて、驚く彼女に祓わせた
怖い顔の霊魂とか、吸血鬼ノスフェラトゥみたいな姿でだ
翠さんはおとなしいが、肝は座っており、オソロシイ霊が来たからと言って騒いだりはしない
少しこわいけど、じっと心眼で見て、相手の様子を観察した
アダムもそこは心得ていて、おそってきたりはしない
ただ、1.5メートル程前で恨めしそうにし、苦しそうに振る舞ったりしたので、翠さんはなんとか祓って天国へ行けるようにしてやらなくては、と思った
(もちろん、乗り移られては困るし、)
そんなこんなで彼女は初め、無手勝流でお祓いを始め、子供の頃、母方の伯母が自宅で開く日曜学校にしばらく通ったことがあったので、キリスト教のお祈りを覚えており、それを念じて手を合わせて祈ったりした
すると、アダムはわざと演技して、幻の清い水たまりに変わって消えたり、昇天したふりをしたので、翠さんは安堵した
そして、少しずつ自信を得た
神仏の霊が時折来て、応援して下さっている、と思えることも励みになった
(実は、両方ともアダムの自演なのだが、)
そして、次第に彼女は導かれ、お祓いの方法も増えて行った…
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