BLCDは実は全く聴かない。
声優さんもアニメも大好きなのだがダイレクトな音声のラブシーンが大の苦手なのであまり聴きたくないのだ。
頑張って作ってくださっているのは分かるのでありがとうございますだけども。
だから3千円出しておまけの文庫を買ったというわけだ。
でも以前私は手に入れそびれた全プレの小冊子を1万5千円で買ったのでそれよりマシだろう。
それくらいしても読みたい物語があるんだ。
やはり手に入れて正解だった。
ようやく真のハッピーエンドを読めた。
私は別にエロが無くても成り立つBLはあると思うし沢山名作も見てきた。
でもこの話にはエロが無ければ成り立たないものがあったのでどうしても読みたかった。
ようは、腑に落ちればそれで良いのだ。
少しネタバレになるが、ここのカップルはエロがなくて悲しそうだったから腑に落ちなかったのだ。本編で。受けが寂しそうに終わってしまったのでこれってラブストーリーとしては終わりじゃないよね?と感じてもやもやした。
このくだりは読んだらわかると思います。
物語におけるオチがつくとは何だろう。腑に落ちれば悲恋でもいいわけだし、もやもやした世界がテーマの話であればもやもやしたままで成り立つんだ。
あとキスだけで落ちが付く話だってあり、必ずしも交わらなくたって良いのである。
しかしこの話は交わるかも知れないところで終わってたからできたら自分の空想でなくちゃんと木原先生の文章で美味しいところを作ってもらっておなかいっぱいになりたかったんだ。BLとはそれをだいたい叶えてくれるジャンルだから気持ちいい部分がある。
ふつうの漫画では突っ込んでくれなくて逆に蛇足かも知れないカップルの蜜月を見せてくれるのがBLのよいとこなんだから。
文学じゃなくBLなんだから。
と勝手に思ってるのです。
特に木原先生の描く蜜月は特上のスイーツだから。
とにかく小冊子は入手できて心が救われた思いである。
もうホッチキスで本編に離れないようにくっつけておきたいです。
CDはいつか勇気を出して聴きます。勿体ないし。