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模型の森

趣味の模型日記

MP4/6撮影

2012-06-24 | フジミマクラーレンMP4/6
完成したところで改めて自然光で撮影した。


最後にこのキットの感想。
このキットはビス留めでもないのに色々なところに穴が開いていて
タミヤの1/12キットをコピーしようとしたのがよくわかる。
穴だけでなくビッグスケールゆえの分割や、タミヤがビス留めの都合で
実車と違う形状にしているところまで、タミヤと同じ形にしていて困る。
しかしただのコピーでなく、中型ウイングやラジエターの縦線など、ところどころ
日本GP仕様になっているのはフジミのF1キットとしては奇跡的な考証力。

コピーとか、考証の間違いとか、パーツ精度の悪さとか、
このキットは突っ込みどころは多いが、それ以上に全く理解できないような
必然性の無い奇怪な設計の部分が衝撃的だった。
まずミシュランタイヤ。
何かの間違いかと思ったが、スケルトン版にもミシュランが入ってたから
フジミはMP4/6にはミシュランタイヤを穿かせるのが相応しいと
本気で思ってたのかもしれない。
次にホイールの取り付け方。
ダボとホゾを何の工夫も無くホイールとブレーキの間に
追加しているせいで、タイヤの位置はかなり外側に。
ホイールの取り付け方なんていくらでも工夫できるだろうに
なんでこんなことをしたのか理解できない。
次にサスアーム。
フロントアッパーアームの取り付け位置が低いせいで車高が上がってる。
それだけでなく、前後ともプッシュロッドのロワアームとの取り付けが
内側寄りなのに、プッシュロッドが短くなっていないことからも
意図的に車高を上げようとしている設計なのがわかる。
さらに実車を完全に無視したリアロワIアームの向きなどは本当に理解不能。
他の部分ではタミヤのコピーを目指しているのがわかるだけに、
こういう実車ともタミヤとも違う変な部分は、なぜそうしたのかわからなくて気味が悪い。

発売直後に作った時はあっという間に完成させたのだが、
今回はその時に不満に思ったたくさんの部分を、出来る限り
ちゃんとやりたかったので、ずいぶんと時間がかかってしまった。
好きなマシンだし資料も豊富にあるし面白かった。
でも、今からでもタミヤかハセガワがこのスケールで
ちゃんとした普通のMP4/6を出してくれないかなと思う。

MP4/6完成

2012-06-19 | フジミマクラーレンMP4/6
ホイールの塗装。

初めにガイアのガンメタルを吹いておき
その上から茶色っぽくした黒を重ねた。
ナットはエナメルのチタンゴールド+ガンメタル。
真ん中のシャフトの先はクリアーオレンジ+ガンメタル。
タイヤを取り付けてグッドイヤーロゴをテンプレートで吹き付け。
ヒロの80年代用のテンプレートを使った。
トレッド面の印字も薄く吹いたがここは薄過ぎたかもしれない。
デカールは、貼る前にフラットベースなめらかとブラックを混ぜて
薄く吹いて少し汚れた感じに。
ホイールのウエイトは、小さく切ったアルミテープを貼って
さらに広いアルミテープを重ねて貼った。

タイヤ、カウル、リアウイング、塗装し直したフロントウイングを取り付け。




オンボードカメラの後ろにはアンテナのようなものが
伸びているので、伸ばしランナーで再現。
右は真鍮線を丸めて赤く塗って、Eマークの下に付く消火器の把手。

車体に取り付け。


バックミラーの内側を黒く塗り、ミラー面には
セメダインのメタリックのテープを貼った。


翼端板にボーテックスジェネレーターを支えるワイヤーを追加。
カステンのメタルリギングをシルバーで塗って張った。




翼端板を取り付けて、ボーテックスジェネレーターを
モノコック側から吊るワイヤーも追加。
これもシルバーで塗ったメタルリギング。
ウインドシールドは、少量のクリアー塗料を
接着剤代わりにしてカウルに取り付け。

これで完成。
完成写真はまた改めて撮影しよう。

MP4/6その36

2012-06-09 | フジミマクラーレンMP4/6
テールランプを作った。
キットのレンズ部分はなぜかモールドが裏側だけでなく
両面凸凹になっていたので、片面を削って平らにした。
タミヤアクリルのクリアーレッドで塗装。
黒い部分は白を混ぜたセミグロスブラック。
バンド状の部分はアルミテープの細切りを黒く塗った。



リアウイングの組み立て。
ひびが入って塗装からやり直していた翼端板だが
またひびが入ったのでまたやり直した。
組み立ては翼端板がしっかり直角になるように組んで
流し込みタイプの接着剤で接着。
フラップのスプリッタの、メインウイングと接する部分は
アルミテープを切り出して白く塗ったもの。



ウインドシールドのふちを裏側から薄く削った。
ペーパーがけとコンパウンドで元通りピカピカに。
下端の黒は裏側から塗るが、塗る範囲がわかりにくいので
実車写真を参考にしながら表側から見て確認。
ビスの頭はキットのモールドそのまま
エナメルのガンメタルで塗った。

MP4/6その35

2012-05-27 | フジミマクラーレンMP4/6
サスの続き。
フロントにもリード線の中の線でパイピングした。
下側のブレーキラインの他にアッパーアームにも
線があるようなので同様に追加。
アンテナは、伸ばしランナーとプラ板で基部を作り、
アッパーアームのブラケット横に接着。
アンテナ自体はギターの弦を使った。

前後のサスアーム類をまとめて塗装。

黒はMr.カラーのブラックにつや消しホワイトを少し足したもの。
金色の部分はスーパーゴールドにガイアの
ガンメタルを足して暗くしたもの。
ボルト類はエナメルのチタンシルバー。
ステアリングのタイロッドは実車の形状ではなく、
ビス留め部分が太くなっているタミヤキットのパーツを
そのままコピーしているらしく、形がおかしかったので
塗装前に一部削って形を修正している。

モノコックに取り付け。

モノコックの穴にピアノ線で差し込むようにしたので瞬間接着剤で接着。
アップライトは、はめ込んで上の穴から伸ばしランナーを
差し込んで、アッパーアームの穴に通す。
差し込んだ伸ばしランナーの上には、エッチングの
ボルトを貼ってチタンゴールドで塗った。


リアも組み立て。
一度蛍光レッドの部品を入れ忘れたのでばらしてやり直した。


ジャッキアップステー。
内側から削り込んで薄く見えるようにした。
棒の部分は伸ばしランナーで作り直した。

オイルクーラーをディテールアップ。

キットの状態では四角く凹んだ中に浅いモールドがあって
変だったので、端だけ残して削りこんで、
はめ込むようにプラ板を貼った。
プラ板にはPカッターで等間隔にスジを彫った。
配管にはギターの3弦を使い、ナット状の部分は
ハンダをペンチで軽く挟んで六角形にしたものを
輪切りにして穴を開けて弦を通した。


ジャッキアップステーは少し白を混ぜたブラックで塗装。
オイルクーラーは8番シルバーとSM06クロームシルバーで塗った。
銀色の配管は0.8mmのハンダをポリカボ用シルバーで塗ったもの。
ジョイント部のメタリックブルーや、ボルト類の
チタンゴールド等細部はエナメルで。
オイルクーラーの下から斜めに生える
アンダーパネルを吊る棒は金属線で再現。
ジャッキアップステー上には、黒と透明のホースを再現。
黒いほうはバイクモデルによくあるビニールチューブ。
透明のほうは手芸用の透明ゴムひも。

アンダーパネルに取り付けた。

セミグロスブラックで塗装したインダクションポッドも取り付け。
インダクションポッドは実際は上下で微妙に色が違うが、
カウル開けないので全部真っ黒に。

MP4/6その34

2012-05-03 | フジミマクラーレンMP4/6
久しぶりにMP4/6の続き。
リアサスに続いてフロントのアップライトを加工した。
ブレーキディスクを留めるピンになる部品B6を
太い部分だけ残して切り取り、真ん中に穴を開けアップライトに取り付けた。
ブレーキディスクはそのまま位置を合わせてアップライトに接着。
要はディスクからアップライトまで穴を貫通させたかった。
ホイールはリアと同様に、取り付け部の余計な出っぱりを
リューターで削り落とし、穴に合わせた径のプラ棒を真ん中に接着。

続いてフロントブレーキダクト。
キットの状態では後ろ側の開口部が無いので、
実車写真を参考にして、後ろの開口部の位置で切断。
後ろの切断面は開口部に見せるよう彫り込んで、
前側は後ろに向かって厚みを減らすように削ってから前後を再び繋いだ。
写真右が加工後。



前の開口部もふちを薄く削って、内側を仕切る板をプラバンで再現した。
透明プラバンだから見づらいけど。



アップライト上の省略されていた部分を追加した。

アッパーアームと繋がるピンは切り落とし、ピンバイスで穴を開け
あとからピンを差し込めるようにした。
タイロッドを付けるピンは残し、あと二つ伸ばしランナーで
柱を作り、プラ板で作った上面の平らな部分を接着。
プラ板にも、アッパーアームに刺すピンの穴を開けておく。
白いプラバンはダクトの位置決め用。


ダクトの継ぎ目を確認するつもりでサフを吹いたら
意外と継ぎ目や傷も無かったのでそのまま塗装開始。

メタルブラックに少しグレーを混ぜてカーボン風の色。



アップライトも塗装。
ここは少しだけ明るくしたブラック。



ブレーキディスクはタミヤエナメルのメタリックグレー。
真ん中の部分はクレオスのスーパーチタンに軽くスミ入れ。



キャリパーはエナメルのチタンゴールドで塗装。
デカールを貼ってから、保護のために半ツヤのクリアーを吹いた。