VISCONTEA HANGING LAMP & GEORGES ROBERT DINING CHAIRS
・Viscontea Hanging Lamp by Achille and Piero Castiglioni for Flos 1963
先日、Newサイトの方でもご紹介させていただきました「COCOONのヴィスコンテアペンダントランプ」です。こちらは1963年に製作されたオリジナルの作品です。
イタリア・ミラノ生まれの兄弟デザイナー「アキッレ・カスティリオーニ」&「 ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ」によってデザインされた秀逸な作品です。兄弟は共にミラノ工科大学建築学科を卒業、以来数多くの斬新な作品を生み出しました。
さて、彼らがフロス社のために製作した写真のヴィスコンティアペンダントランプは、結晶質の少ない樹脂を丹念にスプレーを吹き付けることで形を形成、コーティングを繰り返しながら強度を高めていくというコクーン技術が採用されています。完全に手作業で作られたもののみ、この美しい質感が生まれます。
経年による風合いが陰影を生み、趣を感じさせます。
・Georges Robert Dining Chairs in Oak and Rush France 1950s
・Oak monestry table Belgium 1930s
1930年代にベルギーの修道院で実際に使用されていた魅力溢れるテーブルと、籐で編まれたフランス製のダイニングチェアを組み合わせてみました。
(ダイニングチェアについて)
1950年代、フランス人デザイナー「ジョルジュ・ロベール/Georges Robert 」がデザインを手がけた作品です。脚先が太くなるフレアレッグ(チャールズ・ドュドイ風)が特徴的、しっかり強度もあり70年経つ椅子とは思えないつくりです。当時の確かな職人技術がうかがえます。
それぞれ違う場所で生まれ、そして長年使われていたものを集結させると場の空気感に味わい深さが広がります。