モジリア

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おじさんが読む「赤毛のアン」

無財の七施しから捨身施 言辞施

2012年12月30日 | 自らを律する

12・12・30

―捨身施 言辞施―

普段はハガキや手紙をマメに書く方ですが、

年賀状は切羽詰まらないとなかなか書きません。

昨日から重い腰を上げて、書き始め、

ほぼ書き終わったところです。

 

年賀状には自筆で一言書き添えます。

 

宛名を見ながらその人をイメージして、

その人に対してのメッセージを書きます。

 

年賀状ですから、当然前向きなことを話題にします。

 

受け取った人が、ニャッと笑うか、相変わらずだなァと思われるか、

ほんの数秒でしょうが、和やかな感情に係わります。

 

20年以上前、

施設のお年寄りに毎月ハガキを差し上げる活動をしていました。

 

施設の職員の話によると、

認知症のお年寄りもハガキを手渡すと一瞬ニコッと笑うそうです。

 

ハガキを書く事で興味が広がり、新たな世界が広がりました。

 

ハガキを受け取ったお年寄りの歓びが波動となって、

ハガキを差し上げる吾々を浄化し、

新たな世界へと誘ってくれるのでは…、

 

兎に角目に見えない何かに動かされて

興味だとか趣味の世界を広げて、

断っても断り切れない程の頂き物を

頂いたような印象があります。

 

その頃です、

無財の七施を人の歓びに係わる行為、と言い換えて

無財の七施の神髄が分かった。

 

人の歓びに係わると、自分も歓びをもたらされる。

人の幸せに係わると自分も幸せになる、そう云う仕組みが

この世の中にはあるのです。

 

私は間もなく七五才です。

そろそろ義理だとか義務の世界から解放された年代です。

 

年賀状は年に一度のことですが、

思うという係わり方もあります。

 

思えば思った相手が私の歓びに係わってくれます。

年賀状を書いて、発見したことです。

 

無財の七施に捨身施があります。

平たく言うと億劫にしないで動きなさい、と云うこと。