こないだの演奏会では、ピアノ以外に歌やヴァイオリンなどの演奏がありました。
歌ではシューマンの「詩人の恋」、ピアノでは偶然にもシューマンの「クライスレリアーナ」が2曲演奏されていました。そしてシューマンの歌曲「献呈」のピアノアレンジが演奏され、シューマンよりどりみどり、その魅力を改めて感じ入る事が出来ました。
やっぱりシューマンの音楽は文学的な香りがします。特に「詩人の恋」は初めて聴きましたが、物語の中に入りこんだような錯覚に陥ります。「献呈」は厳かで高貴な曲、大好きなこの歌曲がピアノアレンジされていることに驚き、編曲する人、演奏する人がいて同じように魅力を感じる人がたくさんいるんだとうれしくなりました。
「クライスレリアーナ」を含むシューマンのピアノ曲は、しばしば出てくる転調の前触れの音楽の流れがとても美しい🎵そして時折現れる独特のエスプリ感漂うリズム、これらはシューマンしか表現出来ない音楽です。これからシューマンソナタをさらう身としては魅力を存分に感じ、いいスタートをきれそうです。
余談ですが、「詩人の恋」を歌っていた人が最後歌い終わった後ずっと動きませんでした。続きがあるのかみんな様子を伺う中、伴奏者が遠慮しながら立ち上がりやっとお辞儀をしていました。周りの人達は笑っていましたが、私は、それだけ曲に没頭し曲の世界に浸った姿がとても微笑ましかったです。
次に印象に残った曲はシューベルトのピアノ連弾「幻想曲」です。これは私が普段聴き馴染んでいるシューベルトの曲じゃない...かなり衝撃を受けました。シューベルトの亡くなる前に作られた、数ある連弾の中で最も有名な曲、その音楽は悲壮感で埋め尽くされ、時折激しい感情が沸き上がる...、私が今まで弾いた清らかで歌心あふれるシューベルトの曲とは全く別物でした。
数々の失恋や貧乏を経験しながらも周りに支えられ自分のサロンで仲間と音楽を共有しあったシューベルト、そのあまりにも早すぎる死、病床の中で彼は何を思ったのか、とても考えさせられる曲でした。
シューマンも早死にした一人、周りの反対を押しきって最愛の恋人と結ばれながらも精神を病んで自ら命を絶った、その闇はなんだったんだろうと時々考えることがあります。
きっと曲を聴いたり弾いていく内に、彼らの音楽から想いや考えを汲み取れる事があるかもしれない、彼らの曲が大好きで共感出来る箇所がたくさんあるから、そんな想いで新しい曲をさらっていきます。
歌ではシューマンの「詩人の恋」、ピアノでは偶然にもシューマンの「クライスレリアーナ」が2曲演奏されていました。そしてシューマンの歌曲「献呈」のピアノアレンジが演奏され、シューマンよりどりみどり、その魅力を改めて感じ入る事が出来ました。
やっぱりシューマンの音楽は文学的な香りがします。特に「詩人の恋」は初めて聴きましたが、物語の中に入りこんだような錯覚に陥ります。「献呈」は厳かで高貴な曲、大好きなこの歌曲がピアノアレンジされていることに驚き、編曲する人、演奏する人がいて同じように魅力を感じる人がたくさんいるんだとうれしくなりました。
「クライスレリアーナ」を含むシューマンのピアノ曲は、しばしば出てくる転調の前触れの音楽の流れがとても美しい🎵そして時折現れる独特のエスプリ感漂うリズム、これらはシューマンしか表現出来ない音楽です。これからシューマンソナタをさらう身としては魅力を存分に感じ、いいスタートをきれそうです。
余談ですが、「詩人の恋」を歌っていた人が最後歌い終わった後ずっと動きませんでした。続きがあるのかみんな様子を伺う中、伴奏者が遠慮しながら立ち上がりやっとお辞儀をしていました。周りの人達は笑っていましたが、私は、それだけ曲に没頭し曲の世界に浸った姿がとても微笑ましかったです。
次に印象に残った曲はシューベルトのピアノ連弾「幻想曲」です。これは私が普段聴き馴染んでいるシューベルトの曲じゃない...かなり衝撃を受けました。シューベルトの亡くなる前に作られた、数ある連弾の中で最も有名な曲、その音楽は悲壮感で埋め尽くされ、時折激しい感情が沸き上がる...、私が今まで弾いた清らかで歌心あふれるシューベルトの曲とは全く別物でした。
数々の失恋や貧乏を経験しながらも周りに支えられ自分のサロンで仲間と音楽を共有しあったシューベルト、そのあまりにも早すぎる死、病床の中で彼は何を思ったのか、とても考えさせられる曲でした。
シューマンも早死にした一人、周りの反対を押しきって最愛の恋人と結ばれながらも精神を病んで自ら命を絶った、その闇はなんだったんだろうと時々考えることがあります。
きっと曲を聴いたり弾いていく内に、彼らの音楽から想いや考えを汲み取れる事があるかもしれない、彼らの曲が大好きで共感出来る箇所がたくさんあるから、そんな想いで新しい曲をさらっていきます。